やっっと観ました。
序盤の、淡い色に染まる海面が宗教画の空みたいできれい。
どちらの話が真実かについては、私はリチャード・パーカーがいたほうを推したいです。
人間同士が殺し合う悲惨な話を動物や肉食島>>続きを読む
ごちゃごちゃしててキャラの掘り下げが不十分。かといって群像劇ってわけでもないし、なんかすべてが中途半端だったな……。
特にキンゴとセナ(とギルガメッシュ)は別にいらなかったような。まあ続編で見せ場があ>>続きを読む
ドレイコフがカールじいさんにしか見えず、今にも風船で飛び立ってしまいそうでいまいち緊迫感が感じられないまま終わった。
でも結構好きです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とかもだけど、どうにも姉妹>>続きを読む
安楽死処分寸前で救い出され、レスキュー賞を受賞するほどの警察犬へと成長した犬の実話を基にしたストーリー。
とにかくイヤな人が一人も出てこず、始終ほのぼのしているので、心が疲れてる時や重いものは観たくな>>続きを読む
採用試験をデスゲーム風になぞらえ、志望者8人たちのうち誰がどのように知略を尽くして生き残るのか(=採用されるか)……という、低予算ソリッドシチュエーション。
まず発想が面白い。採用試験そのものを主軸>>続きを読む
主人公がおバカで周りはまともというパターンかと思いきや、実際は主人公のみまともで周りが全員バカばかりというパターンだった。
意外に凝ってるカメラワークや、きちんと機能してる伏線など、結構真面目に作られ>>続きを読む
人の悪意には限りがない、って話。
BGMも劇伴も一切なし。
さらにモノクロであることにより「ここではないどこか」の話だと示されながら、描かれるのは恐らく世界の普遍的な一つの事実である、「口先では神を>>続きを読む
女装癖がある男性と、それを物理的・精神的に支える女性の関係を主軸に描いた人間ドラマ。
LGBTをことさら強調してる感じではなく、「自分がよく知ってる人がそうだったときの関係の変化」をサラリと描いてる>>続きを読む
不法入国した難民の少年をかくまう、貧乏な老人。
愛する妻は病に倒れ、密告者もいて、でも隣近所に住む人々はみんな人情味があって……。
静かな港町での、ひっそりとした騒動。
主人公の「マルセル・マルクス>>続きを読む
M.ナイト・シャマラン原案。
男性3人と女性2人が乗ったエレベーターが停止し、その中と周囲で次々と人が怪死を遂げる。
伝承どおりに悪魔が近くにいるとするなら、それは一体誰なのか……というホラー。
い>>続きを読む
登山モノの実話を、本人たちへのインタビューと再現ドラマを交えて描く形式。
シウラ・グランデ峰の初登頂に成功したものの下山途中に足を骨折したジョーと、相棒のサイモン。
それでも二人が協力して下りようと>>続きを読む
おそらく、
「(犬と比較しての)人間の不純さ」
「必要な意思表示をせず、ただただその場の状況に流されて生きることの卑怯さ」
というようなことを表現したかったのかな。
なかなかはっきり「NO」を言えな>>続きを読む
米兵に追われるアラブ兵を描いたストーリー。
主人公は常に敵意ではなく恐怖と生存本能のみで動いていて、人を何人も殺してはいるものの、「宗教VS宗教」「国VS国」という状況下においては、もはや彼個人の善>>続きを読む
ゲレンデのリフト上に取り残されるソリッドシチュエーションホラー。
袖の下として100ドルも渡すなんて、リフト代ってそんなに高いの? 行ったことないので相場が分かりません。
開放骨折や、金属にひっつい>>続きを読む
幻聴や頭痛に苦しみながら、数字で世界を解き明かそうとする数学者が主人公。
この監督と作曲者クリント・マンセルのコンビ好きです。
画質が粗くて白飛びした、縄文時代に撮ったのかってくらい古めかしい映像、>>続きを読む
まさかピノキオで「インフルエンサー」「アウトソーシング」なんて単語を聞くとは。
そのわりに「驚き桃の木」なんて死語も出てくるし。今の子どもに通じるんだろうか。
ふさふさモフモフのファウルフェローと、>>続きを読む
豪華絢爛なMGMクロニクル。
ハリウッドが「銀幕」だった時代における、まさしくエンタテインメントとしか言いようのない、パレードのような、宝石箱をひっくり返したような作品の数々。
今はもうこういう映画な>>続きを読む
プロファイリングの天才である変わり者の男性が、ダーウィン賞をとりそうな素因を持つ愚か者たちが起こした事故の原因を探っていく話。
ダーウィン賞のwikiはたまに読むととても微笑ましい気持ちになれるので>>続きを読む
おばけは家につくらしい。まるでネコのよう。
