あとりさんの映画レビュー・感想・評価

あとり

あとり

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

洋画でなおかつ宇宙もので、ここまで王道な映画も逆に珍しい。
映像と裏切らないストーリーは良かったです。
マーベルはじめ程よく見かけるキャストも多くて目を引きました。
科学的には割とシュールなことやって
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

レトロなイギリスでおしゃれな描写がずっと見てられます。
結局、お仕事映画になる感じはすごい日本人的
また時間を空けて集中して見たいなという映画でした。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

終盤までは、レビューほどかっていう、可もなく不可もかもなく映画でした。
最後、紅で上手いこと収めてるのが、ずるいですけど良かったです。。
リップヴァンウィンクルもそうですけど、野生の綾野剛は奇しくも魅
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

戦争というより、その後を描いた映画はあまり見たことがなかったので、その点良かったです。
良くも悪くもクリント・イーストウッドっぽいドラマチックさが、戦地ではちょっとしつこかった。。
精神的にも人を蝕む
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

前半はあまりにも淡白すぎて、心配になるくらい面白くなかった。
ポスターのメリーゴーランドのシーンを機に、急にエモさが押し寄せてくる感じがとても良かった。
ライターっていう設定故に、言葉で伝わる部分も多
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

白人をゆるっと2時間イジり続けてる感じが面白かったです。終盤の銃殺ラストにパーフェクトは特に良かったです。
強すぎない主張、程よいドラマ展開、華やかでも貧し過ぎもしない境遇が、フラットでファニーな気持
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

落とした後の異様な祝福ムードと爆発を想起させる轟音を足音で演出してたりとか印象的でした。
分かりづらいというか単に周りくどい演出ではあるし、やや抽象的で内面的な深堀りが時系列に追える作品ではないので、
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処刑人(1999年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

序盤は邦画くらいベタでカッコつけてて、ロッコ出てきてからクレイジーコメディになって、難解経由しつつも最後は社会派で締めるっていうのが、見たことない感覚でした。
中だるみした感じはしますが、良かったです
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天気の子(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

気づけば3年ぶりの2回目でした。
前後の新海作品に比べると、憂鬱な光景を憂鬱なままに描いてる印象でしたが、充分綺麗でした。
山手線の主に上半分のありきたりな町並みを舞台するのが、当時沿線の大学生だった
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生きたいと子供に手話覚えさせた理由は、とても良かった。
しんみりし過ぎずコメディやってるのも普通に良かったです。
平成の良いところ、悪いところ全部詰めしたようなお母さん描写は見てて複雑。。
後は、もう
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

誰も救われてなくて、悲しかった。
シンプルイズザベストに胸糞な映画でした。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

1作目は、SFを被った芸術的作品って印象でしたが、2作目は王道回帰とカルト要素が強くてとても面白かったです。
現代社会の風刺、SF、カルト、映像とても見応えがありました。
終盤で結局、謀り合いやカルト
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとシュールで、くすっと笑えるほんわかコメディでした。
猫パクったあたりから少し面白くなってきてました。修羅場のシーンは良かったです。
結局みんな充実してるし、良くも悪くも刺さるテーマとか面白みが
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半の青春っぽさ、キャラ、歌、王道アニメ感とても良かったです。
社内政治とか意外と大人向け気質だなと思いきや、後半は ちょっと度を超えてシュールでした。
ハードを駆け巡るAIと夜中の会社に忍び込むのは
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

中盤までの展開と女優陣の演技がすごい良かった。最高でした。
メタ演出は良いとしても、4つのストーリーが被りだすのは本当にしつこいし、バラエティ見てるみたいで嫌でした。
キャビン見たとき以来のなんだこれ
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

