おもしろ人間大集合みたいな感じ。
非常に良かった。
多分小学生の時に見て以来。
星条旗は、冒頭の大学やプロレス会場とかにも出てくる。(プロレス会場の受付がオクタビア・スペンサーだったのにびっくりしたけど、ここからゼロ年代のハリウッドの雇用状況が浮かび上>>続きを読む
再鑑賞
視線の演出は勿論、映画としての演出は今作が一番見応えがあった。
ただ、トランス女性を巡る表象については、時代の限界を感じる。
レプリゼントしたこと自体の意義と、激しく傷つき、連帯する人を失うと>>続きを読む
再鑑賞
改めて映像も物語も素晴らしい。
どうやって手をつけようかまだ悩むけれど、ファスビンダーは間違いなく面白い。
モノクロ撮影の強度が半端じゃない。
『サンセット大通り』×探偵モノを織り交ぜ>>続きを読む
「狂った機械」こと無人オートバイで爆走するクライマックスがやっぱり最高。機関車が間近に迫るところは、キートンと同じように叫んじゃった。
序盤の尾行シーンで、泥棒とキートンの動きが完全にシンクロするのが>>続きを読む
一回目でも凄い映画だと思ったけど、二回目見たら、発見があまりにも多くて退屈しなかった。
本当に素晴らしいと思う。
日常の細かな所作の反復と差異が、パターソンにとっては愛おしくて堪らない>>続きを読む
再鑑賞。
いけすかない親戚の連中が、ペタンクに興じるのがめっちゃ面白い。
一回目よりは楽しめたけど、やっぱりノレない要素の方が多いな。
正直言って、この作り手は、人文学も創作も政治的活動も、ナメてね?>>続きを読む
撮影格好良すぎ!
序盤の雷鳴と、結婚式の場面の鐘の音が不気味。
最悪な展開が上乗せされていく恐怖も最高だった。
レコードがループしたり、ラジオの音声がノイズで途切れ途切れになったり、音で遊ぶ演出が面白い。1940年にして、フリッツ・ラングは、ヒップホップ的感性あったんじゃないか?
照明や音がループし、愚昧な主人>>続きを読む
救いがない。
斧の場面よりも、錯乱した人間の表情の怖さを撮る点にキューブリックは最も影響を受けたんじゃないかな。
絶望と恐怖に満ちた顔を、ゆっくり笑顔に「する」場面の気味悪さ。顔映画だ。
戦争とドキュメントの関係を一番考えてしまった。
使用言語の違いによるコミュニケーション不全とか、のっぺりした空気が不気味に笑えてきて、面白いと言っていいのか何なのか。
『アワー・ミュージック』と合わせ>>続きを読む
こういう映画だけ見ていたい。
状況が極限すぎて、当事者達があまりにも真剣に無茶なことをやり始め、それを側から見ているとハラハラしながらも笑えてくるという、スリラーとギャグの混ざり具合が最高。
アボカド>>続きを読む
理論や専門用語よりも「自分の」言葉で感想を綴れという主張自体には大して納得できないけど、それを唱えるチャーリーの愚直さが、オルタナティブを見つけられず何も信じることのないエリー(『エブエブ』のジョイに>>続きを読む
『皆殺しの天使』みたいな展開を想像していたので、共同体の崩壊はそれほど感じられなかった。
本作の元になった『ホワイティ』は、ファスビンダーなりの西部劇らしいので、是非見たい。
ウォーめっちゃおもろいやんけ!って最初の40分は大興奮。
建物の4階に行くと別世界にたどり着くというファンタジーが最高!
『デスプルーフ』の遥か前にフィルムの消失を映像化している。
途中から話が追えな>>続きを読む
この人達のことをカメラで撮りドキュメンタリーにするという自らの立場から一歩も逃げていない作り手による作品。
「衝撃」という言葉は、結局自分の無知を見えなくするからあまり使わないようにしよう。
ちょっと前半ふらっとしてしまったので要再見。
2人が画面に映って、1人だけ取り残される構図が多いから、ラストの3人が新鮮に映る。タイトルもそこで出るし。
一対一カップルという関係性からの脱却に見えたか>>続きを読む
シャマラン支持します!
