naoさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

第二次世界大戦終戦から冷戦までの歴史やオッペンハイマーについて、下調べしてから観れば良かったなぁ。クリストファー・ノーランの映画を観るのが久しぶりで、登場人物が多くて情報を整理するのが大変だった。
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

松岡茉優と窪田正孝の演じるキャラクターが面白い(演技も上手い)ので、二人のシーン(特に前半)は最高だった。
例のマスクを揶揄する布マスク😷が、シュールで面白かった。
映画館にはそんなに人も入ってなかっ
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(2023年製作の映画)

3.9

本作の原作は2016年に起きたやまゆり園事件に着想を得ている。

以下、感想。
まず、身近に身体障がい者がいたり、自身が特別支援学校や障がい者就労施設などで働いている場合でなければ、身体障がい者のこと
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

種明かしが始まるまでは多少ドキドキしたりして楽しめた。
けど、蓋を開けてみれば、全てを解説されてしまい何も考察する余地がなくて、観終わった後何も残らなかった…

ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

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行きに忘れ物発覚でドタバタになり、先月から楽しみにしてたのに後半寝てしまった。

でも、ガザにはどういう人たちが暮らしているのかという部分は観られたので良しとする。爆撃の様子は他のドキュメンタリー番組
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.3

元旦から映画を観られて幸先良し。

人が殺されるシーンはショックが大きかった。
現在も世界ではこのようなことが行われているのだけど、人間がやってきたことの再認識と勉強の機会になった。

今「プリズン・
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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年始に観るか迷ったけど、タイミングだと思って本日鑑賞。

冒頭からカオスで感想が浮かばない。
特に印象に残っているのは、動物園と燃え盛る車椅子。
戦争が始まって動物園が爆撃され檻が壊れたら、日本だって
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

5.0

地元の映画館で何か観ようと思い立ち、以前「ベルファスト」を観ていたので、同じく北アイルランド・ベルファストが舞台のこちらをセレクト。

紛争の歴史が色濃く残るベルファストで、「意見の違いがあること」を
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

オーケストラの指揮者の話ということで観てきた。

主人公がもともと音に敏感かつ、ストレスによって幻聴も発症したので、夜に物音を確かめに行くシーンが何度もあった。ちょうど前日に心霊系を扱ったバラエティ番
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

「グランド・ブダペスト・ホテル」ぶり!のウェス・アンダーソン。トム・ハンクスが出ているということで観てきました。

作り込まれた可愛い世界を見られただけで幸せな気持ちになった。特に、水平方向に続いてい
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

笑ったり泣いたりすると呼吸が苦しくなって、文字通り死にそうになっていたのが切なかった。
チャーリーの巨大な肉体自体が、チャーリーが動くことによって生まれる音が、鯨を彷彿とさせた。

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったやつ!
目を背けたくなるようなシーンもあるけど、作品全体としては心地良くて癒しを与えてくれるような映画だった。

私は大人になることは肯定的に捉えている。色んなことを考えられるようにな
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.1

ノートンが以前、インスタで絶賛していたのが本作に興味を持ったきっかけ。素晴らしかった。

前半のレスリーはまるで、ロードオブザリングのスメアゴルのようだった。

スウィーニーのように、身を滅ぼしてしま
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.9

吹替版。
パパ(ショーン•コネリー)がめっちゃかわいかったし、作品自体も楽しめた。
パパの出演作は「薔薇の名前」しか観たことがなく、他の作品も観てみたくなった。

RRR(2022年製作の映画)

3.9

イッテQのナートゥダンスをきっかけに観たくなった。
長かったけど、久しぶりのアクション&初ボリウッド楽しめた。
他人が、場合によっては死に至るほど苦しむのを見たいという人物が登場するが、そういう人が実
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

ボクシングジムの指導者たちの愛を大いに感じた。
三浦友和、格好良かった〜

ボクシングは映画やテレビドラマで取り上げられることが多い印象。私は格闘技を観ることがあまり好きではないが、ボクシングもプロレ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

マルチバースも中盤には慣れてくる。
こんなカオスなのに、ジェーン・スーさんが泣けると言っていたわけも分かった気がする。私個人としてはこれまでの人生で「孤独」を感じたことはなかったけれどこの映画を観たら
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.7

起伏のほとんどないストーリーだった。
主人公のバディが素直な良い子でかわいいのと、分断する社会における家族の絆が描かれていて感動したのがグッドポイント。特に両親の、どれだけ言い争ったとしても根本にある
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

なんだか気になる俳優、コリン・ファレル。気になる度で言ったら同じコリンのコリン・ファースよりも気になる。
そんな彼を2時間たっぷり堪能できて満足。
ブラックコメディは笑えない。狂気の沙汰で怖かったです
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

アハマッドはよく走るねぇ。息切れしている描写がほとんどなかった。
彼が問い掛けているのに大人は聞く耳を持たなくて、可哀想だった。私は子どもの話は聞いてあげたいと思う。

「言うこと聞かないと、ぶつよ」
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

マイルズ、「シング・ストリート」の子だってすぐわかった!

