うどんさんの映画レビュー・感想・評価

うどん

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独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

4.4

戦死扱いの兵で編成された左文字小隊が軍旗捜索を命じられる。

前作と違い、完全に独立愚連隊が主の作品。 喜劇色が強くなり、戦闘の迫力はパワーアップ。

何をしでかすかわからない愚連隊の面々のアグレッ
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

4.5

第二次大戦末期の北支戦線。各部隊の屑を集めた集団と合流しようとする謎の記者。

戦争映画とは一言で表せない?色々な要素が混在した作品。

軽快なテンポの中で時折発せられる重い台詞にドキッとさせられる
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肉体と悪魔(1926年製作の映画)

3.7

一人の女性を巡り亀裂が入る二人の友情。

冒頭から二人共仲良すぎて(いちいち距離が近い)その後の展開が辛い。
ジョン・ギルバートとラルス・ハンソン、ジョンの方が実際は年上なのかと思ったらラルスの方が一
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イバニエスの激流(1926年製作の映画)

4.1

グレタ・ガルボのハリウッドデビュー作との事。

村娘から大スターへ。その変身具合にうっとり…

豪雨の場面の作り込みが凄まじい。ミニチュアに合成映像?

老け込んだラファエルと変わらず美貌を保つレオノ
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濡れた逢びき(1967年製作の映画)

3.7

お互いの秘密を見られた2人は交際する事になるが…

これまたGSブームを感じる作品。

コーラと白い粉…ああいう使われ方はスポンサー的に美味しいのだろうか😅でも瓶コーラ飲みたくなった笑

加賀ま
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進め!ジャガーズ 敵前上陸(1968年製作の映画)

4.1

ボーカルの岡本さん主体のアイドル映画。

ナンセンスギャグのつるべ打ち!パロディ多数で楽しい。

終盤の硫黄島の戦いはどこで撮影したのだろうか。

場面ごとに服装が変わる中村晃子が可愛い。オチもく
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.9

明日の愚連隊2本立てに備え休日出勤を終えて観てきた!

独特でクラシカルな世界観に惹き込まれた。

班長は秒で佐藤允がモデルと分かる出で立ち!荒木(大久保)と戸川の中間のようなキャラクター。
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我輩はカモである(1933年製作の映画)

4.2

愛人のゴリ押しで新大統領に就任するグルーチョ。

戦争が始まり援軍を呼ぶ場面でマラソンランナーやら動物やら関係ないものまで走ってくる演出に爆笑。

ピーナッツ屋ハーポVsレモネード屋の下り、しょーもな
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マルクス兄弟デパート騒動(1941年製作の映画)

3.8

中盤までは割と退屈な感じだったけど、クライマックスの追いかけっこの勢いとギミックの凄さに圧倒された。飛び出す漫画のようだ!

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

3.8

叔母二人の衝撃の告白、自分を大統領だと思い込む叔父、絶縁状態だった兄の来訪。狂気の渦に飲み込まれる演劇家の運命やいかに?

ケーリー・グラントはこういう情けない二枚目も演じていたんだなー笑

叔母二人
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いんちき商売(1931年製作の映画)

4.1

密航者の4人組が大騒動を起こすコメディ。

マルクス兄弟初体験!
冒頭から出落ちすぎて最高。

コミカルで遊び心溢れるアクションの連続で楽しかった。
喋らないハーポが追跡を逃れるために人形劇に混ぎれ込
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この子を残して(1983年製作の映画)

3.8

長崎への原爆投下の場面や終戦後の人々のその後等、割と淡々と語られるんだなぁ、と思ったら…
被爆した人々が苦痛に喘ぐ痛ましい姿をあえてエンドロール前に描写する後味の悪さ。

痛烈な反戦映画。

夕やけ雲(1956年製作の映画)

4.2

久我美子も田村高廣もなかなかな人物で驚き。あの騒動の後に密会する流れもなんか凄い😅

父亡き後、元気に店をまわす長男の姿は頼もしいが青春時代に別れを告げるモノローグが切ない。

男子同士の手つなぎ
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月の砂漠(2001年製作の映画)

3.6

姿を眩ませた妻と娘の行方が気がかりな夫。

夫が妻の動向を赤の他人に探らせるという流れは東京公園に似てるけど依頼する相手が悪すぎる。

まさかのハッピーエンドで仰天。

夏八木勲(殺される毒親)萩原健
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東京公園(2011年製作の映画)

3.9

カメラマン志望の学生がある女性の尾行と写真撮影を依頼され…

幽霊の同居人がいたり奇妙で不思議な物語。都内各地の公園を擬似散歩。

同い年の三浦春馬くんが主演なのもあり公開当時同じく学生だったあの頃
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藍より青く(1973年製作の映画)

4.0

幼馴染の娘と相思相愛になるも出征が決まり思い悩む青年。

大和田伸也が若い!この頃から良い声。あのやけっぱち行動は謎。(付き合う邦衛)

威厳を見せていた三國連太郎が娘・松坂慶子を心配するあまり暴
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あこがれ(1966年製作の映画)

4.1

同じ児童養護施設で出逢い、出所後交流を深めていく二人。

冒頭から辛い話だけど爽やかな二人のやり取りに癒やされる。

洋子ちゃんが働くフードコートの場面のごたごた感好き。

娘と距離を置くため徳
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惜春鳥(1959年製作の映画)

4.3

逃げるように故郷に戻ってきた川津祐介を出迎える友人達。

白虎隊の剣舞を披露する5人組の凛々しいこと…共に現在と過去を映し出す演出に見入る。

びっこの山本豊三が川津に向ける想いは友情を超えたものに
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

史実ベースなのでTENETのような造り込まれた難解さはなく、会話劇として見入った。

投下の標的が我が国に決定してからの一連の流れはやはり辛い。

惨状を確認するシーン、資料写真等は一切使用せずキ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.2

舞台がNYに戻り原点回帰。

前作ではサプライズ出演だった初代メンバーも大活躍!わちゃわちゃ感が楽しかった。

今日のような季節感ブチ壊しの混沌とした気候で観るにはピッタリ!

