例え人間性が排除されつつある世界でも、それを見失わずシステムに抗い続けることこそが正義。劇場で見るべき音響のOP。
水の惑星のヒーローの弱点が水ってのはスーパーマンのそれを継承してるのかな?いくら頭良いからってイライジャウロウロしすぎ警備緩すぎ。アニヤ・テイラー=ジョイの表情仕草スタイル全部がめちゃくちゃセクシー。
無垢で我儘。意に反して世間で一人歩きを始めた作品や自分自身のイメージ像とどう向き合っていくのか、が、作家としての本当の責任であり真価だと思う。歳をとっても愛せる人間に。
元々ストーリーの骨格が弱いオリジナルを、美意識先行のスタイルだけ模倣してリメイクした愚作。恐怖演出のセンスのなさ、ムダ肉だらけの冗長上映時間、なにより色彩設計と会話内に全く品性が感じられず汚い。
親友の夢と自分の居場所が同じとは限らない。ちょっぴり切なくなるラストだけにヴァネロペの「退屈な毎日は嫌」という理由以外で本当にやりたいことを語ってほしかった。パーカー姿のお姫様可愛い。
「金ばかり追い求めるとロクな目に遭わない。なにより大事なのは誇りだ」と言いながら他人の金奪って、それを取り返しに来た持ち主たち全員殺してるセガールさん。言ってることと矛盾してる気が…。
とても叶えられないような夢や希望を、圧倒的不利な状況下でも決して諦めず、笑顔で明るく振る舞う、仲間と協力し合って前を向くその姿。これって正真正銘アイドルの輝きそのものじゃないか。めっちゃ泣いた。
事情があれば人を傷付けていいわけではないけれど、その後悔が他の誰かの痛みに気付いてあげられることってあると思う。居場所がなくて絶望的になったとしてもそこから救われる優しさは、必ず君の側に。
「痛みをスルーするのが大人。自分の痛みも他人の痛みも全部まるごと受け止めてしまうのが子ども」これ名ゼリフだと思う。優菜の過去含めて泣いた。盗みのエピソードなければもっと良い映画になった。
誰にも相手にされない、男としてどころか人間としてすら見てもらえない苦しさ、疎外感やるせない。ちゃんと靴下を脱いで壁登る設定良い。パンチラは見たくても絶対見ない人にしたら好感度上がったはず。
自分の妻も大切にできない時点でクズ男。この内容ならもっとガンガンいってもいいと思う。極限まで設定を削ぎ落としているのに最後まで魅せる演出力と、鮮烈な映像美。タトゥーの入れ方もカッコいい。
イメージビデオに出演させる手口・話術が巧妙で実際の裏側を見た感じ。ゆっくり振り向くホラー演出は全く怖くない。それよりも、握手会に行ったことのある人間には全然笑えないラスト。ものすごく、不快。
暗闇で誤魔化したりせず色調が統一された画面内でゴア描写を見せるのは良い。でもなんで廃病院なのにそこら辺に人を殺傷する凶器が転がっているのか?事あるごとに単独行動とるキャラクター達も頭悪い。
犯人は何がしたかったの?1人だけ生かしておいて探させる理由とか2つのルールが全く意味不明だしそれを破った人間が先に殺されるわけでもなく、中継を平然と観てる観客を映してるのも気持ち悪い。
先読みできない展開にグイグイ引き込まれる。ただ独房に入る為に服役囚殺したり法が間違ってるからといってそれを遵守してる社会人も葬るのはちょっとおかしい。子どものいる家庭にDVD送るのなんか完全に狂ってる>>続きを読む
女の子のアイライン濃いめのメイクも、シンと降り積もった雪景色の雰囲気も好み。ただ恐ろしく静かに展開し話が分かりにくい。悪魔らしき存在の影がちらつくところ、なんだか「ドニー・ダーコ」を思い出す。
好き。新米警官が献身的で実直。言われたこと指示されたこと的確にこなしてて好感度高い。怪奇現象ですぐパニックにならないのも常日頃からの行動に沿う事で冷静さを保とうとしてるようで逆にリアル。
パニックアクションの最中にトイレ休憩(それも男女両方)を挟む映画って、生まれて初めて観たかも…。車のホイール投げつけたり、天窓割って嵐の中に人を放り出したり、気象学者の考える殺害方法が結構グロい。
鞠莉の個人的な理由で呼ばれてない他国で歌い出すのはなんか違う。理亞の将来を本人の気持ち抜きで話すのも違和感。
現実を知らずしてそこからの逃避などできはしない。自分の居るべき場所を知っている者たちの優美さと疑問を持つこと自体を諦めた兵士たちの滑稽さ。ショーウィンドウの中でのキスシーンが最高にロマンチック!
