ukuleleさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ゆっくり近づいてくる恐怖、緊張感。
それはUFOというより人を食べる巨大な浮遊物。
猿のゴーディのエピソードや、撮影用に調教される馬のラッキーのこと、人間の都合で動物を思うようにしようとすることへの警
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女の実家に帰る途中から不穏な空気、差別主義的会話の居心地の悪さ。そして入れない地下室。タイトル「ゲットアウト」の意味は取り替えられてしまった脳に対する乗っ取られた肉体の言葉なのかな。
友人ロッドのお
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画は結構好き。本当の幸せは何なのか…時代設定もあるが、妻が夫を支え世話をする、そして慎ましくだなんて…と思うがけど、それは今もなお。
苦労しながらも自分の人生を生きるのか、それとも何不自由な
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

天才ならではの苦悩。でも、それは技術的なものより精神的なもの、人それぞれが抱えるトラウマとかコンプレックスをどう克服するか…
それは私のような凡人でも一緒。
人に依存することなく自分でとことん追求する
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キャラクター(2021年製作の映画)

2.5

サイコパスホラーは苦手だけど、フカセさんの狂気的な演技に引っ張られ最後まで観てしまった。菅田さんの病んでる感じも良かった。辺見役が誰かと思ったら、あの「家族ゲーム」の松田洋治さんだったと知って衝撃!>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.0

なかなか中身の濃いストーリー。それぞれに血縁とか出生とか背負っているもの、消したい過去を抱えている人達。
妻夫木さんの演技が良かった。
でも、誰かになりすますことは、その人の人生まで重ねていくと思うと
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ミナリ(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こういう心に重しとなるような映画は嫌いではない。
人生は少しずつつまずき始め、気づいた時にはどうにもならなくなっているもの…
男の人は夢を見て、女の人は現実を見る。
子供に父親として成功する姿を見せた
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

アニャ・テイラー=ジョイが魅力的!60年代のロンドンの街並みや音楽、雰囲気も感じられつつ、ホラーサスペンスが進んでいき、ラストまで楽しめました。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

宣伝なしの話題のジブリ作品。期待値が高過ぎたのか、主題歌「地球儀」を聴きすぎたのか(笑)私が歳を取ってしまったのか…
今までのジブリの世界観を盛り込んだ総まとめのような印象。これが初めて観るジブリ作品
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海獣の子供(2018年製作の映画)

2.5

米津玄師が主題歌ということで鑑賞。
久石譲が音楽だったんですね…
色彩が綺麗で、宇宙と人間、伝えたい事はとても大切で、分かるのですが説明的というか、内容が濃すぎる気がしてしまった。
心に届くというより
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.0

良い映画でした。美しい自然の中の植物や生き物たち、それを大切に守り観察し続けるカイアもまた湿地の生命の一つのよう…
母親が残した言葉でもあるザリガニの鳴くところというのはどこなのか…自然の摂理、生まれ
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ヴィジット(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こんな親だから娘は逃げ出したのかと思いきや、予想外の展開に恐怖感倍増!生理的に苦手なシーンが一つ。子供たちはよく頑張った!でも、両親が殺されたのに終わり方が明るかった…

エスター(2009年製作の映画)

2.5

ハラハラはしたけど、サイコパスは多分苦手分野のよう…妻を信じてくれない夫はイヤたなー。「鈍くてウンザリ」という妻のセリフ、男の人はそういうところがある(笑)

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

追われるという恐怖感はあったけど、相手と繋がりたいのか、殺したいのか、襲われるシーンを観ていると「それ」の目的がよく分からず…目に見えなくても実態があるようで、最終的には物理的に殺されるところが腑に落>>続きを読む

ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)

2.5

なんとも不思議な世界観の映画。文明社会を皮肉っている感じもある。とはいえ不条理な事があっても一度人間社会に浸ってしまうと、学ぶべきとされる自由で本能的な自然界には戻れないという事でしょうか…

