ジュライさんの映画レビュー・感想・評価

ジュライ

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.2

個人的に好きだった(&謎だった)ポイント。
・田舎のヤンキーのような取っ組み合いをするゴジラとコング
・そしてモスラに「メッ!」される可愛いゴジラ
・ゴジラがあげたカラフル鬨の声に「キレイ!」って顔で
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
昔っからシンジは周囲になんにも説明してもらえないまま右往左往せざるを得ない子だったけど、いよいよ説明してくれる人が冬月じーちゃん(とカヲル)しかいなくなってて笑えました。

他の見どころは、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

再鑑賞。やっとアスカが出てきてハッピー。

シンジを取り巻くパイロットたちはみんな性格やら名前やらがTV版からマイナーチェンジしてるけど、カヲルだけは従来のカヲルのままですよね。
人間は多かれ少なかれ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.6

再鑑賞。展開早くて助かる。でもアスカ出ないこと忘れててブルー。
TV版の頃は日常に当たり前にあったウォークマンやら公衆電話やらがすでに前世紀の遺物である今となっては、当時の庵野さん本人すら意図していな
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

寒い地方の話ってことくらいしか事前情報を仕入れずに観はじめ、「事実を基にしてる」と最初にアナウンスが出るし、裸足で雪の中を走るので、もしやディアトロフ峠モチーフかと思ってウキウキしたけど違いました。>>続きを読む

ブリッジ(2006年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーであり、現実にゴールデンゲートブリッジから投身自殺する人々のその瞬間の姿と、関係者へのインタビューで構成された93分間。

印象深かったのは、家族や友人など、遺された人々の多くが「なぜ
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

4.1

もし『オペラ座の怪人』のファントムがディストピアの独裁国家で政権転覆を目論むテロリストになったら、みたいなSF。
ファントム以上に人は殺してるけど、でもVのほうが紳士。仮面を取ろうとしたイヴィーのこと
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

内容はひとまず置いておいて、とりあえずこの上映時間なら途中休憩を入れてくれと、私がノーランの家族か友達だったら絶対に本人に言います。
観客の精神力(というか膀胱力)に挑戦しすぎ。

中身のほうは、前評
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たたり(1963年製作の映画)

2.4

ホラー小説の恐怖度でいうと、これの原作を超えるものは私の人生において今のところ他にありません(むかし初めて読んだときはページをめくる手が震えた)。
日本的な「穢れ」の怖さともまた違う、足の裏をじっとり
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告発(1995年製作の映画)

4.5

アルカトラズ刑務所が舞台の実話ベース系。
三沢知廉は「日本の刑務所はアルカトラズより脱獄が難しい」と書いてましたが、まあ脱獄王の白鳥由栄がいたしね。

とにかくケヴィン・ベーコンの演技力が限界突破して
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大脱走(1963年製作の映画)

4.1

実話を基にしたストーリーで、冒頭でも「キャラとかには多少脚色はあるけど、脱走計画は実際のものを綿密に再現してるからね」との念押しあり。

あらすじからもっとシリアスで悲壮な雰囲気を想像してたけど、中盤
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.8

バイクのスピード世界最高記録を樹立したおじいさんの実話。

アンソニー・ホプキンス演じる主人公がいつもにこやかで、ユーモアと、経験に裏打ちされた人生哲学と余裕があり、愛されやすい人柄なのもあいまって、
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

面白い!!
古い作品なのにテンポがよく、ダレ場が一切ないので目が離せません。

これって普通だったら、監督や脚本家は12人それぞれの人物像や人生をもっと掘り下げて説明したくなると思うんですよね。
この
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

実話だし「凝った構成で魅せる」という類のストーリーではないのでもっと直球に淡々と描いてもよさそうなものなのに、意地でもそれをしないのがノーラン。
もちろん『テネット』とかに比べれば全然やさしめのストレ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

5.0

犬、しかもリュック・ベッソンとくれば観るしかない。
それにしても期待以上に良かったです。星10個つけたい。Blu-ray出たら絶対買います。

ああ犬はいいねえーーー。犬は地球の至宝ですね。犬いるとこ
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.8

観たら絶対に泣くであろうことが分かっていたのでずっと避けていましたが、意を決してようやく鑑賞。
結果、無事泣きました。

確かウィル・スミスはこの撮影終了後、すっかりサマンサ役の犬に心奪われていたため
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

長らく記録つけるのサボってましたが久々に。

個人的な見どころ。
・邪悪な顔の演技があまりにも堂に入っているヘンリー少年
・やたら頑丈な登場人物たち
・ストーリーにおける存在意義がほぼゼロなサリバン
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シックス・センス(1999年製作の映画)

5.0

再鑑賞。
昔一度観たきりだったけど、記憶力の悪い私ですらクライマックスのシーンは覚えていたので、それだけ印象深かった模様。
恐怖ではなく「見えてしまう人の哀切」に焦点を当てた作品って意外と少ないので、
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

