うなぎネコさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.1

グザヴィエ・ドランはガチで天才だ…
と改めて震えた。
20代(撮影時)で、この円熟!
以下、ドランを語ります。

「Mommy」「たかが世界の終わり」では
表現に悩み、若者らしく技術(テク)や
ギミッ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.9

「レミゼ」(ヒュージャックマンの)より
全然「あぁ、無情」だった。
ちゃんと仏語だし。(とりあえずcavaとbonを連呼)

原作は「ハウス名作劇場」みたいで現実感ないけど
現代社会を舞台にしたからこ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

初、IMAXレーザー/GTテクノロジー
関西最大級のスクリーンで戦争体験を!
(引き続き、コロナパニックで常軌を逸してる)

結果…酔った。
一人称カメラで没入感ありすぎて、酔った。

「1カット映画
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.0

コロナパニックの中、IMAXで「地獄の黙示録」
正気の沙汰とは思えないw(初観です)

こ…これは!「戦場のミッドサマーinジャングル」やないかっ!
音と音楽に撃たれ、濃い緑にむせた!IMAXで正解。
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

「音楽」のパッション(情念)を
一見ちびまる子ちゃん風の「ほんわかアニメ」で表現。

まぁそもそも、ゆら帝とかマリーズとか聴いてた人しか観に来てないから
大丈夫だと思うけど
「キンクリ貸してるやんw」
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.2

パラサイトも面白かったけど
コッチの方がアカデミー作品じゃない!?

自分はカルチャー脳(映画は音楽が大事)なので、
断然コッチ派!

笑いと緊張と社会的メッセージと
カルチャー表現のバランス…
感情
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

アジア勢が初めてカンヌ→アカデミーを制した
歴史的な作品。(ようやく観れた)

作品の感想
肉入りジャージャー麺たべたい!

見た目も似てるし、言葉も似てるからこそ
日本との違いをすごく感じました。
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

「初期の岩井俊二」をこよなく愛する友人によるイベント上演にて②

20年ぶりに観ました。
「エーテル」は、分かる人分からない人
きっぱり別れると思いますよ。
(中二病罹患歴の有無ですかね)
うちの実家
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

「初期の岩井俊二」をこよなく愛する友人によるイベント上演にて①

高校生当時、学校サボって観に行った。
25年ぶりですよ!(伊藤歩タメ)
あの頃は「昔々、YENが世界で強かった」が、ついこの間までリア
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.8

なぜ原題の「アストリッド」ではなく
「リンドグレーン」なのか…
日本の闇ですね。
(いい加減に、夫婦別姓選択制せいや)
まぁ、知名度の問題だとは思うけど。

スウェーデン社会のリアルを
そこそこ知って
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラー・スプラッターは苦手だけど
カルトは10代で観まくってたマンの感想↓

民俗学・宗教学、あと「ホーリーマウンテン」を履修済なので
そんなに目新しくもなかったけど
白夜の、夜でも明るく、花と陽光と
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

”Eat shit! Eat shit! Eat shit!”

Capt!Language!

内容は、2時間サスペンスドラマって感じ。
しかも、ジェームズ・ボンドとキャプテンアメリカ主演の。
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

まさにこれは「聖⭐︎おじいさん」🙏
アガペーアガペー萌えアガペー!
尊い…。

こないだ日本にも来られてましたね。
あのコンクラーベの裏に、こんなドラマがあったとは。
まぁ日本は世界でもカトリックの影
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

車、興味ない人です。
スーパーペーパードライバー!
だけど、「映画館で観る系」と聞き行ってみた。

絶対体験できない、スピードやレースを
「体感できる」映画ですね!
昔、走り屋の友人に拉致られて
峠越
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.6

ヒバクシャ3世です。
曽祖父は、今も「原爆ドーム」にいます。

***

日本にアカデミー賞があるなら(イヤミです)
アニメーションとかではなく
あらゆる賞を総獲りすべき作品ですよね。

『戦争映画』
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.7

「どうせなら良音上映!」と取ったチケットが
なぜか吹替えで痛恨の極み…。
歌詞が四季版とも違うかった!

4歳の頃から何度も劇団四季の『キャッツ』を観て、
サンタさんにもらったブロードウェイ版のサント
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.1

かつて「ユーゴスラヴィア」という国があった事を
もう、若者は知らないのではないでしょうか?
いつも戦争(or内戦)してて、よくニュースで観たね…

周囲にバルカン・ジプシーミュージック好きが多いので
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

『すべて、終わらせる』

「戦いを」でもなく「終わる」でもなく。
いいコピーだな、その通りでした。
スカイウォーカーの物語を、終わらせてきました。(レイが)

往年のSWファンからボロクソ言われてて不
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

韓国では興行収入1位らしいよ
「コレ観て韓国チキンを食べよう」と、お誘いいただいて。
 ※韓国映画の知識は全然なし

面白い。
脚本も俳優さんもいい!
(「人気の美男美女が出てる」とかでもないらしい)
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.8

インフルで全然映画観れてなくて
リハビリに何を観ればいいのかー!?
と、世界の中心で叫んだ所
「北欧メタルはどうですか?」と。
それはノーチェックだった!

