underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価

underfirejg

underfirejg

映画(4026)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ハート・ショット(2022年製作の映画)

3.7

全く予備知識なく観た19分の短編で、ネタバレはできぬので記載しづらいが、記憶に残る一編。主役の高校生2人はいい感じで、恋人同士として違和感なし。終わって思い返すと、成程わかってくることもあるという。果>>続きを読む

大切なのは愛すること(1975年製作の映画)

2.7

ズラウスキー監督故覚悟はしていたが、やはりの混乱ぶり。途中から理解諦め、お目当てのR・シュナイダーに集中。哀しき眼は強く印象的。スコアはドルリュー。流麗な調べを展開させるも、本作では流石に響きやや虚し>>続きを読む

キャンバス(2020年製作の映画)

3.6

サイレントショートアニメで、9分という尺なのだが充分に感動的。展開は至ってシンプルで捻りは全くなく、そのストレート故心に響く。全て画で語るフィルムの原点の素晴らしさを改めて認識させてくれる。スコアがい>>続きを読む

アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.3

アントワーヌ・ドワネルもの第2弾で、前作のシーン出てくるものの恋に夢中と印象は随分違う。水準としてはまずまず。遊び心ある画作りはトリュフォーらしく面白い。エンディングは何とも残酷な感が強いな。レオはト>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.3

新シリーズ第2弾は、登場人物多いの良いが、結局どっちつかずになるという世界に、なかなか盛り上がれず。やはりオールドファンとしては、元祖バスターズに肩入れしたくなる。バーンスタインのオリジナルテーマやは>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

C・ノーランの新たなステージを確信させる力作で、3時間はあっという間。凄い情報量なので理解できていないところも多々あるが、人間の表裏を描く姿勢には感服。相変わらず時間の扱いは巧い。 C・マーフィーのオ>>続きを読む

あこがれ(1958年製作の映画)

3.7

再見。F・トリュフォーの原点垣間見える瑞々しい初期短編。スカートはためかせ、美脚露わに自転車で滑走するベルナデットに憧れる少年描くが、その少年らしき対応に同調できる素晴らしさ。トリュフォーの感性が見事>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

再見だが劇場は初。C・ノーランのデビュー作だが、ここからノーラン伝説が始まったと言ってていい秀作。ノーランの特徴がそのまま出ていて頗る面白い。尾行癖からここまで展開させるのだから大したもの。モノクロだ>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.6

予測不能なイタリア・フランス合作のコメディアニメ。中編の尺だが、個性豊かな作りで楽しめる。キャラ立った登場人物達が、執念に振り回されつつ振り回したり。活動写真の原点を思わせる描写の数々が印象的。

シターラ: 夢を抱け、少女たち(2019年製作の映画)

3.8

パキスタン・アメリカ合作のサイレント短編アニメ。全く予備知識なく観たのでずっと不可解さ拭えなかったが、終わって成程と。画とスコアの美しさ傑出していて、丁寧な作りには頭が下がる。因習打破は容易でないだろ>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

2.8

勇んで臨んだ割には早朝上映で眠気と闘うはめに。ただそれだけではなく、いろいろ物足りない点あり。もう少し人間世界の広がりはほしい、ジャズをもう少し本格的に聴かせてほしい等々。夢を追いかける尊さ、大事だと>>続きを読む

夢追いウサギ(2020年製作の映画)

2.7

「ソウルフル・ワールド」併映。嫌味ない正統派の作りにピクサーらしく好感持てるが、真っ直ぐ過ぎて捻りのほしい私のようなひねくれ者には不向き。キャラの可愛さもまずまずといったところか。といって、ピクサー短>>続きを読む

狂ったバカンス(1962年製作の映画)

3.7

若者版「甘い生活」といったところか。U・トニャッツィが小悪魔美少女に惹かれ若者の狂宴にのめり込んでいく様子は、滑稽で憐れなるも、中年男の痛いところを突いている。C・スパークは魅力全開!これならトニャッ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.2

幼馴染のその後描くわけだが、過去は戻らないのだよ、と教えてあげたくなる、やや困った作品。ただいいところは幾つもあり、特に撮影の渇き方はいいねえ。こんなN.Y.は初めてだ。オープニングの妙もいい。けどや>>続きを読む