色々変な所やダメな所もあるとは思うけど、『オールド』と同じく、複数の事態を、複数の要素(照明、カメラワーク、俳優の動線、音楽)で描くことで、密室の緊張感を加速度的に盛り上げるの>>続きを読む
先行上映で見た。
「若者が共に過ごせば(異性間の)恋愛が生じることは必然であり、皆それを経て大人になる」みたいな表現や主張に触れる度、なんか違うなと思っていた身としては、こういう作品に出会えて本当に嬉>>続きを読む
150分間こんなに楽しませてくれる映画をスクリーンで見たのは久しぶり。
映画を読む前に、映画に呑まれる。
普通の場面は普通以上のクオリティで保ちつつ、重要な場面は映画の中にある全要素が力漲ってるので、>>続きを読む
リズミカル!就活やめて放浪の旅に出るか。
ミステリーボックスとしてのバイオリンケースというモチーフは、エイブラムスにも引き継がれてる?
久しぶりに見た。こんなにヤバい映画だったのかという驚きに尽きる。
スピルバーグにとって、映画(映像と音)とは、小手先の「愛」の対象などで全くなく、畏怖の対象であり、「見たくないのに見てしまう」ものであ>>続きを読む
今の所グァダニーノの中で一番好き。
冒頭の「スリープオーバー」から、サリーの屋敷までは、キレッキレのアメリカ郊外ホラーで大好物。
ティモシー・シャラメの、やさぐれと弱さを同時に見せる演技も過去一ハマっ>>続きを読む
アルジェント版のエッセンスを引き継ぎ、独自の解釈を加えれば良いだけのはずのリメイク企画において、1970年代後半の西ドイツの世相までも完璧に再現したくなっちゃうグァダニーノは、欲張りな映画オタクって感>>続きを読む
映画館で見れて本当に良かった。
聞きたくない声に耳を塞ぎ、相手に言葉を投げかけることを辞め、動作や行為に意味を読み取ることもできない。決してセリフが少ない映画ではないけれど、全編に渡って「話が通じ合わ>>続きを読む
スケボー、花火、酔いに任せたダンスとか、記号的に見える要素ばかりなのに、一体何なのだろう、この作品独特の温度は。
「退屈を集めた」十函という街ゆえなのか。登場人物たちの、全く格好つけてないのに面白い台>>続きを読む
『愛は死より冷たい』に似てる車窓だなと思ったら、フィルムの流用なのか。
話は、本当に訳がわからなかった。
アンチテアター期のファスビンダーと、ストローブ。
シューカツ映画。
今の時期見て良かったのか、悪かったのか。
着物と背広(流石にリクルートスーツではない)の対比が面白かった、
こういうタイトル、こういう動き、こういう画面、こういう関係性、こういう生き方があるのがとても良い。
男二人を交わしてからの展開。
料理作り始める人、パルプ・フィクションのファビアン!
無数の選択肢から一つのショットを繋いでいく映画の原理そのものは、マルチバースと相性がいいと思う。
即物的な器官が丸ごと出てしまう笑いだから、下ネタでも性的な視線の気持ち悪さを感じない。腰につけてるポー>>続きを読む
ゲーテ・インスティテュートの試写会。
トークイベントでも話されていた通り、よく考えれば当たり前だけどメルケル首相に至るまでには、数々の先人たちの努力があったはずで、それをしっかり記録として残したことに>>続きを読む
森田芳光流"バカンス"映画。
バブルの時代には金が有り余ってたことをありありと映すけど、劇中の小道具やファッションを彩るために予算を使ってるのは流石。
あと2/3ぐらいがクレーンショット。
80年代当>>続きを読む