渡辺智基さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

渡辺智基

渡辺智基

映画(251)
ドラマ(0)
アニメ(0)

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

面白かった!色彩豊かで、夜の京都を散歩してみたくなった。

星野源さんの声も悪くはなかったと思う。声の度に顔がちらついたけど、それ以上の違和感はなかった。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.3

正直話の展開や心情は理解できてない。ただすっごいリアルな会話と距離感があった。

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.0

すごいSNS的。論理に対して大衆が感情的な反論をすることは数十年前から、もっと言うときっとソクラテスの頃からあったと思い知った。そしてこのような動きは今のほうが頻繁かつ大規模に起こっているのだと思う。>>続きを読む

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.2

染み渡る感動。何回もコケる欽也や黄色に焦点を当てた後半などは、くどいようでしつこくない、そんな映像表現だった。

キング・コング(2005年製作の映画)

4.0

私が初代を観て不満に感じた点が改善されていて、そこはよかった。


<ここからネタバレ>
・キングコングの優しさが全面に押し出されていて、ただのパニックムービーではない感動があった。特にキングコングと
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.6

刑事とギャングの抗争の話。

主人公の正義がだんだんと清濁をあわせもったものになるのがいい。人間味を感じた。それに関連したラストの台詞も爽やか。

BGMがちょっとわざとらしかったときもあった。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.5

狂気がよく描かれていた。

ブルーノがどうやってガイを知るようになったかが気になる。

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

密室の緊張感。飛行機の特性を上手く活かした展開で、緊張しっぱなしだった。

犯人の手口がよくわからなかったのが難点。

ファール・プレイ(1978年製作の映画)

3.5

好き。ミステリの要素を持ちつつも、その中心はコメディ。アンジャッシュのコントのような、勘違いの掛け合いが随所にあって笑った。

しかし、オペラが始まってからがくどかった。そしてあの日本風謎オペラは実在
>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

法治国家の複雑さと問題を描いた話だと思う。胸糞悪いけど、国家としてはこれが正常。犯人がクズすぎるのがよかった。


<ネタバレ>
最後は『真昼の決闘』を思い出させた。「いいことをしたのに周りからは疎ま
>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

3.0

狂乱した世界でこそ露わになる人間性が面白かった。ビームに見える銃弾が気になって仕方なかった。

ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

主人公の最後が好き。メッセージとしては、よくある道徳の話に落ち着いてしまった印象。

ビッグ(1988年製作の映画)

3.6

青春、て感じの映画。自分はどこに居たいのか、考えてみたくなる作品。でも全体的には爽やかで楽しい。

あの機械の出自がはっきりしてなかったのが残念。

昼下りの情事(1957年製作の映画)

4.0

面白かった。笑えるシーンも多々ありつつ、ラストシーンは焦らさせたうえ爽快だった。

本当のパリはどんなものなのか、是非行って確かめてみたい。

ペルシャ猫を誰も知らない(2009年製作の映画)

4.0

やるせない映画。ただただむなしい。

全編に渡って曲が散りばめられていてそれらと映像の組み合わせが素晴らしかった。どの曲ももっと聴きたくなった。

アマデウス(1984年製作の映画)

3.5

音楽とストーリーに引き込まれた。誤って両面ディスクのB面から観たが、その後のA面も楽しめた。

登場人物の、立場の転換が楽しかった。サリエリは見ていて滑稽だったが、当人は幸せなのだろう。

一面的な切
>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.9

ちょっと内容わからなかった。マクロからミクロへの視点の変化なのか。静かな話だった。

サーカスの空中ブランコにははらはらさせられた。単純に技術がずかったわ。


<以下ネタバレ>
色で視点の変化を表現
>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.7

「変身」の話。

異文化理解のしかたがコミカルかつ丁寧で楽しませてもらった。

招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

愛し合った白人女性と黒人男性の話。

頭ではわかってるけど、実行には楽には移せないことがある。そこを貫いた話。またあくまで行動の主体が別にあるからこそ、葛藤がより明らかに描かれていると思う。

スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

2.5

勢いでもってる映画。後半はその勢いもなくなった。惰性で最後まで観てしまった。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

主人公の感情についていけなかった。だが一方で印象的なセリフもあった。

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.7

セリフのセンスが好き。よくある展開だけど、それでも最後はドキドキさせられた。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

仲違いした夫婦とその間に立つ子供の話。結婚とワークライフバランスについて考えさせられた。妻、母、そして娘といった役割とか立場から解放される瞬間が、人には必要なのだと思う。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

いい映画だった。戦争が近くて遠いところにある時代を行きた女性の話。アニメならではの、言語を超えた表現に胸が打たれた。

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

3.5

暗い上に絶望的。ほぼBGM無しなのがなんとなくロシアっぽかった。

星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.5

好き。特に矛盾している先生が好き。空想に的を絞った、別世界の表現もいい。

失われた週末(1945年製作の映画)

4.1

耳が痛い。回想のしかたが面白かった。始まり方と終わり方がいい。

依存ダメゼッタイ

シックス・センス(1999年製作の映画)

2.6

秘密に早い段階で気づいたせいか、あまり楽しめなかった。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

面白かった。

緊張感があって好き。結局良心や同情の話だったと思うが、それにサスペンス要素が織り交ぜられていたから楽しめた。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

-

恥ずかしながら、この人のことを知らなかった。清濁を合わせたやり方は戦時中だからこそできたのかもしれないけど、目的のためにあらゆる手段を用いる姿勢は真似したい。

「許す」関連のシーンが印象的だった。

ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

面白かった。謎が解決する瞬間がわかりやすくて気持ちがいい。排除か共存か、アメリカが揺れている今観られてよかった。

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

観た後、生と死の境界が曖昧に感じられた。ヒースクリフとキャサリンは現世では死んだのだけれど、どこかで幸せに暮らしているのかもしれない。

キャサリンの心情の変化、特にヒースクリフと会った直後から仲良く
>>続きを読む

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.6

画面構成とBGMによる緊張感の演出と、そのピンチから脱出する方法にハラハラさせられた。

Amishが今もこのような生活を送っているのかが気になる。

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の過去に、徹底して焦点を当てた作品。現代人である私にとっては理解しがたい行動や当時の労働環境もあったけれど、消えゆく過去が美しく描かれている。

あまり言葉に頼らないシーンが印象に残った。

(1954年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

男女の食い違いによる悲劇の話。

普遍的な道徳は理解していないが、自分の望みは知っている男。前者は知っているが、後者は知らない、もしくは語ろうともしない女。その2人の思いがまぜこぜになって、悲しい結末
>>続きを読む

|<