言葉で説明するのではなく、画面上に映すことで表現するのが良い。弁護士がウィダーインゼリーを飲むことで忙しい=有能な人物であることを示したり、聞こえてくる曲の名前を言い当てることで父親の教養を示したり、>>続きを読む
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リチャード・ギアの『真実の行方』を彷彿とさせるが、本作は真実などあるのかを問うてくる映画だった。
三隅が本当は何を考え、何をやったのかを考察する声をたくさん聞いたけれど、寧ろ三隅がどのような解釈をも盛>>続きを読む
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血のつながりにこだわってきた細田守が、血のつながらない関係を描いた、珍しい映画。言うなれば疑似家族ものであり、血がつながらなくても父になれることが描かれるが、最終的に熊徹が身体に取り込まれ、比喩ではな>>続きを読む
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中盤のタイムループを気づかせるためのプレゼンシーンが面白かった。終盤から、中年男性の人生の話になってくるのも面白い。
同じような動きに見えて同じものはない、という木漏れ日的な生き方を切り取った映画。終盤のおじさん2人の陰踏みから、「変わらないなんてことはない」「あるはずがない」といった主人公の心情の吐露がグッとくる。>>続きを読む
途中で登場人物が追いきれなくなってしまったけれど、隊員達のカッコ良さは伝わった。
死の運命から逃れる、という設定の時点ですでに良作だが、死に至る伏線を丁寧に描くなど、細かいところまで仕上がっている作品だと思う。死の予兆を描くという点は芥川龍之介の「歯車」を思わせるが、そもそも超感覚>>続きを読む
やはり、モンスター映画として良作。冒頭のキングコング襲撃や中盤のカラフルな煙の画もオシャレ。
戦争が終わった後の時代に設定したことによって、「家に帰ること」が主題として浮かび上がっている。特に、島に取>>続きを読む
設定的に否応なくそうなるのだけど、言葉によって説明過多になることなく、画で見せていたのが良かった。
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人生で初めて購入したDVDです。
何回観ても、しょうもない映画だという感想が出てきます。
序盤、何故か人が不用意にサーベルタイガーの檻に入っていく、単調な犠牲者ラッシュ。
その後、サーベルタイガー>>続きを読む
鮫がビーチに進出して人に近づいていく映画かと思いきや、実はフェスの開催によって人の方が水辺の鮫に近づいていく映画だった。役に目が眩んだ町長の息子が、人をビーチに集めて犠牲者を出すという、しょうもない物>>続きを読む
大都会ではなく地方都市を舞台にしているところが面白い。展開も驚きがあったり、はらはらドキドキがあったり、B級と呼ぶにはよく出来た作品。クモの造形が気持ち悪いだけで、もう少し可愛いモンスターだったら(可>>続きを読む