nancyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

今年2作目の劇場映画。カンヌで男優賞を取った映画であり、ドイツ人の監督の作品であるとのことで、是非観たいと思っていました。映画に登場したカセットテープやカメラなどアナログ時代の世界が映し出され懐かしい>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

2024年、初の劇場で観た映画。藤原帰一先生のお薦めでした。フィンランドの映画は初めてかな?アキ・カウリスマキ監督の作品。多くを語らず、表情で語る。監督は小津監督のファンとか。なんとなく、日本の映画を>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

改めて観ました。1936年の作品。今みても楽しめます。他のコメントにもありますが、それ以降の映画やドラマに相当の影響与えていますね。

旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

4.0

『旅するローマ教皇』を観てきました。2013年から2022年までの9年間で37回、53か国を旅する。これまでのアーカイブから編集されたドキュメンタリー映画。世界の様々な国、特に困難に会っている国への旅>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

Calling youという歌は知っていましたが、映画は初めてみました。米国の砂漠のようなところで、夫とけんかし、車から降りたドイツ人女性と、夫を家から追い出したモーテル&カフェの経営者の女性が同じ日>>続きを読む

望郷(1937年製作の映画)

3.7

デュヴィヴィエ監督の作品。最後の「ギャビー」と呼ぶペペの声は汽笛で聞こえなかったのか。余韻の残る結末。タイトルはPEPE-LE-MOKO.

フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

4.0

キャサリン-ヘップバーンが魅力的。彼女のファッションも素敵でした。

ブルックリン横丁(1945年製作の映画)

4.0

あの「エデンの東」のエリア-カザン監督の映画第一作。劇作家ベティ-スミスの自伝的小説が原作らしい。映画で感受性豊かな少女を演じた子役の演技が素晴らしい。淀川長治さんが選んだ名画200選にも選ばれた昨品>>続きを読む

聖メリーの鐘(1945年製作の映画)

4.0

『我が道を往く』の続編といわれるが、こちらの方が先に作られていたと聞いた。イングリッド・バーグマンのシスター役がとてもチャーミング。ビング・クロスビーとの共演作があることを知らなかった。子どもたちの生>>続きを読む

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

4.0

映画『ジェーンとシャルロット』を観てきました。ジェーン・バーキンは7月に亡くなれたばかり。このインタビュー映画が遺作になったのですね。また、お嬢さんのシャルロットの初監督作品。二人の対話がとても素敵で>>続きを読む

旅愁(1950年製作の映画)

3.5

September Affairがオリジナルタイトル。このタイトルの歌は挿入歌で使われているが、フランク・シナトラのカバーが有名。妻子持ちの男性と旅先で出会い恋に落ちる話は、この時代の映画によく描かれ>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.2

こんな校長先生がいらっしゃる学校に子どもを通わせたいなって思った。北アイルランドのベルファストにある小学校が舞台のドキュメンタリー映画。歴史が影を落としていて、子どもたちの親の世代はトラウマをかかえて>>続きを読む

わが命つきるとも(1966年製作の映画)

4.5

16世紀のイギリスを舞台に、『ユートピア』の作者として知られるトーマス・モアの半生を描いた歴史ドラマ。数々の賞を得た作品をようやく観た。邦題は『わが命つきるとも』だが、原題は『A Man for Al>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.5

92歳の素敵なマダムを終の棲家となる場所まで送るミッションを受けたパリのタクシー運転手のシャルル。途中、彼女の思いでの場所を廻る。決して幸せの思いでの場所ばかりではない。壮絶な彼女の人生がその時代背景>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

黒澤明監督の『生きる』のリメイク版。1952年の日本を舞台にした映画を1953年のイギリスを舞台に、ほぼ原作に忠実にリメイク。とはいえ、
やはり、原作の映画の方のインパクトが強く、どうしても比較してし
>>続きを読む

あの子を探して(1999年製作の映画)

4.0

チャン・イーモウ監督の作品。題名通り、13歳代用教員の女の子が、出稼ぎのため都会へ行ってしまった小学校4年生の男の子を探しに一人で都会へ行き、探し出すという話。大都会で探し出すために、テレビを使う。1>>続きを読む

サルバドールの朝(2006年製作の映画)

3.7

この物語は実話。1970年代半ばぐらいまでは、独裁政権下であったスペイン。反体制派の活動をしていた25歳のサルバドールが警察官との銃撃戦で警察に捕らえられる。今はバルセロナは人々に人気の街だが、40年>>続きを読む

スタンドアップ(2005年製作の映画)

3.8

夫の暴力に耐えかねた、シャリーズ・セロン演じるジョージーが二人のこどもを連れて実家へ戻る。その後実家を出て鉱山で働くが、そこで性的暴行を受ける。組合幹部に処分を求めたが、無視される。しかし泣き寝入りは>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