女優さんをとても美しく撮れてるし古いお屋敷に纏わる幽霊譚ってだけで大好物だけど終盤が派手な人体投げ飛ばしばかりになってしまったのが惜しい。冒頭の首カクっカクっ…の静かな雰囲気で統一してほしかった。
ナオコがアパートから出て行くときドアのガラス面に写った伽倻子のサイズ感が間違えすぎ。あまりにビックリして思わずうわって声が出た。神出鬼没だけど怖さとは無縁でむしろニコニコ笑いながら楽しく観れた。
「君は加虐されることに慣れすぎている」なにをどう考えていればそんな台詞が頭に思い浮かぶのか。これは前衛的などではなく、単に作りたいものを決めてないまま調理途中の食材をレストランに出してしまった感じ。
一つひとつのシーンは心情に寄り添って丁寧に撮られてるのに時折タイトル思い出したかのように突然挟まれる列車場面が前後と脈絡なさすぎて集中力が途切れる。商業とドキュメンタリーの間で苦悩してる気が。
死んだような目をした表情ばかりを写し出して心底気持ち悪い。同じ場面なのに急に人物が違う位置に立っていたり、会話が全然成立していなかったり、ワザとなんだろうけれど観客を無視した監督の独りよがりにしか見>>続きを読む
★☆ 謎の孤島を調査しに来たはずなのにいつの間にか、ジョン・C・ライリーを家族の元へと送り届ける話になっている。猿はいい奴、大トカゲは悪い奴って、人類が勝手に決め付け攻撃してるのもなんだかな〜。
想いを寄せる美少女と思いがけず始まる命懸けの逃避行って、なんかすごく憧れる。映像に派手さはないけれどドローンで撮っているのか空撮カメラの動きがとてもスムーズで綺麗。物事を肯定的に捉えれるラストも好き。
豪邸での暮らしぶり見るの楽しくて好き。ただ本人よりも先に家の者が妊娠に気付くなど展開に難アリなので共感しづらい面も。冒頭は、大勢の前でするのと、自分を追い込んだ相手の目の前ですることの対比なのかな。
行方をくらました妻の追跡と請け負った殺しの依頼という2つの目的を同時に進行させる展開が新鮮で、まるで主人公グナムの道中に同伴しているかのような錯覚に陥る。後半はナイフと斧の力技で強引に押し切った感ある>>続きを読む
倫理観揺り動かす設定。娯楽も夢も苦しみも大切な人と共有できなければそこに何の意味もない。遠回りしてでもそのことに気付けた2人にはとっても幸福な終わり方。蠍にも脊髄にも見える宇宙船のフォルムが美しい。
なんでも繰り返しというのは眠くなるものだと再確認。それが退屈な日常であれ裸の女が乱立する非日常であれ。まるで宗教絵画のような画作りとハサミや割れた瓶、農業道具が散りばめられた残酷なイメージは好き。
あれだけ大人数が街で暴れてるのに誰も犯人の顔を見たことないとか無理があるけど健康志向なスタローンがどこかお茶目でチャーミング。上司もいるのに堂々とノーヘルで女バイクに乗せて去るところ、アカンけどカッコ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
家に洗濯機がないとか玄関の鍵が1つだけで入口もオートロックじゃないとかそんな生活水準の低さが結果的に不審者を近づけてるよという警笛。ラブホの途中で何度も電話入れてくるフロントにイライラするとこ笑う。
このレビューはネタバレを含みます
女の子の一人暮らしって怖くないのかな…と、いつも心配になる。まぁストーカーにつきまとわれたら男でも怖いけど。隣人を知らない恐怖。狙われてるようで実はこっち側が狂気でした!ってオチはちょっと興醒め。
魔術的とも言えるカメラワークと幻想的な語り口、そして心に深い影を落とす魂のこもったストーリー。愛と周囲の無理解が入り混じる現実を、どう受け止めるのか。事前情報抜きで観てほしい傑作。
テレビ画面の人物から語りかけてくる等キングらしい不穏な雰囲気はあるものの妻が殺人の共犯ではなく許容してからが茶番に思える。警察が撮った遺体の写真あんな簡単に検索できるの?