普通じゃなくて、そことの違いに生きづらさと自己否定を感じるのはわからないではないですし、上手く描かれていました。
題材故に説明セリフもありますが、夏月が佳道に会って初めて笑顔を見せるのが、すごい印象的
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市子(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近の邦画でベストでした。
社会性、恋愛、ミステリー、サスペンス、演者すべての塩梅が良かったです。
杉咲花の真価が垣間見えます。
最後の純愛とエンドロールの家族の会話が、市子は悪魔なのか、普通を求
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンで昔のpsのゲームみたいになるのはどうかと思いました。派手な演出も悪くないけど、好みではないかなと。。
ストーリーは、青臭さが逆に良い映画でした。
普通に原作読みたくなりました。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

劇場版のガリレオにしては、演出・ノリがドラマっぽいなという印象。
まあ、映画にするとこんな偶然あるんだねって感じが強くなるのは、しょうがないのかなと思いつつ。。草薙刑事がずっと複雑な感情の分、見てて肩
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

不器用で時代錯誤な男の小さな幸せが淡々と胸を打つ映画でした。
ジョーカー的な伏線も良いアクセントでした。
前科者の気持ちなんて知ったことないのに、純度高めで感情移入できるのがとても素晴らしかった。。

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

患者として、以上に人として接してるのがすごい印象的な映画でした。
主人公は期はあれど、純粋に人としての生活を与えたんだろうなと思います。
お見舞いに来る女の人あまりに良い人過ぎる。。

ある男(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本は特に田舎であれ都会であれ、結局村社会な側面が大きいと思います。
知る必要なかったのかもしれないですねに全てが詰まってるのかなと思いました。
共感はできないですけど、他人になる身軽さがあるのでしょ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

無罪が決まった時の息子の表情が素晴らしかった。意図した結果にはなったが、喜んでいいのか葛藤してる様子が良かったです。
殺した確証がないので、個人的にはサスペンス的なあらすじは期していませんが、、
感情
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.0

アメリカのバカコメディないしジョナ・ヒル映画からしか取れない養分はあると思います。
前作からの失速や進化も特にないので、良くも悪くも期待通りの満足度を提供してくれます。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

有罪に合理的な疑問があるのはわかるけど、無罪を支える証拠もあるわけではないなと思うとイマイチ感情が乗ってきませんでした。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

嫌いじゃないけど、岩井俊二特有のシュールさ全開が少し合わなかったです。
だからって気持ちになってしまうところはある。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

お母さんに怒られるボーをひたすら3時間愛でるための映画でした。
ホラー的な面白みや主題が垣間見えるたびにちゃぶ台返ししてくる感じが逆に少し面白かったです。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

欧米人ですら、口にするのをはばかられることを存分に出してくれるコメディセンスは好きです。
シュールなノリで、思想と尖りも強めでした。
無駄に吐かせすぎなのと、漂着した辺りからは予定調和な感じが少し残念
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

世にも奇妙な恋愛ストーリー。
あんまりハマれませんでした

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

気分悪いだけで好きになれなかった。
YouTubeのシーンとか結局テレビマンな編集だなと感じてしまった。
テンプレなヤバいやつと胸糞を超えるものを個人的に感じれなかった。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルかっこいいなと思いつつ、あらすじがティーン過ぎるなとスルーしてました。
蓋開けてみたら、普通に良かったです。
地に足着きつつ、若々しさと文学的なバランスが程良かったです。
作風的に終盤は、多様
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あの頃って割には今も充実してて、夢中に推してるときと現実のギャップは感じれなかったなと、、小さいながらもイベント催行できるのもすごいし。。
ただ全体通して、レビューより全然面白かったです。

そばかす(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

可もなく不可もなくって感じ。
なんか刺さる主題ではなかった。
発見でも後退でも前進でもなく、っていうのがピンとこなかった。
伊藤万理華のカジュアルな演技好きでした

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画としてもストーリー的にも過不足ない完成度を感じる作品でした。
性に終始した作品かと見紛う節もありますが、理性的な決断を下し始めるベラの姿に下品さは感じさせませんでした。
感情的なおじさん達とやりき
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも平成的な王道さと脚色。
じゃなきゃ見てられないストーリーというのもありますが、、
グリーンマイルとショーシャンク風味も程よく入ってて良かったです。
最後の謝ってるシーンはエグすぎます。

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