Mutaさんの映画レビュー・感想・評価

Muta

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

鑑賞から2日間考えたが、よくわからない話だった。

冒頭のセリフから、演者の私生活(現実)と舞台上(役)の切替が主題なのかと思うことにする。
役にのめり込み自分を見失った役者には「目覚めたければ眠れ」
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

イーストウッドは多くを語らせない。
淡々と物語内の事実を明示するのみ。
それが観衆を作品に取り込み、考えさせる映画とたらしめている。

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.0

正直表現が難しかった。
思ったことを列挙

奇行は動揺
オーストラリアへの旅立ちは過去との決別
英語とフランス語の切替は偽りの自分と本当の自分
自分本位な母親達はジェンダーが形骸であることを意味
酒と
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.0

マカロニウエスタンと期待していたが、戦争映画だった。

山賊が革命に巻きこまる中で友情を見つけ、最後は全てを失うのは「戦争が何もかも壊してしまう」という意味と解釈
いくら英雄になろうとも家族や友人は戻
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスというよりブラックコメディ

シェフの皮肉は納得できるが、客たちとは直接関与している訳ではないに制裁を下すのはお門違いでは?

胸糞悪い金持ち(三人組や評論家)もいたが、理由が理不尽な客(落
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

前半は穏やか
後半は急展開に感じるほどだったが、それでも穏やかに感じる

父親の言葉は全方位に刺さる名言
音楽とハエに気を取られる

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.6

展開は分かっていたが、切なさを感じる。
何が正しいのかは人によって異なるだろうが、人生で大事なのは自分が納得できたかなんだと思った。

バビロンベルリンの二人が出ていたのが印象に残る。

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.0

LGBT作品だが直接的なシーンがないのが好印象。
カミングアウトするまでの葛藤とブルー探しの間に登場人物の人間性が出てくるのは自然な流れでドキュメンタリー性とドラマを引き立ている

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始、R.フェニックスの人生と重ねて観てしまった。
BGMがほぼなく、ピアノや歌のシーンと明確に分けられていることは、主人公が人生の分岐点に立っていることを表しているように感じた。
ラストは脚本家さえ
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

4.0

実写化•続編でありながら完成度の高さはトップレベル

ギャグ、アクション、音楽がキャラクターにハマっていた。
人間キャラの見せ場も増え、前作に劣る部分はないと思える。小ネタも多く洋画やゲーム好きとして
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大西部無頼列伝(1971年製作の映画)

1.0

主人公キャストの交代、デザイン変更、内容の薄さ、その他諸々前作の魅了をよくここまで取っ払えたものだと感心する。
前作を意識し空回り、無意味な見せ場で見るものがない。

西部悪人伝(1970年製作の映画)

3.0

マカロニウエスタン×007

個性的なキャラクターと印象的な主題歌が
漢臭いマカロニウエスタンをマイルドにしている。
サバタのキャラクターデザインは『夕陽のガンマン』に引っ張っられ過ぎな気がするが、相
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西部決闘史(1972年製作の映画)

1.5

リー•ヴァン•クリーフ目当てだったが内容の薄さにゲンナリ
『西部悪人伝』のキャストが戻ってきたことは嬉しいが、単調なストーリーやキャラクターの見せ場の少なさには閉口する。
不自然、不必要な展開やシーン
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

2.5

ドキュメンタリーとコメディのマイナス部分を足してしまった感じ
真面目なテーマを可笑しく見やすくしたかったのだろうが、かえって単調かつ不明瞭になっている。
ドイツ人がヒトラーをどう捉えているかを知るには
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

常々思うことだが、アメリカの子供は本当にあそこまで物事を深く考えているのだろうか。
映画で使われたような意見する子どものが少数派のように思えて仕方がない。

二人の時間は成長と共に忘れてしまうものであ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.5

アンソロジー形式は初めてだったので斬新だった。
少しチープでモノクロなところがノスタルジーに感じる良作。
大物揃いの配役の割にラフな感じが気楽に観れる。

シモーヌが綺麗。
シャラメの映画は初。
大男
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

展開は早く、日常は緩やかに進む物語の弛緩が心地よいロードムービー。

イーストウッド主演作は、前作同様に彼の存在感はもちろんだが、それを浮かせないセットが凄い。レトロな車や街並みは一瞬で自分もメキシコ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

前々から思っていたが、クリント・イーストウッドは現代アメリカの問題意識そのもの。

戦争に依存するアメリカと罪の意識から意固地になる主人公。そこに難民が引っ越して来ることから始まる物語はベトナム戦争以
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.0

大スターによるB 級映画

ストーリーは単純で典型的な
コメディ映画。
その割に主演が贅沢。

トミーリー•ジョーズは渋くカッコいい。モーガン•フリーマンのマフィア姿は貫禄はあるが、優しさが滲み出てい
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

働き過ぎの日本人こそ見るべき映画じゃないかと思う。

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.0

ナチス・ドイツの崩壊までの秒読み

ヒトラーもいち人間であったことが改めてわかる。

秘書やヒトラーユーゲントの少年など視点が多すぎるように感じる。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

ドイツ表現主義云々はよくわからないが、歪んだ建物や大袈裟な動作など全てがラストに繋がっている点では見終わった時に感心した。
現代の「ラスト○分で必ず騙される」の始祖じゃないかと思う。
自分が見たのは英
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

動きがカッコ良かったです。
原作の雰囲気を崩さず滑らかに素早く動く絵は見惚れるほどでした。それだけにCG部分が悪目立ちしていた。
ストーリーは原作同様に素晴らしく、迫力ある効果音やBGMでより一層奥行
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

4.5

ソニック好きなので鑑賞

冒頭から遊び心があり「流石セガ」と感心
内容はザ・アメリカ映画と言った感じだが、ソニックのスピード感を表現したバトルシーンは見ていて楽しい。何より、ソニックの愛らしさが常にあ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドのプレイを観ている感じだった。

全編ノーカットで没入感を感じるかどうかは人によると思うが、その影響で上記のように感じたんだと思う。

塹壕戦の苦しさや人間模様は比較
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.3

いわゆる「第四の権威」がどのようにして暴走するのか

リチャード・ジュエルの場合は、他社や他の記者を出し抜きたいという個人の野心と捜査官の軽はずみな行動が結びついた悲劇だった。
さらに、リチャードの権
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

コメディ調の戦争映画と思っていたが、ジョジョを中心としたヒューマンドラマだった。

主人公が子供の単純な善悪で成り立った世界観から離れて、自身と社会の繋がりを持っていく過程でポイントとなる人物や出来事
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.7

全体的に大味な印象

オリジナル、プリクエルに比べてフォースでできることが凄すぎてファンタジー作品の様

キャラクターのバックストーリーが薄い

一つ一つのバトルシーンに面白みが欠ける

スターウォー
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.8

原作ファンにはたまらない作品。
細かいところまで作り込まれており、見応えある出来。
フランス流の演出やギャグが上手く原作と融合しており、違和感を感じさせない。
欲を言えば、槇村や海坊主、冴子の活躍をも
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

イーストウッドの渋さに痺れた。作品自体は在り来たりな感じだったが、ハイウェイや車、車窓から見える景色が“アメリカ”って感じでおじいちゃんと旅行しているようだった。劇的なシーンは少ないが、穏やかな展開が>>続きを読む