雨下さんの映画レビュー・感想・評価

雨下

雨下

  • 413Marks
  • 0Clips
  • 15Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

大爆音、大爆発。映画とは結局つまりこれでは?と「怒りのデスロード」ぶりの感覚。アニャ登場までは冗長に感じたけどカーアクションあたりから楽しすぎた。アニャのビジュアル含めアクションが美しくて見入った。迫>>続きを読む

告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

3.0

密室空間での心理戦と攻防は面白いものの、ワンシチュエーションならではの単調さを途中から感じた。ジャンプスケア頼りだなぁとか。狂気への発展も唐突に感じた。山下監督の振り幅を楽しむ作品という印象。奈緒を起>>続きを読む

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

4.0

今泉監督特有の会話から生まれる恋愛哲学の部分ではそこまで惹かれるものはなかった。けどロングショットで映される風景とそこに佇む二人が美しくて、その空気感に浸っているだけでも気持ちよかった。ドラマ版の二人>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

劇中のでんぱ組が流れるシーン、最高だったから長尺でフルで観たかったな。原作でもページ費やしてたし。オリジナルエンディングではあったけど尺の都合という感じがしたし、どうせなら滅亡して終わってくれてもよか>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

初の映画館コナンはドルビーシネマで。ミステリーでもあるしアクションでもあるしラブストーリーでもあるし、この幅広さがあっての国民お祭り映画枠って感じ。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.5

吉田監督らしい悲劇と喜劇が混ざったようなバランス感が今回も素晴らしい。めちゃくちゃ苦しいのに笑えたりしてしまう。それぞれの人生があり生き方があるっていうのを感じられるのも映画の醍醐味だよな、と改めて思>>続きを読む

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.5

何年も活動続けてるアイドルやバンドは改めて凄いな、と観ていて思った。一人の熱量だけでは続かないんだろな。主人公のキャラすごく良かった。確かに自分でも「彼氏いるんなら組まなきゃよかった」って思いそう。意>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.0

シリーズ未見だったけど「ゴジラ×コング」でもっとゴリラ観たい欲が生まれてつい。壮大な緑や海の映像美が素晴らしくてそれだけで満足度高し。ゼルダの実写化楽しみになった。猿の物語だけどちゃんと人間のエゴが描>>続きを読む

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.5

女子ということへの問いが軸になってて「アルプススタンドのはしの方」よりイマっぽい。「リンダリンダリンダ」みたいな日常味は感じないけど今作もまた違う瑞々しさがあって良かった。先生の言ってること正しいと思>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.5

清原果耶、ミスチル、岩井俊二が好きな自分には堪らない作品だった。色んな点が線で繋がった感覚。今村圭佑の撮影も美しかった。物語自体はベタだし、終盤はストレートに泣かせにきてるの分かりつつも素直に感動。こ>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.5

人間ドラマが真面目すぎた印象のモンスターバースが今作は難しいこと考えず終始ノリで突き進んでくれて最高。バトルも充分すぎるくらいあって大満足。コングの意図がゴジラに伝わらず殴り合いになるのは笑った。

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.5

逆予告編詐欺。そんなに沢山ホラー観てきたわけではないけど、にしてもこれほど怖くて恐ろしい作品はほとんど経験ない。主演のネル・タイガー・フリーが品のある佇まいながら始まりと終わりで全く違う顔をしているの>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

4.0

美少女コンビが画として映えていて、映像の満足度はかなり高め。ホラー要素だけじゃなく人の嫌な部分も細かに描いていて退屈せず。女も男に負けずやりたい事をと今の朝ドラにも通ずるものを感じたりもした。「ミスミ>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作で泣けた部分も劇伴付けられちゃうと過剰だなぁ…とか、漫画のテンポだと笑えるけどアニメだとちょい恥ずかしいな…とか感じる部分もあったけど、どの場面も丁寧に緻密に描かれてた。主演2人の声も合ってた。あ>>続きを読む

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

黄前ちゃんが部長として成長していく姿を丁寧に描いていた。劇場で観るには小品な感じだけど、ただただ北宇治の皆んなが観られるだけで満足。三期たのしみ。

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.5

青春のキラキラだけじゃなく人の集まりだからこそ生まれる歪みを丁寧に描いてるのが素晴らしい。奏ちゃん良いキャラ。雨の中走るとかベタな演出も素直に感動させてくれる京アニやっぱりすごい。終盤の演奏も圧巻。劇>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