レトロチックな角丸のかわいい雰囲気の画面でいきなり死亡シーンが出ると少々ドキッとする。
BGMなどもなく、かすかに鳥のさえずりが聞こえるだけで、人間ひとり>>続きを読む
そりゃ人間の死体の始末なんて重労働でしょうねえ。人を殺すなら豚を飼うか木材粉砕機を買ってからにしないと。
冒頭から白ブリーフ姿を延々と見せられるので、グロとはまた別の意味で食欲を削ぎます。
主人公は>>続きを読む
書籍『兵士は戦場で何を見たのか』『帰還兵はなぜ自殺するのか』で読んだようなシーンがあるなぁと思ったら、やはりあの二冊がベースになってたんですね。
兵士は戦場で深いPTSDを負い、なんとか生還できても>>続きを読む
70〜80年代にテレビで人気を博した伝道師タミー・フェイとその夫ジム・ベイカーの生涯を、事実を基にして描いた作品。
ジェシカ・チャスティンが自ら映画化の権利を勝ち取って製作している。
宗教とお金の関係>>続きを読む
人魚姫をベースにした、芸術点高めのB級ダークファンタジーミュージカルホラー。
人魚が海の中から人間の男性を見つめて歌を歌うという、ディズニーからハチャメチャに怒られそうなシーンから物語は始まる。
曲>>続きを読む
可愛いのか可愛くないのかいまいち微妙な猿とデヴィッド・リンチが、いまいち噛み合ってない会話をする17分間。
不条理ものはわりと好きなほうだけど、これは……表層に見えてること以外のものが何ひとつ読み取>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Filmarks試写会にて鑑賞。
たしかにこれはA24が喜んで配給するだろうなという感じ。
ちょっとラース・フォン・トリアーっぽくもある。陰険さの方向性が。
仮に自分の目の前にアダが現れたとしたら>>続きを読む
900万の人口を抱えるメキシコシティには、公営の救急車はたった45台未満。
ゆえに営利目的の私営救急隊が日夜走り回ってる……という現状を描いたドキュメンタリー。
なにしろ患者からもらう搬送代が生活費>>続きを読む
大好きで、繰り返し観てる作品。
ループもののMYベスト!
クライマックスのあのシーンは、分かってても毎回鳥肌が立つ。
ループものってたいてい、ループする理由について妙に科学的なこじつけくさい説明があ>>続きを読む
一切セリフなしのアニメーション短編で描かれるのは、子どもを銃乱射事件で失って以来、殻に閉じこもり、自分自身とも相手ともうまく対話できていない夫婦。
なんだか『風が吹くとき』を思い出しました。ストーリ>>続きを読む
本編はきっかり4分。
実写、アニメ、ストップモーションなどさまざまな手法が数秒ごとに入れ替わるのは楽しいけど、斬新というほどのものでもなく。
むしろ画面がめまぐるしいので、メッセージに集中できないとい>>続きを読む
統合失調症の話。ややグロあり。
主人公ピーターの背負う幻聴と妄想が真に迫っていて、悲しく痛ましい。
鑑賞中、そういえば93年当時の日本では統失の呼称はまだ「精神分裂病」だったなあと思い出した。
まあ>>続きを読む
過去何度か鑑賞してる、好きな作品。
かなり後味悪いし胸糞なんだけど、圧倒的な無力感で打ちのめしてくれる、内包するそのパワーに畏敬の念を覚えます。
なにが怖いって、「結局なにひとつ解決していないにもか>>続きを読む
ストーリー中盤以降、原作を魔改造してるわりには諸々うまく繋がってたと思います。
でも結構大事なシーンや説明がカットされてたのはOKなんだろうか。車内電光掲示板のアレはやってほしかったな。
『なんちゃ>>続きを読む
人一倍鋭敏な聴覚だけを武器に、孤立無縁の中、真実を究明すべく一人戦う主人公……というと熱い感じだけど、その主人公もどこかパラノイア的。
覚めない悪夢のようでもあって、この冷えた雰囲気がたまらない。
か>>続きを読む
周りにドヤされつつ「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」となってるあたりにすごい既視感。
しかもエヴァよりは周囲の人間がだいぶ優しくて、にもかかわらずピーターがなかなか覚悟を決めないので、中盤までは観てて結>>続きを読む
世界で一番熱いリレー。
AEDなハンマーと、過去に行くときの白いスーツがまったくと言っていいほど似合っていないホークアイが好き。
あとはソーが母親と会うシーンでちょっと泣きそうになりました。
でも神>>続きを読む
みんな大好き「英国紳士」。「侍」と並ぶ世界の2大ロマン。
しかも声がヒュー・ジャックマンでお得。
大人向けの上質なストップモーションアニメなのだけど、あまりにも動きがなめらかなので、ほぼ普通のCGに>>続きを読む