恋愛映画としては、ベタな展開が待ち受けているが、
一期一会を描いたロードムービーな側面は好み。
新たな人生への区切りのための旅路というのも哀愁が漂い、一人旅がしたくなる。作中ではいくらなんでも出会う>>続きを読む
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完璧な絶対悪に被害を被り、最悪な結末を迎えるが、負の感情が内側に向いてしまうという残酷な作品。
あの時こうしていれば、少しでも勇気があれば、NOと言えたならと、シーンの一つ一つが後々の後悔への伏線>>続きを読む
おそらくは強姦による妊娠の中絶を認めない法律、セカンドレイプといったことをテーマにしているが、このテーマとダミアン誕生の物語が完璧といっていいくらいにマッチしている。
よくもまあ既存のストーリーが>>続きを読む
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昔観たときは良く分からなかったのが正直な感想だったので、映画館で再鑑賞する機会があってよかった。
断片的に遡っていくカラーパートと時系列順に進むモノクロパート、2つのストーリがバッティングする点で>>続きを読む
前作が良かったので期待しすぎたかも。
ストーリーを小綺麗にまとめた感じがあって単調。
まあそれがゴーストバスターズらしい気もするけど。
終盤の新旧ゴーストバスターズが別々に活躍するシーンは良かった>>続きを読む
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前作もそうだったが、この作品は舞台となる砂漠や建築物、乗り物や衣装、生物のデザインに至るまで完璧な作り込みで、DUNEという世界観の表現に一切の隙がない。
特にハルコンネンの惑星ジエディ・プライム>>続きを読む
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原作ありきなので仕方がないところではあるが、後章への伏線張りに徹しているので、単体作品としては少々退屈だった。
政府に友人を殺されたといっても過言ではないのに、なぜ主人公たちのヘイトが政府へ向かな>>続きを読む
メインはキリアン・マーフィー演じるオッペンハイマーとダウニーjr演じるストローズの対立なので、想像していた内容とは多少違ったが、歴史的人物の伝記作品としては最高峰。
台詞としては少ないが演技、音楽>>続きを読む
最後の最後まで抜かりのない脚本。
メッセージ性のあるような作品ではないが、娯楽映画として十分に楽しめた。
タイカ・ワイティティ持ち前のコメディセンスが今回も発揮されており、クスリとさせるシーンも多い。
内容に関してはまあまあかな。
面白いというよりかは、笑えたという感じ。
DVとトランスジェンダをテーマに、どちらも中途半端にすることなくストーリーに絡ませ両立させているのだが、どちらも展開がベタすぎて次の展開が手に取るように分かり辟易。
杉咲花の演技は''若いながらも>>続きを読む
アリ・アスターは不穏な空気を作るのが本当にうまい。鑑賞中ずっと一定の緊張感がつきまとう。
精神疾患を抱えるボーの見る世界は体調が悪い時に見る悪夢みたいな内容で、不思議の国ならぬ狂気の国のアリスみた>>続きを読む
劇場版なだけあって作画やカメラワークなど気合いが入っているのが分かる。
SEに関しても、スパイク時の音や床を蹴るスキール音に迫力があり、サラウンドによる声援や歓声などテレビシリーズとは比べ物にならな>>続きを読む
ゴシック調の異世界のような独特の世界観で、舞台が変わる度、ベラと同じように初めて世界に触れるかのような体験ができる。
エマ・ストーンの演技は言わずもがな素晴らしく、子供のように欲求に正直で、大人か>>続きを読む
周りの評判がすこぶるいいので期待しすぎたのか個人的にはハマれなかった。
横溝正史と京極夏彦を足して割ったようなストーリーを鬼太郎誕生に繋げるため無理やり脚色したみたいなシナリオ。
ゲゲゲの鬼太郎>>続きを読む
鑑賞前はお金持ちにこういう映画を撮られてもなあという気持ちだったが、鑑賞後は心が洗われたような、心地の良い余韻に浸れた。
平山のように慎ましい生活の中でも、些細な出来事や物事も慈しみ、他人のいいと>>続きを読む
前作もそうだったが、ほとんどがアクションシーンで舞台もコロコロ代わるのでテンポが良い。
敵の造形やクライマックスの舞台となる失われた王国はロード・オブ・ザ・リングを彷彿とさせた。
アンバー・ハー>>続きを読む