これからも2年に
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歌え若人達(1963年製作の映画)

4.3

学生寮で暮らす男児達の青春。

主演の松川勉の経歴が原作かのようなストーリーライン。

松竹主力俳優総動員、内輪ネタも有りで華やかな愉しさ。

皆が不満や悩みを抱える中、終始陽気でおちゃらけてる山
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キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

4.1

73年の故郷、NYでの無料凱旋ライブの模様。

自らのピアノと歌声だけで魅せる1部、バンド登場でグッと賑やかになる2部まで素晴らしかった。

周囲の様子を捉えたカメラワークも良い。歓喜に湧く客👏興
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

4.0

賞金首の集団を一網打尽にせんと手を組む二人の賞金稼ぎ。

リー・ヴァン・クリーフの老練な佇まいがカッコいい!
並ぶと坊やに見えるイーストウッドと5歳しか変わらないとは驚き。実質この二人のダブル主演作!

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

3.9

昔テレビ放送を流し見したきりなのでほぼ初見。

黒澤明『用心棒』オマージュ作とは聞いていたけど、話の流れから演出まで想像以上に酷似していて驚く。二本立てで観たくなるなー。

爆煙の中、姿を表すイー
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明日はいっぱいの果実(1960年製作の映画)

4.3

弾丸拾いに嫌気が差し兄を頼り上京する妹。

山田太一脚本デビュー作はポップなコメディ。

鰐淵晴子ファンは必見!どの場面も強烈にかわいい。 姫ゆり子とのバディ感も良い。(実年齢8歳も離れてるように
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愛と死(1971年製作の映画)

3.8

雪原に横たわる男女のビジュアルから最後は心中するのか…という先入観が見事裏切られる。(泥だらけの純情の影響大)
栗原小巻がかなり様子がおかしい女性だったのもあり…😅あの事故、同じ研究員がやらかしたのだ
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喜劇 団体列車(1967年製作の映画)

3.9

迷子の坊やを家まで送り届け、その母親・佐久間良子に一目惚れする駅員・渥美清。

『喜劇 急行列車』はほぼ列車内で展開される話だった覚えがあるけど、今作はロケ多め。

亡き父親の遺影、男女双子の赤ちゃん
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エノケンの孫悟空 後編(1940年製作の映画)

4.1

前篇に続いて鑑賞。

ポパイのほうれん草、ディズニーの編曲…何でもアリ感はパワーアップしてるような…😂

妖精のような中村メイコが可愛い。

イヌにされた王女様・高峰秀子は元に戻っても歌唱のみで台詞
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エノケンの孫悟空 前編(1940年製作の映画)

4.1

西遊記を土台に展開される和製ミュージカル。

時代背景無視の自由な展開、発想がぶっ飛んでいて楽しかった!

エノケン孫悟空の扮装はV系一歩手前。

懲役十八年 仮出獄(1967年製作の映画)

3.8

仮出所中の安藤昇、余命2年の若山富三郎、唖者の伊丹十三が密輸された金塊強奪を企てる。

コッテリした組み合わせの3人組!

タップリと尺を使った静寂の中での金庫破りシーンにこだわりを感じる。
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あばずれ(1966年製作の映画)

4.1

空中ブランコ乗りを夢見る少女がサーカスの花形の毒牙に…

トークショーで緑魔子さん御本人も難色を示していたタイトル(題に釣られた人が可哀想と仰っていた)
彼女を指導の名目で手籠にする待田京介は安定
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ならず者(1964年製作の映画)

3.7

香港・マカオ・日本を翔ける殺し屋・高倉健。

喀血で血が喉に詰まり窒息しそうになる南田洋子に口づけしながら血を吸い出す場面の迫力が凄い。
三原葉子の誘惑に「ミルクは朝飯に2杯飲んできた」(うろ覚え
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

冒頭の注意書きを盾にしているかのようにハジけたブラックコメディ。

冷戦真っ只中にこんな作品を産み出すとは…
当時もだろうが今の御時世、笑えない場面も😅

表題の博士の出番少なっ!でも凄いインパク
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恐山の女(1965年製作の映画)

3.7

冒頭で吉村実子の末路は語られるが、そこに至る要因が予想外で驚愕。

五所監督の中でもかなり異色な作品なのでは。

風説を断とうと吉村に近づく川崎敬三の散り方があまりにあっけない。

今作で銀幕デ
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黄色いからす(1957年製作の映画)

4.5

母の愛情を一身に受けてきた坊やは復員してきた父親と折り合いがつかず…

切なくも心暖まる家族ドラマ。

宣伝カーに釣られ妹を外に連れ出す場面はヒヤヒヤ💦

「ぼくの動物園」には🐀や🐢ニオイも強烈
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煙突の見える場所(1953年製作の映画)

4.3

見る場所で何本にも見える、通称「お化け煙突」近辺の街が舞台の人情劇。

電車内から見える景色で煙突の全容が明らかになる粋な構成。

上原謙がカレンダーをチラチラ気にする意味に途中で気付く🤭

極薄
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