海猫さんの映画レビュー・感想・評価

海猫

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怒りの荒野(1967年製作の映画)

3.4

リー・ヴァン・クリーフ、ジュリアーノ・ジェンマ、二大スター共演のマカロニ・ウェスタン。ジュリアーノ・ジェンマは娼婦の子だったために軽んじられ掃除人をやっている。ある日、町にやってきた凄腕のガンマンのリ>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.4

物語が動き出すのがちょっと遅いので序盤、気持ちが乗りにくい。2作目からの新設定がややこしく飲み込みづらい上に、話がどんどん進んでしまう。といった2点の問題があって、前作ほどスタンダードな面白さには、欠>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

ついイライラして前の車に、激しくクラクションを鳴らしてしまったレイチェル。それがきっかけで前の車のドライバーが執拗に追いかけてきて、攻撃を仕掛けてくる話。レイチェルにも良くないところがあって寝坊癖があ>>続きを読む

リオ・ロボ(1970年製作の映画)

3.3

「リオ・ブラボー」「エル・ドラド」「リオ・ロボ」で三部作だというのは知っていたけれど、この「リオ・ロボ」だけ見る機会がなかった。今回、ようやく鑑賞。前半の列車強盗場面は迫力があり、その後の追跡劇もサス>>続きを読む

燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

3.3

二昔前の香港映画のバカバカしいノリをあえて今やってみましたよ、といった風情のアクション・コメディ。ギャグの緩さに対して、ドニー・イェンのアクションはキレキレなのが面白いギャップ。ドニー・イェン演ずる刑>>続きを読む

少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.7

かなり昔にテレビ放映を観て以来、DVDで観た。家族を殺され瀕死の傷を負った主人公が少林寺に逃げ込み、厳しい修行に耐えて武術を体得、下山し宿敵を倒す。といった感じで、あらすじだけ見ると凡庸。しかし通して>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

3.2

海中の檻の中からサメを鑑賞するケージ・ダイビングを楽しんでいた姉妹。が、突然ワイヤー切れたために、ゲージごと海底に落下。無線が届かない、潜水病の危険があるため急浮上は不可能、減り続ける酸素、徘徊するサ>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.7

都市部で有毒ガステロが発生。這い上がってくる毒ガスを避けて、主役の男女はビル街を上へ上へと逃げ回る。といったシンプルな設定のパニックアクション。一本の映画の中にあの手この手シチュエーションを盛り込みサ>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.4

そんなに期待せず、見てみたらなかなか面白かった。私はルパン三世ではクールでハードボイルドなものか、ナンセンスに突っ走った尖った作風が好みだがこれはどちらでもなくファミリー映画。ルパンが悪の組織と対決す>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

2.9

最近、山田洋次監督作品を続けて楽しく見たが、この「母と暮せば」はちょっと困ってしまう。ストーリー性があんまりなくて「反戦」というテーマが重くある作品。かなり舞台的な演出をしているように思う。主に吉永小>>続きを読む

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.5

あまり期待せず見たら、100分で手堅くまとまった佳作だった。飼われていた大型犬バックが運命の変転を経て、野性に生きるまでを描く。動物をCGで作っているようで、特に主役のバックが犬にしては表情豊か過ぎる>>続きを読む

東京家族(2012年製作の映画)

3.4

小津安二郎監督の「東京物語」の実質的リメイク。「東京物語」は好きな映画だけどなにぶん見たのがだいぶ昔なので、細かい場面はあまり覚えていない。にしてもあらすじがほぼ同じなのはちゃんとわかった。ただし作ら>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

3.7

2作目ほどではないが、この第3作も1作目のパターンを踏襲した展開があり、それだけで笑ってしまう。毎度のごとく橋爪功の同級生役は小林稔侍であり、後半で不意打ち的に意外な役柄で笑福亭鶴瓶が出てくるなど。今>>続きを読む

家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.7

前作が良かったのであまり間を空けず鑑賞。今回は高齢者の危険運転がテーマ?と思ってたら、実は別な主題が浮かび上がる作り。社会風刺的な意味合いが強くなっている。それにも増してコメディー度も前作以上。という>>続きを読む

家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.7

三世帯同居の家族たちそれぞれに適材適所の配役。その上にお話が進むにつれて一人一人が立ち上がり、演技のアンサンブルが生まれて滅法面白い。人数が多いのを全員活かし入り混じらせて、可笑しみを生み出すのは流石>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.4

父親を探しに実家の地下室に降りてみたら、ワニがうじゃうじゃいて襲ってくる。さらにハリケーンによる浸水で、早く出ないと溺れてしまう。と、シチュエーションを練り込んだモンスター・パニック映画。出てくるワニ>>続きを読む

サドン・デス(1995年製作の映画)

3.4

アイスホッケーの試合中のスタジアムがテロリストに乗っ取られる、というヴァンダムを主役にした「ダイ・ハード」的な内容の映画。「ファイナル・スコア」って映画が似たような趣向だったね。私は「ファイナル・スコ>>続きを読む

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.7

最近、原作漫画をある程度読んだので久々に鑑賞。おそらく関西限定だと思うけれど、なぜか大晦日の夕方にTV放映される機会が多かったように思う。TVシリーズの方は日曜日によく再放送やっていた。原作序盤のエピ>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