まず、You're All I Need To Get Byをデュエットしろと言われた二人が惹かれ合っていく、という展開がスウィートすぎる。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

ジェイクの子供たちのキャラクターがそれぞれ際立っていて良かった。特に、キリとトゥクが可愛かった。
前作を観ていたので、髪の毛?の先を植物や動物と繋ぎ合わせるところもすんなりと受け入れられた。
人間によ
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ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

3.7

パリ・オペラ座のバレエ団は格式高いけど、私がYoutubeでよく観る英国ロイヤルバレエや実際に公演をよく観に行く日本のバレエ団と比べたら、ダンサーにとって窮屈な場所なのかもしれないと外野ながら思った。>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.7

ストーリーが想像とは違った。不倫する映画やドラマの観すぎか。「~の練習」とかシーンの繰り返しがナチュラルに入ってくるので、現実と現在の判別が難しい。
主人公が着る数々のチャイナ服がどれも素敵だった。
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.0

面白かった~
アバター観たいけど観るなら3Dで、とずっと思っていたので嬉しい。

景色が美しかったな~。あと、サム・ワーシントンの声が良い。
そして、やっぱり『自分が「正しい」と思うことをする』という
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

船による移動シーンの冒頭が、終始暗い沼地映画「ピアノ・レッスン」と同じだったので観終えられるかなと不安だったが、全く問題なかった。

エロイーズのお母さんが出掛けている数日間に、肖像を書きに来たマリア
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.1

後味が心地良い映画。
シーツやら椅子やらに血が付くというシーンが何度も(!)出てきて、中高生の頃によく制服のスカートを汚していたのを思い出した。いつの間にかそんなことは滅多に起こらなくなっていたけど、
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.9

シトウレイさんがYoutubeでおすすめしてて、気になったので鑑賞。
「わたしは最悪」というからどんな主人公かと身構えていたけど、超自己中心的という訳でもないし、その人の誠実さが現れる場面でちゃんと相
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.9

2回目。
こういう映画には癒される。出会った頃の二人が可愛かった。主人公は38歳なんだけど恋人と無邪気に遊んでいて、私もいつまでも精神は若くありたいなと思う。あと、お母さんと主人公の関係性が好きだった
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

図らずもダニエル・クレイグの007をコンプリートした。
こういう映画は自分が思ったことをコメントするだけでネタバレになりそうだから、大したことは言えない。
面白かった!フィクションなんだけど、このシリ
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.1

撮影中に何度か怪我を負ったりもしていたのか…
007のような超大作の主演俳優はまさに「スター」なので本当に遠い存在に思えるけど、このドキュメンタリーではダニエル・クレイグが007に決まった頃の周囲の批
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・クレイグの007を4作観てきた中で一番純粋に楽しめた。
これまでの主な登場人物がみんな出てきてスケールが大きかったからかな。
ヴァルツさん、声だけでわかるよ~
Qが気になる人を家に招くのでせ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.9

なんだか所々のシーンでインディ・ジョーンズのアトラクションやハリー・ポッターや「ジョーカー」(←については特定の映画ではなく存在)を彷彿とさせた。
所謂ヒューマンドラマと同じくらい内面の描写が深くなり
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

本作はコンパクトながら筋が通っていていい感じ。
競馬?とチェイスシーン(と忘れたけどもうワンシーンでも)など、二つのシチュエーションを掛け合わせて畳み掛ける映像がいかにも映画らしくて盛り上がる。
オル
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.9

母が007とかボーンシリーズが大好きなので一緒に観た。スパイ映画が好き、かつ最近はイギリス文化の魅力を再認識したと話しているので、だったら『裏切りのサーカス』観た方がいいよと薦めている。

またマッツ
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

うーむ、エイダがベインズを好きになる過程に共感できないし、沼地が象徴するように終始暗いし。
娘が母親の濡れ場を覗き見た後にした遊びが直接的過ぎて笑ってしまうよ。
なんで名作と言われているのかしらん。

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