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.5

怖いだろうと敬遠してたけど、ドキュメンタリー映像のようで、確かに怖いとは思う。
ただ、通常の映画のようにテンポよく事が起きるわけではないので、引っ張っている時間が長く感じてしまった。

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.0

今回は霊能力者エリーズの生い立ちから一作目のダントンにつながるまで。
いずれのシリーズも効果音で驚かされる。悪魔の好物は恐れと痛み…人間の心の隙に悪意はつけ込み、そこから救い出すのはやはり愛ということ
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インシディアス 序章(2015年製作の映画)

2.5

霊能力者エリーズが一度霊との交信を辞めてから復帰するまでのストーリー。彼方に話しかけることは他の霊にも話しかけること…
安易に神頼みは控えないとですね…

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.0

一作目から続きが気になり続けての鑑賞。設定は前回と同じなので、それを踏まえて楽しめました。
前作の現象と繋がってくる展開も、ナルホドという感じ。
生身の人間として生きていることが尊いと思えた。

インシディアス(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家ではなく人に憑く。幽体離脱と向こうの世界という設定が面白かった。シリーズなので、この後、次の作品を観てしまいました。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.5

前作の「シャイニング」を復習してからの鑑賞。40年以上経っているので、似た感じの人達をキャスティングしたんでしょうね…
内容としては楽しめましたが、シャイニングの狂気的な雰囲気は無く、王道のホラー映画
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

続編「ドクタースリープ」を観る前の予習として…やっぱりキューブリック流石!という感じ。カメラワーク、効果音、雪に閉ざされたホテルという密室の緊張感。
ジャックニコルソンはもちろん、それぞれの演技が素晴
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エゴイスト(2023年製作の映画)

2.5

登場人物それぞれがエゴイスト。
エゴイストの意味は利己的、自己中心的というマイナスイメージがあるけど、この映画では愛する人、大切な人を前にして、せずにはいられない正直な気持ちを相手に与えてしまう、とい
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.5

誰かがいる、誰かが見ているという気配の緊張感がある映画。後半から宗教色が出てきて「ミッドサマー」を思い出してしまった。
同じ監督だったんですね…

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

似た映画があった気がすると思ったら、同じ白石監督の「凶悪」でした。こうした映画を観ると、ニーチェの「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」という言葉を思い出す。人の心の中にある残虐さがトラウ>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.5

人間のトラウマに悪は忍び込む。そして信じる心が何よりの力。ピエロの存在は怖かったけど、音楽や映像がホラーというよりアドベンチャー的要素が前作より強かった。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

ホラーというより、子供達が助け合い悪役と戦う映画。悪役のピエロが漬け込むのは、毒親と言われる大人に支配されたり、辛い経験を抱えた子供たちの心の傷。
それを乗り越えながら子供から大人になっていくんですよ
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

多分男の人が好きな映画なんでしょうね。漫画のようにヒーローに憧れ、悪役(ダークヒーロー)とヒーローが誕生する。アメリカは日本以上にヒーローへの思い入れが強い気がした。三部作の最後に一作目を観てしまった>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.0

「アンブレイカブル」からのシリーズとは知らず「スプリット」の次に視聴。続編は無いんでしょうか…特殊な能力を持つことは世の中のバランスを取る上で不要というのは、なんだか寂しい…悪用されたら困るけど。この>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.0

ケビン、ケイシーの演技が良かった!ケビンの人格の演じ分けがより恐怖を感じさせ、最後まで引きこまれた。動物園の地下というところが、示唆的なんでしょうね。ケビンはどうやったら自分を救えるのだろうか…

スマイル(2022年製作の映画)

3.0

かなりハラハラしました!誰の心にも潜んでいるトラウマ…それを養分として成長する何か。それが悪い方向に増幅されると、こうなる事もあるかもしれないと思わされる。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.0

9.11だけでなく、誰もが突然何かを、誰かを失う事がある。それをどう埋めていくか…
トーマスの悲しみや葛藤、怒りが繊細に描かれている。
そしてそうした時間や周りの人達に助けられながら、人はまた一歩踏み
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