Tsunenoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Tsuneno

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県庁の星(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※過去記事です。

踊る大捜査線3には裏切られたけれども、未だに織田裕二には青島君の影を見てしまう。この作品だって、織田裕二が主役じゃなきゃ手には取らなかっただろうと思うし、それは実際に映画館へ足を運
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッドのシリーズモノにはありがちな展開だけれども、売れた2作目は監督も役者も悪ノリをはじめ、「どこまでふざけていいか」を測り間違え、やりすぎちゃっている。
 
どこまで制作側が意図したのかわからな
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僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いやあ、気になってたんですよ。ずっと前から。あるじゃないですか、「映画館に行くほどではないけど、レンタルならば」というクラスの作品。まさにこれがそう。いくらなんでも、単に「サイボーグの役をやる綾瀬はる>>続きを読む

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

歴史物だとか時代劇だとかいうものは、昔っから結構苦手なジャンルだ。学業でも常に足を引っ張る科目だったし、大河ドラマだって幾度となく挑戦したが、未だに全話観賞し切った試しがない。歴史好きに「騙されたと思>>続きを読む

SP 野望篇(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※過去記事です。


「踊る大捜査線」「相棒」と、警察モノが大流行ですね。これらには面白い共通点があります。それは、(1)主人公たちがアウトローであることと、(2)キャリア組が悪者であること。

たま
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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を作ることのむずかしさは、前掲の『ノルウェイの森』を作ることのむずかしさによく似ている。ともに映像だとはいえ、実写とアニメでは土台が違うし、相手は人々がまだイマジネーションで映像の拙さを補完し>>続きを読む

白夜行(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

※過去記事です。

東野圭吾は結構読む作家なのだけど、なぜかこの作品は未読だった。今回、堀北真希主演で映画化されるってことだったので、いっそのこと未読のまま鑑賞しようと思っていた。
東野圭吾作品の愉し
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

※過去記事です


昔、まだ会社員だった頃、協力会社の人から言われた事がある。
「●●君は仕事上手くこなしているけど、まだまだ本気出してない感じがする」
文脈的には恐らく褒め言葉だったのだけど、自分に
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

シリーズものの安心感。
殺伐としているが、それでいて牧歌的だった昭和の匂いが漂う。たぶんそれは意図的に狙ったものなのだろうけど、ひょっとするとそれは、ススキノにはまだ残っているのかもしれない。

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

4.0

大泉洋と松田龍平。コミカルに仕上げているくせにハードボイルド。
ハードボイルドってのは結局、人間味を引き立てるための舞台設定なんだよな。
コミカルもハードボイルドも両方こなせる俳優って結構稀で、そうい
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

世界は次第に飽和しつつある。
その裏の側面を垣間見た。


持っていかれそうになる。
この映画はまずい。

GANTZ(2010年製作の映画)

3.0

平日第一回放映を観に行ったのだけど、チケット売り場のお姉さんにいつもの通り「真ん中の真ん中あたり」と告げると、なぜかいつもよりずいぶん後ろの方を勧められた。
眼鏡を持ってきていなかったので「もうちょっ
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SP 革命篇(2011年製作の映画)

1.5

物語を物語として成立させる条件について持論がある。こんなのだ。

・物語を通じ、主人公がなにかしらの成長をする。もしくは何かを成し遂げる。
・結末には(たとえ限定的ではあっても)幾許かの救いがある。
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.0

33歳病というものがある。
大して失敗もせず、そして大して成功もしていない男性ならば、つまり普通の男性ならば大抵がこの年齢期に妙に人生に疲れていた記憶があるんじゃないかな?
既に人生の大きな選択は済ん
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GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

3.0

公開直前にテレビ放映した"ANOTHER GANTZ"を、奥さんの誤爆でハードディスクレコーダから消去され、どうしたものかと迷っていたんだけど、まあどうせ「前回のおさらい」だろうということであまり気に>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.0

3D映画ってのには結構猜疑的なくせに、3D上映しているとついつい待ってまで観てしまいます。今回も劇場に到着した直前に字幕/3Dが上映開始してしまっていたので、近くの喫茶店で2時間超待ちぼうけ。お陰で仕>>続きを読む

プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

3.0

春先、この映画の予告編を見た時には、堤真一・綾瀬はるかのキャストに「もう、公開初日に見ちゃうぞ!」ってくらい期待していたんだけど、その熱もSP革命編の残念な幕引きとともにトーンダウンし、結局は早めの昼>>続きを読む

アンダルシア 女神の報復(2011年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

この年の春、木曜日の午後10時はテレビに釘付けになっていた。そう、外交官黒田耕作を見るためだ。いつまでたっても犯行の全貌どころか事件の全貌すらもわからない苛立ちは、我が家に重度の依存をもたらした。そし>>続きを読む

さや侍(2011年製作の映画)