はからずも『モリコーネ』の次に劇場で観た作品になりました。
『ニューシネマパラダイス』が映画を通して心を受け取った側の話だとすると、こちらは映画に心を込めようとした側の話。私自身も作品を作りたい立場の
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

全編を通し、ジュゼッペ監督からモリコーネへの多大なる感謝と敬意が感じられる非常に丁寧な作り。
アカデミー賞をなかなか取れずにいたモリコーネがようやく名誉賞をもらった時にはホロリと涙が出ました。

個人
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.5

かなり久しぶりの再鑑賞。実写パートのこととか完全に忘れてました。
イェンシッドに媚びへつらうミッキーの姿は、なにか見てはいけない場面を目撃してしまったような気分に駆られます。例えるなら、親が土下座して
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TELL ME hideと見た景色(2022年製作の映画)

2.3

hide好きな夫と鑑賞。
hideのことは抜きにして「映画」という観点で点をつけると、まあこんなところかな……。

無駄に長いシーンが多くて、ちょっとダレてるように感じました。もう少し簡潔にしたほうが
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.9

新年一発目に映画館で観るには最適な内容でした。
スピリッツと闘志。

特別に不幸なわけではないものの、情熱の不在な毎日を送っていて、人生を変える何かが欲しいと願う妻。
年をとるにつれて諦めを覚え、闘う
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.4

ずっとスルーしてたけど、ようやく鑑賞。
期待値より1000倍くらい良かった。
とにかくもうウォーリーがピュアっピュアで、あの澄みきった瞳を見てるだけで泣きそうになりました。
船の中の人たちはデフォルメ
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モーターヘッド/ザ・ワールド・イズ・アワーズ(2011年製作の映画)

3.8

メタル好きの夫と一緒に鑑賞。
クリスマスの夜だったので、こんな日に来てる人いるのかなぁと思ってたけど(ごめん)、かなり熱い感じのファンがたくさん来ていて、本物のライブさながらの盛り上がりでした。

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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

4.0

ルイス・ウェインの絵が好きなので鑑賞。
全体的にやや駆け足だけど、これくらいサクサク進んでくれたほうがダレずに観れて私は好きかな。サイケデリックな万華鏡的映像でルイスの絵を表現してたのに感心しました。
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.6

6分間と小粒ながら、ブラックユーモアがピリッとしてていいですね。
でも特に苦痛もなく突然死してるようだし、それなら原本やコピーの自分がどうなろうと、何千回でも押してしまいそう。

43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

1.0

普段自分で選ぶことはないタイプの映画。
今回は人に勧められたので観てみた。

長年連れ添った妻を亡くした後、大昔の元カノ・リリィがアルツハイマーになって暮らしている施設に、自分も同じ病気のふりをすると
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.8

観てる最中、ずっと『オペラ座の怪人』を思い出してました。
双方、音楽に関して天賦の才を持ちながら、たった一つの場所でしか生きられない者を描いているからかな。時代を前後しながら描いてるのも一緒だし、印象
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.7

やっと続編出てくれて嬉しい。

前作では可憐だったジゼルもすっかり福々としていて松坂慶子にしか見えないし、ストーリー的には諸々雑だし、ツッコミどころも多々あるけど、まあこんなもんでしょう。このシリーズ
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.7

この手の映画はどうオチをつけるか難しいところですよね。
現在もまだ人種差別ははっきり残ってる以上、大団円で終わるわけにもいかないし、でも一般ウケさせるには、あまり後味悪くしすぎるのもアレだろうし。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

自分で予想してた以上に好きでした。もっと早く観れば良かった。
ウェス・アンダーソンとジャン=ピエール・ジュネとフランソワ・オゾンを足して3で割ったような雰囲気で、こんなの嫌いなわけがない。
ストーリー
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リストラ・マン(1998年製作の映画)

3.5

社内のうざいスローガンとか、コピー機が詰まるとか、電話の声がうるさい同僚とか、「あるある」なイライラが盛りだくさんで面白い。どこの国も一緒なのね。

ジェニファー・アニストンって顔が全然変わらないよな
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.7

やっっと観ました。
序盤の、淡い色に染まる海面が宗教画の空みたいできれい。

どちらの話が真実かについては、私はリチャード・パーカーがいたほうを推したいです。
人間同士が殺し合う悲惨な話を動物や肉食島
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エターナルズ(2021年製作の映画)

2.5

ごちゃごちゃしててキャラの掘り下げが不十分。かといって群像劇ってわけでもないし、なんかすべてが中途半端だったな……。
特にキンゴとセナ(とギルガメッシュ)は別にいらなかったような。まあ続編で見せ場があ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

ドレイコフがカールじいさんにしか見えず、今にも風船で飛び立ってしまいそうでいまいち緊迫感が感じられないまま終わった。
でも結構好きです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とかもだけど、どうにも姉妹
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