たけうちさんの映画レビュー・感想・評価

たけうち

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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

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『アルプスの少女ハイジ』のアニメは、不勉強ながら観ておらず、いわゆるネットミーム化した映像とか、CMに運用されてる様子でしか知りませんでした
それなのに不思議と、アニメの雰囲気のままだなあ~なんて思っ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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歌に海、波の驚くばかりの透明度の表現、そして前向きでひたむきなモアナが、冒険心と責任感とで海に漕ぎ出すところはとても胸が熱くなります
終盤の巨人との海戦シーンは圧巻! 
ハワイの神話を元にしている物語
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ズートピア(2016年製作の映画)

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観そびれていたディズニー映画を観るシリーズ②
ウサギの子が警察官を志し、ウサギのくせに! と侮られながらも、夢を成し遂げて職務に挑む、しかし一筋縄ではいかないこともあって…という、頑張りやの女の子が主
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

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観そびれていたディズニー映画をまとめて観る会をやりました
昨年公開の作品ですが、ディズニーの100周年記念作品ということで、過去作のセルフオマージュがたくさんあるようです
しかしディズニー映画に堪能で
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JUMPING(1984年製作の映画)

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期間限定でYouTubeで見ることのできた作品です
40年ほど昔の作品で、6:22の短編アニメ
ひとりのおそらく男の子がジャンプをして、車を、森を、山を、ビルを、海を、どんどんどんどん飛び越えてついに
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ディス・マジック・モーメント(2023年製作の映画)

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日本各地の、南は沖縄から北は北海道まで、各地のミニシアターを監督のリム・カーウァイ氏が直接訪ね、館長やスタッフさんにインタビューを行い、映画館の歴史や成り立ち、そして溢れんばかりの思い入れを聞くドキュ>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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色々と悩んでいることがあったので、気楽に観れる映画ないかな…と勘で選んだらめちゃくちゃほっこりしたバイオレンス映画でした
陽キャのちさとと陰キャのまひろ、2人は凄腕の殺し屋ですが、殺しの腕が立つ以外は
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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世界一のジャズサックスプレイヤーになる! と志す主人公の宮田
たまたま出会ったピアニストの雪祈
宮田が居候している部屋主でドラムは始めたての玉田
この3人が、日本一のジャズクラブでジャズライブをするこ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

売れない小説家にして、他者への配慮がない、と見なされている大学の教授が、鬱憤を込めて書いた小説が大ヒットをしてしまい、自分が書いたはずの小説に翻弄される話

その小説を書くに至るまでの、作家さんの鬱屈
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

フィンランドのヘルシンキを舞台にした大人の、というよりは中年の男女の恋の映画
アキ・カウリマスキ監督の映画は初めて観たんですが、みんなこんな感じなんだろうか

わりとどうという事のない話で、ストーリー
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オスカー・ピーターソン/オスカー・ピーターソン:ジャズ界の革命児(2020年製作の映画)

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ジャズというジャンルは好きだし聞くこともありますが、ジャズをBGMに採用してるアニメのサントラを聞くとか、あるいは音楽配信アプリ等で公開されているプレイリストをそのまま、ながらで聞く形でしか摂取をして>>続きを読む

ザ・ドールメーカー(2017年製作の映画)

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YouTubeで鑑賞ができる約9分のショートフィルム
話の展開はよくあるものかも知れないけど、しっかり怖いしおぞましい、そしてラストの一捻りとしっかり伝わる伏線と仕掛け
こういうのがいいんですよ
人形
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

30歳のお父さんと11歳の娘ちゃんの夏のバカンスのお話ですが、何だかすごくリアルで、自分にも覚えがあるような夏のひとときが描かれていて、切なくなってくる
また、楽しい旅行でもあるけど、ちょいちょいトラ
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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友人の一人娘の世話を頼まれていた女性が、その娘を川に突き落としたのは何故か? という心理をとことん突き詰めていく話です

登場人物は3人
娘を突き落とした女性、亜希
娘の母親で女性の幼なじみ、野土香
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映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この作品は、旧作が何せ名作中の名作なので
絵柄を現代風にブラッシュアップする以外のリメイクって出来ないんじゃないかと思ってました
事実、物語冒頭の5人の家出~ヒカリ族との邂逅~ふたたび現れたクラヤミ族
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドラえもんの映画を映画館で鑑賞するのは、小学生の時以来です、本当に30年ぶりくらい
音楽をテーマにした映画だと昨年の今頃に、有識者さんからの情報で知っていたので、以下のタスクチェックをしようと決めてま
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

声優さんが変更されてからのドラえもん映画はずっと観ておらず、新作を観に行く前に何か観ておこうかと選んでみました

熱い夏の日に、いくらでもかき氷が食べたいとだだをこねるのび太を南極に連れていってあげた
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

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友人がアダム・サンドラー祭りをしていて一緒に見せてもらう②
邦画でリメイクがされてたような気がするが、そちらは観てないです
とても分かりやすく、面白く、ほっとするラブコメで、ドリュー・バリモアがすごく
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ウソツキは結婚のはじまり(2011年製作の映画)