リアリティとかじゃなくただただ娯楽に徹した展開とアクションが楽しかった。キングスマンっぽさも随所にあり懐かしい気持ち。発煙筒とかスケートとか、IMAXで観たらすごそうだったな。 

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

2.5

登場人物たちに個々の生活が見えないから、ただ悲しくつらい場面を並べられても物語のための刺激を与えられてるだけ感。自死を選ぶのもなんだか安直にみえた。創作物なんだから想像の先を描いてほしい。演出もいちい>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

物語が市子中心で描かれるように、この作品自体も杉咲花の存在が全てだったように感じた。他の演者の固い演技だったり所々話の流れに違和感は覚えつつも(焼きそばナンパ等)、杉咲花がいると一気に画が引き締まって>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

千年女優でも感じた、現実と非現実の混ざり合いがカオスで楽しい。25年くらい前の作品なのに新鮮に感じられる部分が豊富。90年代の風景やアイテムが懐かしく、時代の記録としても機能していた。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

それぞれが抱えてるものに対して腫れ物でもなく偽善でもなく、ただ寄り添うようにしているのが美しい。袋に余ったポテトチップスを口に流し込む上白石萌音をじっと映していて、なんて良い映画なんだと思った。

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.5

予告の印象でもっとシンプルなパニックホラーかと思ったけどしっかりドラマ。不気味なマスコットたちや照明の鮮やかさがお洒落お化け屋敷感あって楽しい。最後まで子供でも観られるくらいの怖さなのが若干物足りない>>続きを読む

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

4.0

アクションももちろん良いけど、劇伴や背景美術も素晴らしいというのが劇場で観るとよくわかる。柱稽古編も楽しみ。

千年女優(2001年製作の映画)

4.5

好きな人を追いかける、その衝動と横顔がとにかく美しい。色々なジャンルや時代のおもしろ映画を観ること、それもまた「探し求める」という事なのかも。その先にあるのが虚無だとしても、追いかける事自体が好きなん>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

音楽も美術も撮影もエマストーンも素晴らしすぎて5.0以下つけようがない。10代前半の頃エロい事ばかり考えてたけどその後音楽や小説や映画に触れて世界の豊かさに触れていったなぁと思い返したりした。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

山田杏奈の名刺になる作品がまた一つ増えた感。人よりクマがこわい。大スクリーンで響くACIDMANは痺れた。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

劇場で観られてよかった。気になる点が一つもない。音楽の素晴らしさ、カッコ良さがアニメならではの演出で描かれてた。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

最初は山下監督らしいユルいテンポ感のまま淡々と進んでいったけど、ヤクザたちのカラオケ披露辺りからずっと面白い。ちょっとしたやり取りが後々の感動に繋がっていて、野木脚本の巧さを改めて感じられた。紅って良>>続きを読む

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.0

すごく自由。夢想を映像化というかんじ。ラブコメやファンタジーと括れない「アメリ」というジャンルなくらいのオリジナリティー。好きな人多いのも頷ける。初見を劇場で観られてありがたい。没入感が変わりそう。

台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

4.0

青春とは本来歪んでいるものだというのを再認識。やたら性的なシーンが多かったり男子に暴行された女子がその後一緒に踊ったりと良くも悪くも男に都合の良い感じ。そこ気にするのも野暮なのかと思うくらいに映画的な>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

クリスマスイブに一人でこの作品を観ることが出来る人生でよかった。

ウンタマギルー(1989年製作の映画)

4.0

ずっと意味が分からなくて良かった。夢みてるみたいな心地よさ。名前だけ知ってた戸川純の歌も沢山聴けて満足。

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

画がどれも洗練されていて綺麗だった。男も女も撮るのが上手い。チャイナドレスの身体の美しいラインや煙草の煙のゆらめき。不倫ってオシャレだなとか思えた。

三月のライオン(1992年製作の映画)

4.0

撮りたい画をとにかく撮ってる感じ。30年前の当時の街の空気や風景が映し出されていたり、90年代邦画らしい淡い空気感が流れてて良い。物語自体は興味を持てるものではなかったけど、こういう雰囲気はかなり好み>>続きを読む

>|