とてつもないテーマだった。
愛が今にも潰えそうなシーンでは怖くて震えながら観たし、その後のキャルの顔で本当に悲しくなった。聖書がモチーフな事もあり、悲劇が待ち受けてると分かってしまうのがなおさら。>>続きを読む
こうすれば映画になるのだ!というのを見せつけられた感覚。ストーリーに予定調和っぽい部分があろうと、そんな疑念は余裕で超えていけちゃう。
それはもう楽しかった。
こういう向き合い方もあるよね。いや、向き合ってないか。本当にくだらないけど、だからこそ。
強いて言えば時代の感覚を合わせて観たかったな…
作り手の意欲と熱意をすごい感じた。敵への対峙を通じてウルトラマンにとっての人間観が形成・洗練されていく構成がとっても興味深くて、冒頭ワクワクしてたのがいつの間にやら観念的な思索に。ウルトラマンを神の近>>続きを読む
地獄のループ……
苦しそうに飲みまくってた。
ああなったらなかなか自分を客観視なんてできないだろうし、そりゃ小説なんて書けないだろうな…
人間が破滅へ向かってしまう、抗えない原理みたいなものを感じてしまった。これはきっと無意識からくるもんで、どうしようもないのかも。要所要所で映し出されるアランの表情は決して諦めではなかったように見えたわ>>続きを読む
あらゆる社会的な前提をひっくり返してみようとしても、自らの肉体に意識が向く限り自意識の前提はなかなかひっくり返らないんだろうなと思った。
でも、2人がそれぞれに抱く肉体への強烈な意識を図らずも共有する>>続きを読む
他人を愛そうと思うと自分が愛せなくなったり、はたまた逆になったり、その辺のコントロールは大変だなとつくづく思うけど、その循環の着地点としてオードリーは美しいと思った。
また、自分の境遇を無条件に愛する>>続きを読む
権力のお話としても、女性・男性にまつわるお話としても、3人の悲喜劇としても惹かれた。各人の行動原則の何もかもが曖昧だし、その割に(だからこそ?)言動は過剰で、怯えつつ笑った。
権力が色んな欲望を満たす>>続きを読む
悲劇の内側にいる当事者(特に被害者)からしたらこういう事なんだろうか。いつだって自分も当事者になり得る。そこには全く原因なんてない様に見えるし、全てが原因の様にも見える。
淡々としていたけど、そのお>>続きを読む
子育てがテーマの映画としては、これまでになく印象的だった。「子育ては理屈じゃない」と理屈で考えていた自分の愚かさにも気づいた。ジェシーにオウム返しされただけでジョニーが追い込まれる感じなんて、自分とし>>続きを読む
最初は出来事がただ並んでる感じで、何が言いたいのか?と思ってしまったけど、見進めるうちに色々考えた。出来事をただ並べることの意図はなんだろうか。
自身の経験に意味付けをして感動のストーリーに仕立てる事>>続きを読む
ある人を見る時って、否定的であれ肯定的であれ、「裁く」視点になってしまう気がする。でも同時に、人からは裁かれたくないと思ってしまう。この矛盾は結構根深くて、自覚して「自分は何様だよ」と自己嫌悪になった>>続きを読む
愛すべき映画だった。
厳しい境遇だなと思う反面、その境遇がそこに生きる人達(特に子どもたち)にどう作用するかは想像もつかない。そこには面白さもあるもんだなぁと思った。
出来事とか思想とか、形が分かり易>>続きを読む
うぉぉぉお、かっけええ!ってなった。それに尽きる。マジでそれに尽きる。
一般市民にとっての戦争の姿として、静かでそれでいて強烈なパワーを感じた。
孤独な子どもが死の意味を、考えるだけじゃなく乗り越えようとする姿は残酷。
なんじゃこの映画…。
なんか終始ニヤニヤしながら観てしまった。昔観た漫画とかアニメを思い出した。ケンカのシーンなんかは特に。
好き。
タッチが好きだった。心理描写を歌に委ねるという。
時代の背景を踏まえると、というのはあるにせよ、ある意味人間らしさと向き合う普遍的なテーマで、これはなかなかの難問だと思う。
本当に怖いのは人間だ、とはよく言ったものだけど、まさかレザーフェイスより、観てる俺の方が怖い人間かも?と考える羽目になるとは全く想像してなかった。
描かれていたものは「人間は殺しちゃダメなのに何で>>続きを読む
久しぶりにかなり泣いてしまった。
終盤のシーンにはピンポイントで心が押し込まれた。
人が人を受け入れる時にどんな感覚が働くか、設定と演出のおかげもあって、美しく響いてきたように思う。
ありそうでな>>続きを読む
躍動感満載の映像表現の中で各人の葛藤が見えた時に、どこに向かって騒いでいるのか本人たちも分からないんだろうなと思った。この気持ち悪さはずっと引きずる。
その違和感こそが本作の社会への眼差しかもしれない>>続きを読む