じみーさんの映画レビュー・感想・評価

じみー

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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なにをそんなに騒ぐことがあるのかわからないが役者たちが終始わあわあと大騒ぎをしており、それを子役が「なんでこの大人はこんなに大騒ぎをしているんだろう」と言わんばかりのきょとんとした顔で眺めていて、ああ>>続きを読む

季節のはざまで(1992年製作の映画)

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子どもの目から見たスイスの高原ホテルの群像劇。すごい寝ちゃったけどすごいおもしろい。

乙女の星(1945年製作の映画)

4.5

舞台はフランスの古城、幽霊に心惹かれる少女の16歳の誕生日を祝うため、少女に恋する少年二人+変わり者のシェイクスピア俳優が幽霊に扮する。本物の幽霊も登場するがあくまで脇役にとどまり、人間中心にドラマが>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

オッピーのヨーロッパ遍歴編、マンハッタン計画編、戦後政治闘争編の3部構成。砂漠にもりもり建築されるロスアラモスの街とノーラン組の偏執的セット構築が重なるトリニティ実験はまあまあ気持ちいい。ほかはことご>>続きを読む

血涙の志士(1928年製作の映画)

4.5

元アイルランド独立運動家(な気がするけどよくわからん)、今はアルジェリア外人部隊将校のホーガンが、妹を捨てて死に追いやった悪漢ダーシーに復讐するため、故郷へ舞い戻る。と、死刑を乱発して悪名高き判事の父>>続きを読む

ことりのロビン(2021年製作の映画)

4.0

ねずみの一家に育てられたコマドリのロビンが一流のネズミとなるべく奮闘する。チキンランやショーンとは少しテイストの変わった柔らかげな造形が可愛らしい。オープニングのアニメーションに惚れ惚れとする。

テキサス(1966年製作の映画)

4.0

スペイン貴族のアランドロンがアメリカくんだりまで嫁取りにきたら、うっかり恋敵の騎兵隊将校を殺しちゃってさあたいへん、命からがらテキサスへ逃げる。追う嫁。

現代やくざ 与太者の掟(1969年製作の映画)

3.5

一匹狼の菅原文太とヤクザの待田京介が、己の生き方を貫くが故に迎えてしまう悲劇。テラテラ顔の二人が熱い眼差しで繰り返し見つめ合う。

勇気ある追跡(1969年製作の映画)

3.0

牧場主の父を殺された娘が飲んだくれデブの(!)ジョン・ウェインを雇って仇討ちの旅へ。面白くなりそうなポテンシャルがあるのに70年代特有のおセンチに邪魔されてしまった印象。コーエン兄弟がリメイクしたくな>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

マドンソクvs日本のヤクザvs汚職警官の三つ巴で3000億ウォン相当の麻薬を取り合う。マドンソクがあまりにも強すぎて小細工とか推理とかなしにただ拳を振り回しているだけで事件がどんどん解決していく。ほと>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

パート1どんなんやったっけ?と思いつつ見始めたが、あーこういう退屈な映画やったな……とすべて思い出した。被写界深度の浅い絵は鬱陶しいし、ハンスジマーの音楽は終始うるさいし、話はだらだら進まない。結局な>>続きを読む

恋も忘れて(1937年製作の映画)

4.5

横浜でホステスをして息子を育てる桑野通子は借金に縛られて低賃金で働きどこへ行くこともままならない。
ダンスホールでただひとり踊る桑野通子。スタジオ撮影が主となるなか、小学校の門前で息子に追い返されてひ
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伯爵(2023年製作の映画)

3.0

なんとなく裁かるるジャンヌ。女の飛翔シーンの素晴らしさは否定しがたい。

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

4.0

秀作。2時間超えを飽きさせない。
ドレフュスの元教官で反ユダヤ主義者の陸軍中佐ピカールは情報部への転属をきっかけにドレフュス事件をめぐる軍の捜査の杜撰さと隠蔽工作の証拠を握り、告発。一度は投獄の憂き目
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天才外科医ゴッドが死んだ母親の身体に胎児の脳を移植して生まれたベラは驚異的スピードで成長しつつ、ヨーロッパ世界を駆け巡ってセックスしまくりながら、世界をよりよくしようと奮闘する。カスパーハウザーみたい>>続きを読む

按摩と女(1938年製作の映画)

5.0

山奥の温泉街にやってきた按摩はめあきを追い抜くのが趣味。訳あり風の東京女と親なし子と出会ってなんやかんや。
横移動のカメラが追う群像劇、警察から走って逃げる按摩と女の素足のクローズアップがいい。ラスト
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アトミック・チキン(2023年製作の映画)

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原発事故が起こってニワトリがミュータントになるけど、ミュータントパワーで原発を潰す。
フェルトのテクスチャでCGアニメーションやってる。

アメリカ THE MOVIE(2021年製作の映画)

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マブのリンカーンを始めとする建国の父たちが大英帝国に虐殺されたのでワシントンか仲間を集めて革命戦争に励む。マジメに観るとけっこう歴史の勉強になりそう。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.0

まるちゃんが好きな「めんこい仔馬」の歌は実は大戦で徴用された軍馬の物語だったということを教えてくれたワナビ絵描きのお姉さんもまた北海道の農家へと徴用もとい嫁入りしていってしまうのだが、まるちゃんは力強>>続きを読む

チキンラン(2000年製作の映画)

5.0

イギリス人が撮るニワトリ版『大脱走』。ロッキーの置き手紙を見つめるジンジャーを視点を見せるここぞのPOVで泣いてしまう。ポスターを貼り合わせるシーンに共存する絶望と笑い。巨大な羽ばたき飛行機の駆動の力>>続きを読む

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

4.5

大阪から来たモガ、桑野通子が最高・痛烈。立っても、歩いても、タバコ吹かしてもカッコ良すぎる。マダム三人衆の丁々発止の皮肉合戦も強烈。役者がみんないい。
岡田の下宿先、途中の舞台鑑賞など妙な長回しフィッ
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バビロン(2021年製作の映画)

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死ぬほどつまらん。映画産業で働きたいメキシコ系移民の青年とスター志望のあばずれマーゴット・ロバーとサイレントスターのプラピがトーキー革命に巻き込まれてさあたいへん。
とにかくテンポが悪くて長い。冒頭の
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