TaTさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

破天荒で暴力的。でも、そこには静かだけど確かな情がある。日本的な美と久石譲の雄大な音楽と点描画。ただ、ただ流れて、心の豊かさとは何か?と問われているような気がしました。

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

4.5

他人になりきることで孤独を埋める。救いを求めるけど羊たちは死んでいき、それでも生きる意味を探す。
ホーリーモーターズに少し似たものを感じました。色彩、スカイダイビングのシーンが綺麗で、音楽も素晴らしい
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.5

鮮やかに悩ます恋。恋に取り憑かれて、ある意味病的でさえあるけれど、それをチャーミングに描いてます。

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

4.0

緊迫したダンスのシーンは得体の知れないものを探るかのようで、人間の本質に迫っていくようで、終始何かを求め続けているように見えました。底が深く、それを引っ張り出すのか、不気味なものとして隠すのか、続きが>>続きを読む

ラストデイズ(2005年製作の映画)

3.5

朧げな世界と美しい映像。隣にいる死にゆっくりと寄り添っていく、想像の世界を彷徨える作品です。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

チープでズレた未来が独特の世界観を作ってます。予想のつかないストーリーはパンチが効いてて楽しめました。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.5

目を引くファッションや映像。生々しく揺れる男女の感情。感情を煽るような音楽。素晴らしかったです。

ほとりの朔子(2013年製作の映画)

4.6

役者さんがみなすごく自然な演技をしていて、それでいて飽きない深みのある映画。なんてことない日常の中に印象的なシーンもいくつかあって、のどかさの中に人間を描いた素晴らしい映画でした。

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.7

少し変わった人達と人生について。最後にやっと飲めたコーヒーはいつもより少しだけ苦かったのかな。モノクロの町並みがクールでした。

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.5

孤独な男が固執した愛を知って、女も迷いながら惹かれていって。それを彩る花火のシーンやロマンに溢れたセリフ、最後の船のシーンがすごく印象的です。狂気に近い愛を美しく綴ったカラックスのセンスに感服です。

サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.8

病院やら銀行を音楽にしちゃう設定が面白いしクール。オーケストラもたわいのない物で刻んだリズムも音楽で、様は楽しんだり、感じたりできれば、そこにあるものは音楽ってことなんですね。

愛、アムール(2012年製作の映画)

4.3

老いてくこと、静かで苦しい愛の形。日常も、尊厳も失くしていって、それでも愛はあり続けた。

アイム・ヒア(2010年製作の映画)

4.0

人間より人間らしい純粋な感情と光の暖かさが美しかった。夢を見なくても誰かのために夢を語り、悲しげだった毎日に光が差していく。世界観が良かったです。

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.8

悲痛な兄弟の話。主人公がなぜセックス依存症になったかなど背景があまり描かれず、見る人によって思う所は違うのでしょう。兄弟それぞれがトラウマを抱えて、現実とのジレンマに苦しんでるように見えました。冷たく>>続きを読む

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記(1970年製作の映画)

3.0

若くピュアな恋愛の話かと思ったら、後半はよく分からない展開に。終わり方も微妙です。

君と歩く世界(2012年製作の映画)

4.2

光とボン イヴェールの音楽が美しかった。主人公はどうしようもない男で、女は失くしたけどまた何か探して。たどり着く所が平凡でもいいから幸せであって欲しいと思った。

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.3

終始暗い映像でぼやけた赤が印象的。入りこむのが難しいストーリーとたまにやってくるバイオレンス。かなり尖った映画です。

17歳(2013年製作の映画)

3.4

美しく魅せる映画。17歳は女性にとって一つのターニングポイントなんでしょうか?
売春の先にあったものが結局よく分かりませんでした。何かを失くしてくようにも見えたし、何かを埋めてくようにも見えました。
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

色使いが好きです。ヒステリックな主人公とか、出口ばっかのマンションとか何かズレてるけど、悪くない世界観を作ってます。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.3

前半はライアンゴスリングがスタイリッシュで息子思いだけど、しょーもない父親を好演して、後半は息子役のデイン デハーンの繊細な演技に魅せられました。
自分の道を歩き出すラストが良かった。
最後のボン イ
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晩春(1949年製作の映画)

4.2

父と娘の揺れる感情。単調なセリフの繰り返しに味があってたまにクスッと笑ってしまう。侘しさで終わるラストが良いです。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.5

だだ純粋で真っ直ぐな気持ちが大人達を動かして。父親の「息子の夢を叶えてあげたい」って思いにグッときました。今まで必死に闘ってきたものを投げ出してでも、そう言える素晴らしさ。感情がすごく美しい。

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.6

衣装とセットと映像がお洒落です。たまに入るユルい感じの歌と意外とざっくりとしたストーリーも嫌いじゃない。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

理解すべきもののいない孤独と、漠然とした怒りは狂気に染まっていく。モッズコートとモヒカン。当時のアメリカの背景とかはよく分からないけど、カッコいい映画です。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.3

とりあえず衝撃が半端ない。最後の娘のセリフが印象的。清々しいほどの狂気。

シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

シックな色使いがいい。主人公が現在に気づいた瞬間に訪れる死が穏やかで切ない。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.1

難解。1回観ただけじゃラスト30分の意味が分かりません。でも、引き込まれるというか、引きずり込まれていく感じ好きです。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

大味だけど、思ってたよりリアリティのあるラブストーリー。ルビーが可愛らしい。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.6

人生は自分の役割を演じること。そして後には気だるさが残って。
抽象的だけど、人生の縮図のような映画。やっぱりカラックスの映画は良いです。

世界はときどき美しい(2006年製作の映画)

3.6

これ見ながら浅野いにおの漫画を思い出しました。タイトルとか雰囲気とかなんか似てる。たまに見える美しさがあるから生きていける気がします。

Laundry ランドリー(2001年製作の映画)

4.1

窪塚洋介はやっぱり良い俳優だと再確認。心温まる。

トランス(2013年製作の映画)

3.5

期待してたほど面白くなかった。スタイリッシュさと音楽にらしさは出てましたが、話が結局男女のもつれからってとこが何かなと思いました。雰囲気に内容がついてこない感じが少し残念。

セブン(1995年製作の映画)

4.6

サスペンスとしてもちろん面白く名作なのですが、想像の上をいくラストが、この作品を一段上の作品に押し上げてるのかなと思います。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.4

過去を変えられたらって誰もが思うけど、結果的にシンプルな答えに行き着く。それが切なく苦しいものだとしても。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

内田監督の作品は良い意味で邦画らしい。香川照之の変わり様が面白い。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.5

音楽がいいです。ロックンロールへの賛美と主人公の若さが青臭くてよかった。