で、仕事帰り行ってきた(素直)

ニコニコ
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

4.0

2019年映画民クリスマス会にて
プレゼント交換に選んだので、久々に観た。

なぜ、クリスマスにヴァンパイア…?
それは、約25年前に映画館で観たクリスマスの思い出。
(リアル中二病=theゴスだった
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ラストレター(2020年製作の映画)

2.6

試写会行って来ました。

さっきからめっっちゃ寒気するのは、
いよいよインフルに感染したから?
それとも「君にまだ恋してるって言ったら、どうする?」のせい…!?(震)

中学生の時に、浅野忠信シリーズ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.0

お正月(帰省)父チョイス映画。

やー、ただのイケてない少年が
「素敵な仲間を得て高校デビューする話」かと思ってたら、
違うかったわ!

え?原作者が初監督…!?
しかも「ワンダー」の人?
めっちゃ丁
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.7

2019年の映画納め。
暮れにピッタリの映画でした。
しかし、平日昼間のケン・ローチが満席なのは
さすが東京って感じ。意識高い。
大阪(在住)ではないだろうな~

ホント、やるせないね。
イギリスだけ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

サイゼ乾杯からの「マリッジストーリー」という
素敵なクリスマスだったな…
marriageというか「divorce story」だねぇ。

恥ずかしながら、初ノア・バームバック
(グレタ・カーヴィグ好
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

一足お先に試写にて。

戦争(現象)の愚かさ・恐ろしさ・悲哀を、
そこに生きる人の日常を
「誰の視点で」「どんなテンションで」描くか…
という点でザックリ、名作「ライフイズビューティフル」の仲間かと。
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

公開してる劇場(&社会人が観られる時間)めっちゃ少なかったよね?
「オバマex大統領の2018年ベストムービー」に入ってたのに?

ちゃんとラッパーの人が演じてるから、ライムもフロウもイイ感じやん?(
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

改めて、地上波初OAの祭に参戦。
ホモソにどっぷり浸かったWAR BOYだから
ついヒャッハー!になるんだけど
ホンマに配慮して作られたフェミニズム映画だと思った。
現代のフェミニズムって
男が「囚わ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

ギャング映画かと思ったら
時代や環境によって、気づいたらギャングになってた
ある老人の人生の話だったよ。

色がね~スゴイきれいだった。音楽もね。
やっぱり巨匠、上品だよな…
ギャングは品がないとね♥
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カット(2019年製作の映画)

4.5

日本よ、コレがOL(おさんずラブ)だ…!

聡明な幼女・60’sミニスカ
ティーンエイジヒッピーガール!尻!脚!

そして、最狂のバッキバキおっさん(55)と
メソメソわがままボディ無防備おっさん(4
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

「タランティーノ好き」を自称しながら観ていなかったモグリです…。

「『デスプルーフ』の因縁の2人が『ワンハリ』では夫婦ってw」と聞いて、観てきました。
塚口サンさん(特集上映)いつもありがとう…!
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.6

インドの至宝(勝手に呼んでる)アーミルカーンが
画面に映るだけで笑ってしまう…。
その後、絶対「イイ奴」になるの分かってるのに
笑ってしまう…。エンドロールもズルい。

悲劇も感動も、これでもかって位
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

全く情報入れずに行って、度肝を抜かれた

ボーダーがレスな「ムーミン谷の物語」やんか!

ほんと、スウェーデンって
感情の行き場が分からなくなる、
新感覚ムービー多いよな…
(「ザ スクエア」とか)
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.2

子どもの頃に観たつもりだったけど
それ「シティオブエンジェル」だったわ…

「ベルリン」は、観る人選ぶけど…
自分はめっちゃ好きワールドで、萌え死んだ。

妙に長いカットが多いので長く感じるけど
画が
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笑う男(1928年製作の映画)

3.4

室内学の生演奏付イベント(豪華)にて。

ずっと「笑い顔」なのに悲劇…
「ジョーカー」やん!

お手柄ワンコのカタルシス…
「ワンハリ」やん!

という事で、古い名作らしいです。
ちょっとハロウィン向
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

映画に「意味」とかを求めるはずもない
幼少期に見せられてます。
こども番組のノリで、キャッキャと笑いながら…
(謎の情操教育)

色んなシーンがトラウマのように
脳裏にこびり付いている…

朝起きて「
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