MUスリムクラブ内間さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

自然豊かな美しい湿地での殺人事件。
その相対する表現がより美しさを際立たせる。
「裕福」「貧困」「博識」「無知」「快感」「苦痛」「幸福」「不幸」
どちらにも成れる。
ただ、何かを失うかもしれない。
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少年の君(2019年製作の映画)

4.5

泣けました。泣けて泣けて、鑑賞後、レビューを書けませんでした。
中国社会、受験社会、学生社会を映し出していると思います。そして、日本にも共通しているところがあると思います。だから、決して他人事ではあり
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.7

これがオリジナル作品なのですね。先にフランスの「レストレス」を鑑賞したので気付かなかった。
それにしても、イ・ソンギュンは悪役が似合う。あの一気に沸騰する、あの苛立つ感情はなんだ。こ、こ、怖い。あまり
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レストレス(2022年製作の映画)

3.5

韓国の「最後まで行く」のリメイク版とは知らずに鑑賞。ファーストインパクトが抜群。何だ、あの悪徳警官は。何処の国にもいるのですね。ただ、必死に隠蔽しようとしている警官に対し、薄ら共感も。イカン、イカン。>>続きを読む

死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.5

「ロストボディ」を観てからの鑑賞。なるほど、この辺が違うか。違いを楽しむ。ネスカフェゴールドブレンドを味わうかのように。
もともとこの手のサスペンスミステリー系の作品が好きな私だ。どちらも良いが、若干
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

「血中アルコール濃度を0.05%に保つと人間は仕事の効率が良くなり、想像力がみなぎるらしい」という仮説を検証しようというところから始まる。
確かに、と思った。だが、人間はどんどんエスカレートするのが常
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.0

かなり物語に引き込まれた。だが、納得はいってない。
この文章に納得いく方はいらっしゃるだろうか。
誰かにこの疑問をぶつけてみたい。誰に?いない。いや、私に。
この文章に納得のいく方はいらっしゃるだろう
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.6

ヒッチコック18番のサイコスリラー。人間の狂気を十分に発揮されている。
何気ない一言が人を追い込んでゆく。
普通なら解決策は簡単だろうが、そうはいかないのが、ヒッチコック。しかも、矛盾は生じない。さて
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.3

静かなる、しかし、緊迫感が尋常でない救出劇。まさかの作戦。死と隣り合わせで、絶対にミスは許されない。それに挑む冷静沈着な男。そして、スマートで行動力がある。私が目指している理想の男だ。彼から色々盗もう>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.6

鳥肌が立った。衝撃が凄すぎて、暫く動けなかった。ずいぶん前に鑑賞したのに、なかなか感想を書く気になれなかった。
その町の歴史、環境、すれ違い、様々な人間模様。何が真実なのか?確かに真実はある。あり得な
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

キューバ危機時のスパイ活動。かなりの危険が付きまとうが、平和への想いと友情への想いから。胸が熱くなった。私なら到底無理だ。ガーシー並の図太い神経がないと。ガーシーが向いていそうだ。でも、直ぐ仲間を売る>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.8

現在2023年、という事は63年前の作品。
もちろん、映像の技術は今の方が良いが、抱えている問題は、今も昔も変わらないんだなと感じた。そして、そこを作品化し、一石を投じたヒッチコックの完成は圧巻だ。
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

結局そうなるか。。虚無感が強い。。だが、マーティン・スコセッシらしい。
マフィアVS警察の争いだが、組織内でも人種の争いがあるのが虚しい。それも、スコセッシらしい。
緊迫したスパイ合戦。常に危険と隣り
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

悲しい東ドイツの社会国家時代。国家権力が強い監視社会。社会国家が行き過ぎるとこうなるのはありがち。そんな社会では、やはり革命家が現れる。だから、監視が強まる。すると、革命力も上がる。これは、ネガティブ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

キューブリック万歳!
アートですな。色彩、構成、演出、メッセージ、どれを取っても一級品。そして唯一無二の世界観。マッドマックス 怒りのデス・ロードの時も度肝を抜いたが、こちらの方が好みですな。
さぁ、
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

哲学。これまでの人生で培ってきた概念とは違う概念。時間が過去、現在、未来へと流れるわけではなく、言葉も物体から付けられた言葉ではなく、、だんだん何を説明しているのかが分からなくなって来ました。哲学と量>>続きを読む

The Soul: 繋がれる魂(2021年製作の映画)

4.3

また衝撃の作品に出会ってしまった。
チェン・ウェイハオは、大どんでん返しの展開をする方だと聞いたもので、それが好物な私は迷わず鑑賞。「目撃者 闇の中の瞳」も拝見したが、私はこっちの方が好みだ。最後の衝
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目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