4.5

原題は『Mass』、キリスト教のミサの意味と大量(殺人)という意味を兼ねているのか?すごい映画でした。4人だけの対話劇。高校での乱射事件で殺された子どもの両親と、加害者側の子どもの両親が、向き合い、そ>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.5

マダム・シャシのサリー姿がとても綺麗だった。インドでは男女の性別役割分業が日本より明確に分かれている。英語のできないシャシが姪の結婚式の準備のため、家族より一足先にニューヨークへ。全く英語ができず、フ>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

認知症の視点からみたらこんな感じかなぁ、と想像できました。音楽がとても素敵に使われていました。認知症になっても聴いていたオペラのアリア"ナディールのロマンス"(耳に残るのは君の歌声)、ビゼーの「真珠採>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.5

"Dream Horse"観てきました。まさに”Dreams come true.”というような奇跡のようなお話。人生のきらめきを求め、普通の主婦が一頭の馬を競走馬へ変えていく。ウェールズが舞台。ウェ>>続きを読む

フェーム(1980年製作の映画)

4.0

ニューヨークの芸術学校のようなところが舞台。といっても、クラッシック、バレエ、演劇などの専門に分かれていて、入学するのも厳しいが、入ってからの競争も厳しい。4年間をドキュメンタリータッチで描いている。>>続きを読む

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.5

カナダの大学では、週末に映画を上映していた。学生たちは無料で観ることができる。話題の映画ということであったが、あまり予備知識もなく観た。1975年のミュージカル・ホラー映画。荒唐無稽のストーリーだが、>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

クリスマスに観たくなる映画。英国首相を演じるヒュー・グラントは当時のブレア首相をイメージしたのか?官邸入りぐちに「10」と書かれてある。この建物、首相官邸にしては地味すぎる。リビングも特別高価でもなか>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

セラピスト役を見事に演じたロビン・ウィリアムズも心に深い傷を負っていた。この映画の役のように、ロビン・ウィリアムズ自身もコメディアンとしてスタートしながら、実生活ではいろいろな悩みを抱えていたのか? >>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

ロビン・ウィリアムズ演じるキーティング先生が、英語の授業の最初の日、”Gather ye rosebuds while ye may.!"「まだ間に合ううちに、バラの蕾を積むがいい」)と生徒たちに言う>>続きを読む

理想の結婚(1999年製作の映画)

3.8

芝居である『理想の夫』は、アイルランド生まれの劇作家、オスカーワイルドによって書かれたもの。この映画は、オスカーワイルド没後100年目につくられたようである。そして、劇中劇という形で、ワイルドの別の戯>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.4

処女航海が始まって1週間ほどで、氷河にぶつかり、1520名の人たちが亡くなったという歴史的な事件。映画『タイタニック』は大ヒットしたが、英国の当時の階級制度が根強く残っていることが、この映画で描かれて>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

3.8

ディズニーランドのアトラクションである「カリブの海賊」を映画化したシーズン1の作品。ジョニー・ディップという役者は不思議な役者。演じる役柄によって全く別人のようになる。この映画では、ジャック・スパロー>>続きを読む

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.0

オーストラリアのグレート・バリアリーフとシドニーを舞台とする美しい海が舞台。ストーリーも、親と子ども、先生と生徒との関わり合いを考えさせられるテーマ。76回アカデミー賞の長編アニメーション映画部門にに>>続きを読む

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

ニューヨークを楽しめる映画としてもお薦め。マンハッタンのセントラル・パークや、街並みなど。トム・ハンクスとメグ・ライアンとのラブ・コメ的映画。この頃のメグ・ライアンが一番輝いていたかな?大手本屋のオー>>続きを読む

オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

3.5

『オータム・イン・ニューク』は、秋から冬にかけての美しいニューヨークが舞台。リチャード・ギア演じる中年のレストラン・オーナーと若いウィノナ・ライダー演じる女性とのラブ・ストーリー。リチャード・ギアのニ>>続きを読む

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

4.0

今は亡きロビン・ウィリアムズのはまり役の映画。子どもと過ごしたいためにナニ―に女装する。レストランでの1人二役の変装の場面が笑えました。

眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

4.0

原作者のE.M.フォースターはロンドン生まれ。1901年から2年間イタリアに滞在し、その経験をもとに、この『眺めのいい部屋』を執筆したとのこと。フィレンツェの美しい風景と共にプッチーニのアリアが印象に>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

フェイクの修道女に扮したウピー・ゴールドパークがゴスペル・ソングを通して、修道院に新しい風を与える。この映画は続編もつくられた。伝統的な賛美歌でなく、リズミカルな分かりやすい歌詞のゴスペル・ソングは、>>続きを読む