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友人がアダム・サンドラー祭りをしていて一緒に見せてもらう
そもそも、アダム・サンドラーさんを存じ上げなかったのですが、コメディ映画にめっぽう強く出てらっしゃる人なんですね
ラブコメって普段ぜんぜん観な
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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ポンポさんの漫画は全て読んでいるのですが、映画の方は拝見できてなかったので、観てみました
映画前半部分は、ほぼポンポさん1巻の展開通り、美しい作画で漫画内のセリフテキストを忠実に再現し、かつアニメらし
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シャクラ(2023年製作の映画)

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いわゆるアクション映画はなかなか拝見できてないのですが、ドニー・イェンさんの映画がこれまで一度も鑑賞出来てなかったので、観てみました
「お前らアクション観たいんだよな? ドニーさんが観てぇんだよな!?
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

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フィリピンの映画、というものにそもそも馴染みがなく、どんなお話なのかイメージがまったくわかなかったのですが
このポスターがとても魅力的でした
しかし、内容はもっと魅力的でした!

72歳のもうおばあち
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コメディのつもりで作った、とのアリ・アスター監督のインタビュー記事を読んだ上で鑑賞したのですが
個人的にはこれは、ちゃんとしたホラーに見えました、いや、ちゃんとしたって何だ

『ミッドサマー』は美しく
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

西部開拓時代のオレゴン州の、まだまだ物資の流通が整っていない環境で開拓民たちは発展途上な農業や狩猟を行い、みなギリギリで日々の糧を得ていた頃の話です
その土地に1頭の乳牛がはじめて持ち込まれるのですが
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シェイクスピア戯曲の『マクベス』を日本の戦国時代を舞台に翻案した作品ですが、ぎょろぎょろとした眼が光る三船敏郎さん演じる鷲津武時の魅力、そして野望に取り憑かれた愚かさが、たまらなく素敵です
大勢の甲冑
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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第三次世界大戦が勃発し核の汚染により地上は人間が住めない環境となる
そんな人類が滅びかかっている世界で、平和だった頃の記憶に囚われたままの男がその特性を買われ、時間塑行の実験の披検体となり、戦争が始ま
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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成人女性の身体に赤ん坊の脳を移植し、甦らされたひとが何を感じて、考えて、生きる意味、喜びを見つけたのか
その軌跡を余すところなく見せてくれる映画

冒頭に登場した“彼女”は、まだ乳幼児のような話し方と
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

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古典SF作品ですが、通しで鑑賞をするのは初めてでした
昔は何度かテレビで放送していたと思うのですが、観る度にUFOを観ておかしくなる父親や、民家に迫る未確認飛行物体が起こすポルターガイストのような現象
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Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

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約12分の短編の映画で、ワンコイン(500円)で鑑賞ができる、とても面白い企画です
荒れ地を彷徨う黒猫が、カカシ、ロボット、記憶を失くしたい女、悪魔、と、次々と出会った相手と問答を交わし“一番大切なも
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

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一晩限りの相手を探して、ワンナイトラブを満喫したけど、明けてみたらどうしてもそのままで終わりたくなくなる話
写る光景はごく淡々としてるけど、惹かれあってることは手に取るように分かる
ふたりが寄り添って
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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ゴジラ映画に触れてこなかった人間なので、的はずれな感想かも知れないのですが、この映画においてゴジラに対処しようと奮闘する人たちは、みんな“仕事”をしてる人たちだという事が、とても異色なゴジラ映画なので>>続きを読む

ムーミンパパの思い出(2021年製作の映画)

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ムーミンの原作小説も、コミックも、絵本も、ほとんど読んだことはなく、かつてあったアニメのシリーズも拝見したことはなかったのですが
この映画における声優さんのキャスティングと演技は、正解! 完璧! と唸
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ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

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ブラジルのアニメーション映画です
深い森の中で、キツネ(のように見える動物)とクマ(のように見える動物)が出会い、どちらも危機に瀕した森を守るため、“ペルリンプス”と呼ばれる何かを探す話
キツネは太陽
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オアシス(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

刑務所から出所したばかりの青年(とはもう呼びにくい年頃)のジョンドゥが、やらかした交通事故で死亡させた相手の家族に挨拶に出かけ、そこで出会った被害者の娘のコンジュと出会う
そして2人は吸い寄せられるよ
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別れる決心(2022年製作の映画)

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直接的なシーンがまったく無いにも関わらず、とんでもなく官能的な映画で、人と一緒に観たら、気恥ずかしくてもじもじしてしまった
彼女の修羅な発想は、憧れるような気もするし、ワケわからん気もする
でも、彼に
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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原作の漫画がとても好きなので観たのですが
完璧と言える映像化で、少し漫画と違う箇所もありつつ微細な違いなので、イメージが崩れない、崩さない映画です
映画になるなら、漫画のそのまま過ぎなくても良いのでは
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