ukuleleさんの映画レビュー・感想・評価

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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.0

思いがけず良かった!「死」と言うものの受け止め方は人それぞれ。それを象徴するモチーフとしての骨や金魚。
重くなり過ぎず、笑いもあり、ベテラン俳優揃いの濃い映画。
ご飯が食べられる、ささやかな幸せを感じ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

良かった。パンズラビリンスと同様、映像(色彩)が綺麗でそして切ない。
人間は人種や思考、自分と違うものを差別する。それらを超えた愛というものは、純粋なものだけど周りには理解されにくい。
ラストの愛の詩
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

え?ここで終わるのというラスト。いつかそんな時が来るかもしれないと思わされる今日この頃。有事の備えは出来ても限界はあるよね…

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

2.5

なんとも不思議な映画。厳しい事実をコメディタッチで描いている感じ。
俳優みなそれぞれ個性的。

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

2.5

ユーリがガガーリン団地にここまでこだわるのは母親との思い出があるからなんでしょうね。でもこれほどの原動力になるのかどうか…

パレード(2024年製作の映画)

2.5

人は未練を残さず死ぬことはあるのだろうか…充分生ききったと思えたら幸せ。
予期せず起こることだってある。
そうしたら私は多分未練だらけ(笑)
感謝とかも含めて少しでも後悔ないよう生きていきたい。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.0

あの子ってそういうことなのね。もしかして花も…と思ってしまった。不穏な感じで、それなりに楽しめました。

正欲(2023年製作の映画)

3.0

途中ストーリーに無理矢理感はあったかな。
ダイバーシティ、多様性を違う角度から切り取った感じ。分かりあうっていう意味は、愛情とか友情だけではないということ。相手に理解を求めるから拗れると破綻するけど、
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

最初時系列に戸惑った。
怪物というタイトル、皆それぞれが怪物の部分を持っているということなのだろう。そこに坂本龍一さんの音楽が重なることで、怖さと切なさが襲ってくる。

皆それぞれベテランでいい演技だ
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罪の声(2020年製作の映画)

2.5

昭和の未解決事件を元にした映画。あの頃は学生運動など世の中の理不尽に対する怒りが大きく表現されていた時代。今はSNSなど個人個人となり、デモもそれほど過激ではない。
でも、自身の信念のために子供にその
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

3.0

サイコスリラーは苦手だけど、つい観てしまった。何故そこまでジョンライダーはジムに執着したのかは謎だけど、彼じゃなきゃいけなかったんだろう。
ルドガーハウアーの目つきが狂気で快演。
それにしても警官が油
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

2.5

純粋すぎる高校生たち。ドラマチックでは無いけど、等身大で穏やかな人たち。
悩んで不器用で、周りを想う温かな映画でした。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.0

子供も大人も自分の感情を表現することは決して上手くはない。不器用で、でもなんとかお互いを分ろうとしたり、理解できずにぶつかったりもがくことで距離を縮めていく。
分かり合えなくても愛や思いやりでそれを補
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.5

不思議な世界観の映画。デヴィッドリンチっぽい雰囲気もあるけど、それとも違う…詳しくは無いけど、アメコミ的なストーリーなのかな。

マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

2.5

そういえば、マリリンモンローの映画は観たことが無かった。感受性が強く、心のままで、女優としては魅力的で愛されても、孤独だったのかな…
今度作品を観てみようと思う。

ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

2.5

安楽死がテーマの映画。
死を前にすると、人は心の底にある色々な思いが現れてくる。
宗教観の違いもあるだろうけど、日本ではまだまだ受け入れ難いこと。
死を特別なものと捉えるか、生が内包する一つの現象と捉
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エンド・ゲーム 最期のあり方(2018年製作の映画)

2.5

犬の介護を通して、命や最期について考えるようになった。死は生の一部、すぐ隣にあるということを悪い意味ではなく考えることは大切だと思う。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.0

なんだろう、感動的なストーリーなのだろうけど、私には響かなかった。
明るさと、その裏にある切ない愛情とのバランスが、もう少し静かに響き合う感じがよかった。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

ケイトブランシェットの演技が圧巻。芸術家ならではの苦悩や、嫉妬やそれぞれの思惑で少しずつ美しい世界が狂い始めていく流れは良かった。
ただ、ラストの行き着く先が今ひとつな気が…もう少し重めがよかった。

百花(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の親、そして自分が認知症になったらと思うと人ごとではないけど、このストーリーはそれだけでは無かった。
母親と息子のそれぞれの現在が、過去の記憶を呼び起こす。

AIにないものは人間のように忘れる機
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

あり得ない未来ではなく、怖かった!ちょうどカズオイシグロの、子供がAIの友達と暮らすストーリーを読んでいただけに、そんな未来は多分遠くはない。
所詮完全ではない人間がつくりだすものなのだから、必ずそれ
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.0

いい映画、皆愛ある人たちの幸せなストーリーでした。裁判のシーンが特に印象的。
ケンプトン・バンドンもよかったけど、妻ドロシーに好感。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

少しドキュメンタリー調で静かに進んでいく感じ。自分の子供を託す家族を見つけるのは本当に難しいと思う。
そして、死生観。
人それぞれの解釈があり、私自身未だその意味を上手く捉えられていないので考えさせら
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.0

どこかで観たことがあると思ったら、スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイクだったのですね。
トムハンクスが出ているので、ハリウッドらしい整った映画という感じ。
でも、やっぱりいいストーリーでし
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

誰もが自分の生まれてきた意味、存在価値について悩む時がある。
赤ん坊のウソンと過ごすことで、自分の人生と照らし合わせて行くストーリー。
「生まれてくれて、ありがとう」本当にそんなふうに言われたら、多分
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.0

映像が美しく静かで、好きなタイプの映画。母娘というのは、どこか特別な関係性がある。似ていて理解できる部分や、受け入れられず反発を感じたり…子供達の創作劇が大人びてて驚く。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2011年の震災を思い起こさせるシーンが多く、観ていて胸が苦しくなった。
草太の「人の心の重さがその土地を鎮めている」のセリフが印象的。地鎮祭というように、人々のその土地に宿る神々への敬いの心が災いを
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.0

結局どこまでが本当の未麻だったのか…現実と妄想を行ったり来たり…それぞれが理想とのギャップで葛藤し、心を病んでいく。最後の未麻のセリフも妄想なのか…米津玄師繋がりでたどり着いた今敏監督のアニメ作品。2>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ゆっくり近づいてくる恐怖、緊張感。
それはUFOというより人を食べる巨大な浮遊物。
猿のゴーディのエピソードや、撮影用に調教される馬のラッキーのこと、人間の都合で動物を思うようにしようとすることへの警
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