陣内栄さんの映画レビュー・感想・評価

陣内栄

陣内栄

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ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

4.0

法の不平等さが生んだ悲惨な事件。ライリーが復讐をすることを肯定的に見てしまうほどに、社会が腐敗している。正義を守るための法が殺人を許してしまっているからには、ライリーの正義を守るための復讐は否定できな>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

3.0

チャーリーが感情の昂りで能力を制御できなくなるところから森で1人修行をしてなんとか制御の方法を学んでいく。その様子は子どもが自制心を身につけ感情をコントロールできるようになることのメタファーかと思った>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

4.5

三重構造 東野圭吾さんに脱帽。
私は、犯人がいないという視点で見ていったからか、とても面白かった。カメラから監視されている状況がパノプティコン的な人の心の弱さを追求していく環境を作っていて面白い。
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

バカリズム監督の珠玉の作品じゃないだろうか。シュールなOL戦争の開幕。誇張しているだけで、女の覇権争いはどんな場においてもこれくらいの熱量でバチバチなのかもしれない。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

映画を見終わった後、最初に歩いた通路や車までの道を戻っているだけなのに何故か違う景色に思える。そんな感覚になると映画が自分に与えた影響の大きさを知る。
まさにそんな映画だったなぁ。

中学生から大学生
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

リーマスの息子が気になる。

ダンブルドア先生の、「憐れむべきは死んだものではない。生きているものじゃ。とりわけ愛を受けずに生きているものじゃ。」の言葉がずっと残っている。ヴォルデモートにしろベラトリ
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.8

何度観てもダンブルドアの意味不明な液体飲むシーンが1番心臓に悪いというかしんどいというか。あの辺りのシーンは、ロードオブザリング感もあって、今までのハリーポッターとどこか違う雰囲気があった。

スラグ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

5.0


中盤で everything I needが聞けた喜びと、born to be wildの勇ましさとdeep endの壮大さが最高だった。アクアマンの魅力はエンドロールまで音楽で楽しませてくれるとこ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

ここ最近の映画化作品で1番良かったような気がする。配役もピッタリで大阪弁も嫌な気が全くしない。無理矢理感のない帳尻合わせが原作と映画できちんとされていた。和山さんファンとしては「ファミレス行こ!」も是>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

スーパーマリオブラザーズの世界を原作として原作愛の詰まった映画だった。祖父の影響で原作ラバーズとなった身としては、物語の背景にチラッと映る小ネタを見るたびに大興奮だった。特にスーパーマリオギャラクシー>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

原作を一切知らない前情報ゼロで観たら、登場人物の多さに目が回りそうだった笑
そしてきっとこれは原作からかなりアダプテーションされているだろうなと…感じる部分が多々あった。そんな中でも実写化で違和感のな
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

仮初の家族でありながら互いを守ろうと思い合う気持ちは通常家庭を超えている。血のつながらない家族のドタバタライフの中に血のつながり以上の絆があり、とてもハートフル。子どもは自力で乗り越えられる壁を努力し>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

完全ファンタジーで作り込まれたCGの世界に感動することはもちろん、表情だけでこんなに演じれるものかと俳優さん一人一人の演技力に惹き込まれる作品だった。

ダンブルドア家の秘密は色々な交錯があり複雑だっ
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

小さい時に観た感想で言えばドビーみたいなクリーチャー系が出てくるところでシャッターが降りてしまったが、こんなに奇想天外な空想世界の中で差別される人種を作り出すのは勇気のいることだと思った。
ハーマイオ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.5

村とか町をあげて何かを隠蔽する
というのは本当にあると思う。さらに、
即時解決、相対的解決が見込めないこと
もたくさんあると思う。そういう時に必要なのが法律なのかもしれない、と感じた。法律では救えない
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(2023年製作の映画)

