うまさんの映画レビュー・感想・評価

うま

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巡礼の約束(2018年製作の映画)

4.5

とても好きな作品。家族のロードムービーめっちゃいいな…。
始めから説明されるわけじゃない登場人物の心のはばかりや、不思議に思った関係性が順次ほろっと知れる心地よさがある。
長い巡礼の道につきまとう心細
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.7

退役スパイが命を狙われ大暴れ!
侮られてたけど最強みたいなパターンは古今東西面白い。
キャラもいいしキャッチーで観やすくて面白かった。

雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.5

3Dっぽいアニメって描写がすごくなると酔うんだなぁとこの映画で知った。序盤が特にキツかった。
物語が丁寧に説明されすぎてる・キャラの反応がパターン化されたものに見えるなどの理由で退屈な時間もあるが、そ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

アニメを観る時自分はエンタメを期待してるな〜と思った。
弓矢を作る・舟に乗る・漕ぐ、細かい描写がめっちゃ良かった。

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.7

自殺未遂のあとから幽霊が見えるようになった主人公は自分のそばに4人の幽霊がいることに気づく。
霊を成仏させないと死なせてくれないだろうと霊媒師に言われたため成仏させようと奮闘するが、霊の願いは些細なこ
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子猫をお願い 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.9

いい映画だったな〜。
ずっと観てみたいとは思ってて、素直に観れてよかったと思った作品。
最初に登場人物が出てきても、5人の女の子が飛び飛びのシーンでつなぐから、誰が誰って把握するのが難しかったけれど、
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の山映画に求めるものに気づかされた作品。
始まりは山の映像もとてもよく、そこで生活する山の民だなんて最高だ〜と思ってたけど、後半になるにつれ人間ドラマがメインで、自然はただの舞台装置になってきてる
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

前の内容を忘れてたけど問題なく、過不足なくいい映画だった。
ホテルが舞台だといろいろなドラマをもつお客さんがいるの面白いな〜と思えた。
キムタクがかっこいい。

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.8

設定のネタしかないような映画なのに、それを一本の映画にした撮影の技術と俳優さんの演技力がすごい。
始めの40分くらいはキャラの設定だけを見せられてるようでなんだかなぁと思うし、OLといえば…ヤンキー漫
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

人はバンバン死ぬがコミカルでテンポがよく一気に見れてスッキリする。人が死にすぎるのはあまり好きではないけど演出にコミカルさを感じさせるとこと主人公のキャラが面白かった。
この人が主人公だと分かる辺り、
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.4

状況設定が面白いし、入れ替わった主演2人の女子高生らしさと冷血な殺人鬼っぽさがたまらない。
朝日が入りこむような日常感のある殺人鬼の部屋なんて見たことあったでしょうか。もう少し殺人鬼(中身女子高生)の
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

原作を読んでるので砂川役を若い俳優が演じてたのがどうも気になって集中できなかった。年嵩の人が多すぎるとキャストのバランスが悪いからか、とか考えてしまう。もっと重鎮でキレ物な感じなのに、裏社会的なオーラ>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.1

おもしろ〜!絵・音楽併せて作り込みがすごくて目が離せなくなる。
原作の漫画は1巻しか読んでなくて絵は抜群にうめ〜と思いつつ、キャラクターの区別がつかなかったり展開についていけずで挫折したんだけど、映画
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.9

テレビで。
魔女の弟子、魔法薬づくり、魔女たちのロック、ワクワクする要素が詰まってたけど、あんまりストーリーにそのよさが絡んでなかったからか、物語で味わうとワクワクしなかった。
ロックがなくても成り立
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

-

友達に勧められて視聴。
画用紙に描いたような質感がすごい。あとアクションが爽快で動きが見てて面白い。
マーベル作品を全然観たことがないんだけど、スパイダーマンってこんな物語なのだろうか。中盤までのうだ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

SNSのオススメを見て視聴。
テンポがよくて爽快な展開。面白い。何回でも観れそう。
男俳優の割合が多いのがちょっと圧迫感を感じる。

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

4.1

特に何か起こるわけじゃないんだけど、日本の田舎に通じる自然風景のよさと
子どもの頃無条件に安心して戻れると思ってた場所があったなと思ったことと
ラストのおばあちゃんへの心遣いに感動して泣いた

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

死が救いになるところがギルデモ・デル・トロのプロデューサーみを感じる。
「ヘレディタリー」を先に観てたので、子どもをなくした母親、キーポイントが家、理性的な医者の夫、霊媒師に頼る、など要素が似てると思
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じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.5