4.0

この年の映画作品は、期待すればする程落胆が大きいという、大変困った特徴を持っている。脚本が駄目なのか、余程広告が優れているのか、どちらとも言いがたいが、たぶんその双方なのだろう。これって不景気と結構関>>続きを読む

カーズ2(2011年製作の映画)

4.5

本作はカーズの続編となる作品(まあ、題名見りゃわかるけど)。前作は息子と2人で観たわけだけれども、ようやく娘も2時間映画を観られるまでに成長した。家族4人で映画が観られるというのも、それなりの感慨があ>>続きを読む

ライフ いのちをつなぐ物語(2011年製作の映画)

3.0

その昔、NHK教育で日曜日にやっていた「野生の王国」とか、こういうネイチャードキュメンタリー番組が昔から好きでして、一時期はディスカバリーチャンネル見たさにケーブルテレビの導入も検討したものです。その>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

4.5

「モテキ」は原作も見た事なければテレビドラマも見た事ない。でも久保ミツロウの作品だから、かなりエロいんだろうなあと思って観たのです。その、いわゆるスポーン!としたエロさじゃなくて、男の子の頭の中に渦巻>>続きを読む

とある飛空士への追憶(2011年製作の映画)

3.0

おじさん1人でアニメ映画ってのもねーとか、原作がラノベだもんなーとか思いながら、制作が「サマーウォーズ」のマッドハウスで、主役の声優もサマーウォーズと同じ神木隆之介くんだったので、ついつい足を運んでし>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.5

先週末に映画を観たばっかりなのに、何で映画を観に行ってしまったかと聞かれれば、今日が1日だからです。1,000円で観られるから。先週公開したばかりの本作はとっても混雑していて、久しぶりに満員のスクリー>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ルーブ・ゴールドバーグ・マシンって知ってますか?まあ、Wikipediaとかを見ればわかると思いますが、要は「ピタゴラ装置」ですよ。
ま、大仕掛けの割に、大したことやってない装置のことです。
ミッショ
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バトルシップ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何度も言ってますが僕ね、こういう映画大好きなんです。
あんまり深く考えずにドンパチするってか、試写会に集まったアメリカ人がスタンディングオベーションして、みんなで「星条旗よ永遠に」を合唱しちゃうような
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

阿部寛が好き。
この映画は、事前の宣伝をテレビで見ている限り、なんとなく「やっちまった感」も漂っていたんだけど、まあもう設定と配役が面白いので観に行くことにした次第。
ここ数年の阿部寛は、なんだかちょ
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宇宙兄弟(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

毎週楽しみにしている週刊誌はモーニングという典型的な漫画好き中年で、当然この宇宙兄弟も読んでおります。
いやー、ムッタがいいんだ。このよれっぷり。この僻みっぷり。そりゃあそうだよね、仲の良い弟が宇宙飛
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ROAD TO NINJA(ロード・トゥ・ニンジャ) NARUTO THE MOVIE(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ナルトは息子とともに収集をはじめ、もう家には全巻が揃っている。とても難しい話なので、真面目に読んでいない僕は、息子の話題にもついていけないし、劇場版とかやられると大混乱してしまうってのが実際のところ。>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

映画を観に行く際には、ほとんど予備知識を持たないように心掛けている。なにかの拍子にネタバレを見てしまう事もあるし、作品の善し悪しは自分でジャッジしたいからというのが理由。
 
ミス1。
 
リドリー・
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を鑑賞する前に、ひとつだけ決めていた事がある。
それは、評価は満点かゼロにするという事。理由は3つある。
 
1つ目。
僕がこのブログでも他の場所でも公言してはばからない事の1つに、「仕事の全
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ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

マッド・デイモンきらいなんです。生理的に。
なんつーの?野球部っぽい顏つき?田舎のチンピラ?もう理屈じゃないんだよな。
オーシャンズシリーズでは良い活躍していたし、別になんも彼に非があるなんて思ってな
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

公開初日のレイトショー、観劇直後。
満員のはずだった場内が凄くシーンとしていたのが印象的だった。
 
公開直後は「また最終話が学芸会なのか?」と不安しかなかったが、例によって製作が延び延びになったこと
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ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

遅蒔きなONE PIECEの読者です。みんなが騒ぎはじめてからも暫くの間ONE PIECEは放置。小学校高学年になった息子が漫画を買い揃えたいと言いはじめ、しぶしぶと読み始めたのがつい一昨年くらいの事>>続きを読む

図書館戦争(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作は有川浩のベストセラー小説。
話題になっているのは知っていたが、なぜか手に取らなかった作品の1つであります。嫌な予感がしたとかそういう事ではなく、気にはなっていたのに、ついぞ手にする事がなかった。
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舟を編む(2013年製作の映画)

5.0

仕事というのは、生きて行くための手段だ。
でも別の観点から見れば、生きて行く事そのものでもある。
仕事に限った事ではなく、生きて行く事というのは、刺激的でカラフルな事ばかりではない。一見、他人から見れ
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