3.8

台湾映画はあまり見た事がないが、スタイリッシュで良いですね。実は〇〇だったという、種明かし的な演出も好きだが、自分の集中力の無さで、時系列を誤って見てしまうと、もう終わりだ。巻き戻して見ようとしても、>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.6

韓国映画「完璧な他人」を観てから、この映画に辿り着いた。どうやらこの映画を世界各国がこぞってリメイクをしていったそうだ。
私は、韓国の「完璧な他人」、フランス・ベルギーの「ザ・ゲーム〜赤裸々な宴〜」、
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ザ・ゲーム ~赤裸々な宴~(2018年製作の映画)

3.7

序盤で、あれ、このシーン見た事があるなと思った。果て、何だっただろうか。記憶を手繰り寄せてみると、韓国映画「完璧な他人」だ。そこで調べてみると、元々はイタリア映画の「おとなの事情」を世界各国がこぞって>>続きを読む

孤独の夜(2020年製作の映画)

3.4

評判よりかなり良い作品だと感じた。
しかし、登場人物の顔と名前が一致させるのが困難で、誰の事を言っているのか?と困惑する事登場人物も。でも、辛抱強く見ていくと何となくは分かってくる。2、3回見れば、理
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インセプション(2010年製作の映画)

4.1

大作だ。クリストファー・ノーランが「メメント」と「テネット」の監督脚本だとは知らなかった。どおりで好きな作品だ。とにかく、脚本に厚みがある。複雑だが、辻褄は合う。だから、丁寧に頭を整理して見れば、難し>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.3

前作に続く第二弾。更にパワーアップしている。いや、簡単にパワーアップしていると言ったけれども、一体何処がパワーアップしているのだろうか。振り返ってみた。キャスト?脚本?演出?ハッキリとは言えないが、感>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.8

コーエン兄弟の監督というだけで見てしまう。そして、独特な世界観引き込まれ、ドツボにハマってしまう。綺麗な風景とブラックユーモアが融合する芸術感が好きだ。今回は、今なら不条理だと思えるアメリカ開拓時代の>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ良かった!
感想はさておき、ディランはサディアスに何を恨んでいたのでしょうか?だからハメたのですよね?そこだけが気になって。誰か教えて下さい。
正式な感想はあとで。

※4日後
「見破られ
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.9

過去と現在が電話を通して繋がる作品。両者がその事をすんなりと納得するのは土地柄なのか。そんな疑問を持ちながら、こういう作品に感情移入をしない私だが、いつのまにか感情移入していた。何故だか分からない。で>>続きを読む

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

4.6

また名作と出会ってしまった。あっぱれ作品だ。重厚でボリュームある内容と演者達。目が離せなかった。サスペンスをよく見る方からすれば、読める展開だと言われているそうだが、私もかなりサスペンスを見るが、読め>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

とてつもなく良かった。
今の時代を象徴して終始PC画面での映像。バリエーションが少なく物足りないだろうと予想していたが、全くそうでは無かった。凄いバリエーション。徹底していた。臨場感もあり、情報、感情
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

評判よりかなり良いと感じた。
ただ、質問提議をして終わってる感じは否めない。でも、まだ明確な答えが出ていないのも頷ける。そういう、難しい作品だと思った。
そんな中でのタイムトラベルストーリー。久しぶり
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

3.6

何故、あんな映像を撮れたのか?と不思議に思える映像。撮りっぱなし?何故、アソコに入れて撮れるの?ノルウェーはそんな国?色々と想像してしまうドキュメンタリー。
メインの2人の行き方が似ている。だから惹か
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

新海誠は、大好きだ。大好きだが、今作の賛否があるのが分かる。ここでは、私がどっちかは置いておこう。
最初、私的にはテーマが分かりにくかった。「どんな悪状況でも大丈夫」という事は分かる。そして、そう生き
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.8

かなり良かった。SF要素があるのに、それがクドく無いのが特に良かった。SF要素と言ったのは、サスペンス、ヒューマン、恋愛と様々なジャンルが入っているのだ。しかも、それぞれが独立している。それでいて、ク>>続きを読む

パーフェクトマン 完全犯罪(2015年製作の映画)

3.7

嘘の人生。
目の前の甘い蜜を、甘い蜜と思い込んでしまい手を出す。手を出すだけならいいが、その甘い蜜を、元々の所有者だと勘違いしてしまっては。。それと、そもそも何の目的のためにやり続けていたのか。。
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.3

最初、どういうジャンルという認識で見ればいいのか分からずに戸惑った。なぜなら、マ・ドンソクがマジな演技なのにも関わらず、弟分達はコメディー演技。でも内容はシリアス。しかし、そんな戸惑いを打ち消してくれ>>続きを読む