4.0

リズム感というかテンポ感が良かった。感情が没入して落ち込んだり幸せになったりすることがなかった。あるのは滑稽さと悲惨さの緩急で、クスッと笑った後に打ちひしがれる絶望感。それはある意味で"戦"の無情感を>>続きを読む

青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.5

年末年始にテレビで放映してもらって良かった!色んなことがあった2024年のスタート。そんな時に多幸感のある作品を見れてなんだか少しだけリラックスした気分になれた。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

公開されて間もないはずなのに、12月の映画公開ラッシュで1日一回しか上映されない田舎で観ました笑 朝一の上映でしたが、子ども連れの家庭が多い印象で、物語の後半に鼻をすする声が聞こえてきたけどそれが全て>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

先日、仕事の引率で修学旅行へ。
道中のバスは映画を観て静かになってもらおうと同僚と一緒にこの映画を選びました。普段は賑やかな子たちが一言も喋らず、ちゃかしたりもせず、真剣にこの映画を観る姿が印象的でし
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.0

ディズニーの魅力は、素敵なラブストーリーであるだけではなく"仲間の大切さを教えてくれる"ところにある。こんなにシンプルに大好きな人を「守りたい」「助けたい」「愛したい」「許したい」という気持ちを伝える>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

5.0

多幸感溢れる優しいお話でした🍫
ウォンカの「チョコを食べる時人はみんな平等」みたいな考え方がすごく好き。お金を稼ぎたい!って思いもあるけれど、それを上回る夢を叶えたい!という思いの強さ。みんながウォン
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.5

展開は分かりやすく読みやすいけれど、可愛さ満点で面白かった。ベルゼブブ可愛すぎる。

ムーラン 戦場の花(2020年製作の映画)

3.5

ツッコミどころ多い笑
ムーランを戦の王か何かと勘違いしそうになるくらい強く描いているのがむしろ面白かった。切ない回想シーンや死んでいった仲間たちの映像には胸が痛かった。援軍が遅すぎてイライラした。ラス
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

4.0

いきすぎた正義は怖いけれど、曲がった正義も十分に怖い。社会の間違いにNOと言える強い2人の姿にダサカッコ良さを感じた。
運に助けられるシーンが多いものの、努力と学びの結晶で犯罪と対峙する局面は、これま
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.8

いつもなら何かしらの考察を見た上で自分の考えをまとめたり結論づけたりするけれど、今回は自分の言葉で表現で観た感想を記録しておく。

戦中真っ只中の日本が舞台であり、眞人の父は戦闘機を作る工場を経営し、
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

4.5

ライアン・レイノルズの顔が好きすぎる、こんなボディガードに守られたい。みんなネジが外れていて奇跡的な状況と運の良さに突き動かされながら敵と戦う。バッドヒーローが活躍するお話は、強すぎる正義をギャフンと>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

なんとも怖かった。
女の人が鳥の頭を噛みちぎったかと思えば、別の子どもが鳥の死体を吐き出したり。悪魔の力が強大すぎて全てのシーンにホラー感が漂っていた。主人公のエクソシストの方が冗談好きという設定だっ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.5

吹き替え版で見たけれど、キャストがハマり役で見ていてとても面白かった!ピラニアが特にお気に入り。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

ギャグ要素をしっかり残してフラッシュの過去へスポットライトが当たる。大切な人のいる今を求めるあまりに過去を変えてしまった代償はフラッシュをどう変えていくのか…?

タイムトラベルものは苦手なところがあ
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.5

トランスジェンダーの女の子サシャ。
彼女の家族がとにかく素敵だった。
サシャのために良い姉になろうとする歳の離れたお姉ちゃん、友達に妹と紹介するお兄ちゃん、サシャを尊重する父と母。それに可愛い弟。
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

4.7

岡山天音さんの演技の自然さと気だるげさにとてもリラックスして見れる作品だった。脇を固める俳優さんたちの演技も一つずつが素敵だった。そして個人的なハマりポイントは"吃音"へのスポットだった。今まで英国王>>続きを読む

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