漫画だとぽつぽつ分かってくチエのかすがいっぷりとか、テツがチエを大事にしてるとことかをぎゅっとつまって見せてくれるのでいい。じんわりと染みる。
特典の絵コンテがよかった。アニメだと流れていってしまう絵
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.6

これを観たら「グリーンブック」への批判が分かる気がする。黒人が白人を許す、救う構図は白人を安心させるための装置に使われてるってことらしい。マジョリティが相手に振りかざす社会的刃を持ってるってことから目>>続きを読む

香港画(2020年製作の映画)

3.7

濃い30分。自由を得るためにデモだけじゃ政府まで届かないと妨害行動に移る若者。そして警察部隊の激しさを増す武力制圧。同じ香港市民であるのに対立を生む構造が辛い。「未来を花束にして」や「グッバイレーニン>>続きを読む

ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

3.1

大野慶人さんが出ている!中身がなみなみのワイングラスを手にしてることを忘れさせるようなブレない体幹…美しい。調べたら今年の1月に亡くなったそうで2度驚いてしまった。
メリーさんの周囲の方たちから話を聞
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

音楽とダンスがよくてすごく舞台映えしそうな映画。
映画館で集中して観るにはどのキャラにもそこまで感情移入する作りじゃなかったと思うから長く感じたかな。LGBTQ+についての話として期待してたからそこも
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ウインダリア(1986年製作の映画)

3.2

水の国の世界観、機械のデザインがいい。いのまた先生のファンなので美麗なキャラも見てて楽しかった。幽霊船の存在がラストにきいてて後悔がより深くなっていい。
DVD借りた人から聞くに全セルアニメーションで
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

現実の内戦と幻想的ファンタジーを共存させてるのがすごいしそこが面白い。けれどやってることがエグい。映像や世界観は美しいのだが。ファンタジー側も子どもを搾取しているように見える。永遠の命をあげるって始め>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.3

学校を卒業して一人暮らししようとする自閉症の男性の話。
どう人と関わり生きればいいのか、自閉症だから意識せざるを得ず可視化しやすい問題だが自分も漠然と抱えている問題だと感じた。それにそれぞれが大切にし
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

周りの人はみんな優しいのに社会の見えない圧力に圧迫される〜。大人しく家にいて嫁にいけばいいと言ったお父さんにお母さんが「どこにでも行きなさい」と激しく言い返してくれたシーンは涙が出て、その後もじわじわ>>続きを読む

プラスチックの海/プラスチック・オーシャン(2016年製作の映画)

3.9

プラスチックを使う人はみんな観た方がいい。海の生き物が特別好きだとかそんなんじゃなく、地球に生きてる上で目を背けられない問題。観るのが辛い場面も多いし、ごみは捨てたら何となくどうにかなると思っていたい>>続きを読む

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.6

まずはストップモーションなのにこんなに生き生きと動いてることに感動する。フィクションの生き物も人形だからこそ作り出せる世界観の中なら当然のように生きて見えて、この物語をやってくれたことが嬉しい。
ただ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

図書館の面子がみんな飄々としてたくましくていいキャラ。
結局のとこ主人公や館長はこの先不安だしホームレスの件も何も解決してなくて(刑務所で過ごせばこの厳寒期は越せそうだけど)その消化不良な感じが現実の
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

綺麗でありつつ荒々しさがあるとこが好き。
日傘をさす女って絵を思い出す、印象派の絵画のような鮮やかなシーンばかりで目を引く。けれど絵画的作品というだけでなく、真正面からぶつかる愛にも心震えた。こんなに
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.4

前半と後半でガラッと物語の雰囲気が変わった割に、主人公に対して展開的に起こったことが少なくて長く感じた。でもキャラクターが漫画ちっくで分かりやすく、好感をもてるキャラで面白かった。前半のギャグな感じに>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.2

心に波風立たないような映画。砂漠の雄大さが滑稽さを増して良い。死ぬ人が多いけど茶化し気味にユーモラスに描かれることが多く悲壮感は感じない。キャラがみんな形は違えど、死ぬことを受け入れる映画と思うと味わ>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭は変わった所のない生活なのに焦点の当てどころや映像のカットの雰囲気がよくて引き込まれる。2人の恋してるやり取りとかにやけてしまうね、不穏だけど。
ララランドに出てた人だと途中でようやく気づくくらい
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島々清しゃ(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

沖縄の離島という素材に頼りすぎでは…。離島の雰囲気がよい作品。
けど描かれた人物にところどころ反感を抱いてしまいその雰囲気の良さは相殺した。
大和人は無責任だって言われてたけど、これはその通りだという
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