TV放映であったり、ソフトであったり、かなり回数見ている作品であるが、機会あって再鑑賞。序盤の強引な取り調べから、炸裂するアクションにいく流れは高揚する。小さかったはずの暴力が引火して巨大な暴力になり>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.2

原作小説は新刊で出た当時に読んで、面白かった印象がある。映画になるというので気にはなっていたが、ようやく鑑賞。時代劇としてはかなり現代的でポップな作り。コメディー要素は特に前半が強い。主役の星野源がか>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.1

ポケットモンスターに関しては、ポケモンGOをちょっとプレイして、すぐやめてしまったぐらいでろくに知識がない。それでも内容にはついていけたし、面白くも見ることはできた。ただし、出てくるモンスターたちを知>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

お話の構成、展開がはっきりして内容に入りやすい。冒頭で激しい戦車戦があり、それが因果となって新たな戦いが必須になっていく流れが上手い。素早く進む上に、人物配置や設定が適切。実は戦車戦の場面は必ずしも多>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.7

劇場で見て、自宅のモニターで再鑑賞。TVシリーズの面白さそのままにそれぞれのキャラクターが生き生きとして楽しめる。特にテンポの良さが素晴らしく、あの手この手でコメディー展開が続くので、作品そのものが弾>>続きを読む

Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆(2019年製作の映画)

2.5

「Re:ゼロから始める異世界生活」はアニメの再放送をかなり面白く見たけれど、この「氷結の絆」はちょっとしんどいな。エミリアの過去話ではあるが、80分を持たせる内容に欠けると思うし、作画や動画がTVシリ>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.2

久々に京都アニメーション作品を見ると絵の細かさ、動きの繊細さに目を瞠る。演出や音楽も素晴らしい。ただし、視聴する者の心を揺さぶろうという意図が出過ぎで、なんとも素直に見にくいところが少しある。また映画>>続きを読む

リトル・プリンセス/小公女(1995年製作の映画)

3.4

最近、バーネットの原作小説を読んだ機会に鑑賞。読んだ直後なので気になる点がいくつかあった。主人公セーラの風貌の特徴や性格が違う。イギリスが舞台の話なのに、アメリカが舞台に変えられている。父親はダイヤモ>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.1

多作なシリーズになっている作品であるが、今回1作目を初めて鑑賞。冒頭から車のエンジン音や音楽もけたたましく、レースシーンも派手。ある程度展開してから実は潜入捜査ものだということがわかると、良くも悪くも>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.6

原作漫画を全巻読んだきっかけで、映画を鑑賞。原作漫画では主人公の天才少女・響の魅力でぐいぐい引っ張られるのだが、映画でも響の存在感が素晴らしく大変面白く鑑賞した。平手友梨奈という人をよく知らないのだが>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.3

クルーゾー監督版と同様、ニトログリセリンをトラックで運ぶサスペンス。しかしリメイクである本作はプロットこそ同じであるものの、ディテールや細部の展開、演出が違うので全く別種の面白い映画に仕上がっている。>>続きを読む

タンク・ソルジャー 重戦車KV-1(2018年製作の映画)

3.3

冒頭から大量の戦車が画面狭しと出てくるので驚く。戦闘シーンが泥臭いが、ゆえに説得力を増していて迫力がある。主人公の指揮官と軍部の対立、ソ連戦車部隊の兵士たちとの交流、戦場での男女関係など、ドラマ的にも>>続きを読む

ファイナル・スコア(2018年製作の映画)

3.5

スタジアムを舞台にしたダイ・ハードといった内容で、ストーリーの展開もダイ・ハードをかなり踏襲している。語りが簡潔でテンポ良く進んでいくので、退屈しない。アクションシーンも、状況や場所を生かした闘いをあ>>続きを読む

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.7

前半のベネズエラの街ラス・ピエドラスの描写がちょっと長いが、全編見終わると主要登場人物の人柄を描くパートとして納得がいく。なぜニトログリセリンをトラックで運ぶ危険な任務に挑まねばならなかったのか?に対>>続きを読む

劇場版 ドーラといっしょに大冒険(2019年製作の映画)

3.5

原作が知育アニメなのだそうで、軽く予習して鑑賞。幼年期や学園のパートを手短に描写して、一気に秘境の大冒険へ。ドーラの天真爛漫なキャラクターが魅力的で豊かな表情を見ているだけでも、退屈しない。演じるイザ>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.4

劇場で観て、最近ソフト化されたのでこの機会に再鑑賞。前は原作漫画を読んだ直後だったので、どうしても脳内で比較してしまった。今回でようやく単体の映画として観ることができた気がする。原作5巻ぶん?だっけな>>続きを読む

居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.1

これ、原作はシリーズの第1巻だけ読んだことがある。でも主人公が刃物を研ぐのと料理が上手だったということしか、憶えていない。料理上手はこの映画でも描写してたね。映画の規模や質感があんまり豪華じゃなくて、>>続きを読む

エントラップメント(1999年製作の映画)

3.7

泥棒の映画で、ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが組んでお宝に挑む。まずはコネリーの貫禄と、キャサリンのセクシーさで魅せる。両者組んでるといっても、それぞれ抜け駆けを狙っていたり、騙し合>>続きを読む

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