''誰かの不幸の上に幸せは成り立っている''という世界観をベースに、それを分かってもなお、人は幸せを手放せられないし、抗えない。到底自己犠牲なんてできやしないといったメッセージがタイトルを含め中々に>>続きを読む
恐らくは作中の降霊術をアルコールや薬物に対する依存をメタファーに描き、その恐ろしさや成れの果てをうまくホラーとして昇華している。
それでいて脚本もしっかり面白い。
また、SNSによる行き過ぎた承認>>続きを読む
原作のシュールな笑いがうまいこと実写化されていて笑わせてもらいました。
不意に出てくる芸人のキャスティングも面白い。
映画部のビデオの巻き戻しができないのは、映画部もとい映画館らしくていいなと。
冒頭のマーケットシーンが盛り上りのピークで、以降のストーリーもゴア描写も平凡。
グラインドハウス版の予告シーンを取り入れてくれたのは嬉しいポイントだが、トランポリンのシーンのゴア描写がかなり控えめ>>続きを読む
直接的な戦争の描写がないので、子どもが観ればトットちゃんと同じように何が起きているのかよく分からないまま、理不尽に自由を奪われ、友を失う不安や悲しみを体験できると思う。
また、大人が観ても父親の軍>>続きを読む
冒頭緊迫感のあるマリー・アントワネット斬首刑のシーンから始まり、序盤から映画に引き込まれる。
ナポレオンの功績を映画にしたというよりかは、昇進や民衆からの支持に執着し、一流の戦略家でありながらも実>>続きを読む
怪獣映画でありながら人間ドラマも描けており、どちらも高いレベルで両立させているのがすごい。
こういった日本らしいドラマのある映画が海外でもウケているのはなんだか嬉しい。
ラストの一見ハッピーエンド>>続きを読む
作品の枠を越えたキャラクターの共演が貴重で素敵。
吹替の声優が豪華すぎ。
200周年も見たい。
1作目とは大分違った雰囲気で、続編として期待しなければ、単体作品としては悪くなかったが、欲をいえば一作目でリーガンに取り憑いたのと同じ悪魔という設定ならば、悪魔の口の悪さや、冒涜的行為がかなりマイル>>続きを読む
バイオレンス戦国BLコメディ。
ベテラン揃いのキャスティングで、キャストも楽しそうに演技してるのが伝わり、笑える部分も多かった。
後半のストーリーにおいて、あまり自分が歴史に精通してない部分もあ>>続きを読む
多様性を受け入れることの重要さと、受け入れることの困難さを痛感させられる。
作中の磯村勇斗演じる佐々木や新垣結衣演じる桐生のように、他人から理解されないような趣向を持つことに孤独を感じ、苦しむ人た>>続きを読む
なによりアイナ・ジ・エンドのハスキーな唯一無二の歌声が映画の内容にマッチしていた。
また、本作のために書き下ろされた楽曲や、使用される曲も名曲ばかり。
長尺ではあるが、主に3つの時代のストーリーが>>続きを読む
3人が入れ替わるスイッチアクションが斬新でよかったが、スイッチの練習をするシーンなどがある割には、後半スイッチアクションのシーンが少なく、もう少し駆使してほしかったところ。
正直内容はかなり薄いが>>続きを読む
ロバート・ロドリゲス監督のプラネットテラーやマチェーテが好きな自分にとっては、本作は違ったテイストの作品なので少し残念。
内容にも真新しさがなく、主演がベン・アフレックじゃなかったらまともに見てら>>続きを読む
AIロボットが宗教を信仰している様子や、死後の世界について考えたりと、わざとらしいくらいに人間らしく描いているわりには、AI倫理的なメッセージ性は抑えめでエンタメ寄りな作品に感じる。
SFチックな>>続きを読む
監督前作のきさらぎ駅はただの低予算映画という印象で、ホラーもコメディも中途半端だったが、本作は期待を遥かに上回る内容で楽しめた。
怖いとこはしっかり怖いのに、それら全て帳消しにするほどギャグのセン>>続きを読む
スコセッシならではのこういった重厚な物語をまだ劇場で見られることに感謝したい。
手のひらで転がされていたと気づいたときにはもう引き戻れない恐怖。
自らの欲に歯止めが効かなくなり、その欲が伝染する>>続きを読む
てっきり''あの時代はよかった''的な説教じみた映画かなと思ってたら全然違ってました、すみません。
アナログならではの良さもあれば、不便だったり、不安定になることもある。
終盤に悟がCG模型を作成>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
三作目ともなるとストーリーの規模を大きくしてしまいがちなイメージがあるが、自分の居場所である小さな町ひとつを救うという非常に分かりやすいストーリーが良い。
些細な日常シーンを写すことで、それが脅かさ>>続きを読む