スライ:スタローンの物語(2023年製作の映画)

3.3

スタローンのドキュメンタリーで、光と影を等分に描きなかなかの面白さ。"ロッキー"以外に幾つもヒットフィルムを出し大したもの。一方呪縛から結局は逃れられてはいないと思うのだが、そこが人間らしくていいし、>>続きを読む

ワム!(2023年製作の映画)

3.3

学生時代に熱中して聴いたバンドのドキュメンタリー。掘下げ度はまずまず。しかし実質活動が4年間とは!ジョージとアンドリューの関係から、早期の解散は仕方なかったんだろうな。それにしても改めて聴いて、今でも>>続きを読む

夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

4.1

再見で劇場は初。様式美に彩られたマカロニウエスタンの最高作の1つ。何故にこうも面白いのかという哀愁とアクションに満ち溢れた展開。ボロンテの悪役ぶりも格上げに貢献。レオーネ&モリコーネ&イーストウッドの>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.8

まさみ様目当てで臨むも、うーんこんな展開アリなのかと疑問が頭渦巻く。壮大なようでチープなのでは。出てくる人物皆薄っぺらしいしね。ただまさみ様をみているだけで腹は立たぬが。写真の良さは伝わりそこはいい点>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.0

D・リンチ監督・主演の相変わらずの摩訶不思議作品。オープニングからエンディング迄謎だらけなのだが、噛み合わないリンチ刑事とサルのやり取りがシュール過ぎて気にはなる。これがリンチワールド究極形の1つなの>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

3.1

イギリス製短編作品で、切なさとやるせなさで出口が見えない心情描き観ていて心が辛くなる。ライドシェアドライバー故に、より情報量が多い状況になり、それがまた辛さを増幅させる。光の見えない方向性しか示せない>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.3

「ウィ・アー・ザ・ワールド」創作の過程を振り返りながら追うドキュメンタリー。物足りないと感じるところもあるが、ほぼ過不足なく参加ミュージシャンを捉え飽きることはない。皆自身の個性出してのパフォーマンス>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

自殺した友人巡るドラマだが、虐待等見るに、聞くに耐えない内容で共感以前に拒否反応が出てしまう。救いは永野芽郁で、これまで見たことのない姿を披露し、役者としての成長みられるのは喜ばしい。正にブラック企業>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.1

久々の続編はオリジナルへのオマージュ色強くその点は良いのだが、展開自体に新味はなく普通の出来といったところか。E・バーンスタインのスコアがベースになっているのは嬉しい。"For Harold"やはりこ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

これは面白い。人間の本質とは如何に、という視点でグイグイ引っ張り全く飽きさせない。内容には触れられないが、岡田将生始め役者は達者ぶりは見事。本質を見極める目は、どうやったら養えるのか。そんなことを強く>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.3

シー・モンスターと人間の交流描くピクサーアニメ。ピクサーらしくエンディングに向けた感動的にしっかり仕上げる。一方で脚本の膨らみのなさは気になるところで、もう少し巧く作れたのではないかとも思う。ジュリア>>続きを読む

ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

3.2

レニングラード・カウボーイズのMVで、当然ながらA・カウリスマキが監督。正直一度聴いただけでは曲の良し悪しわからないのだが、やはりの才感じさせる出来で、銃撃シーンはオッとなる。カウリスマキファミリーも>>続きを読む

白い花びら(1998年製作の映画)

3.3

再見。A・カウリスマキのモノクロサイレントフィルムで、それ故全編アンダースコアが流れるのがカウリスマキスタイルと違い新味。救いを求めるとかなり辛いが、コンパクトな仕上りは評価できるところ。カウリスマキ>>続きを読む

絶好調(1965年製作の映画)

2.9

P・エテックス監督・主演の短編。キ 収容所のようなキャンプ場が舞台なのだが、そこに入るまでの方が実は面白い。朝のコーヒーの件りなど可笑しく哀しいじゃないか。キャンプ場はまあこんなもんかと。ただ修復後と>>続きを読む

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.3

A・カウリスマキ監督のブラックコメディ。お気に入りの人情路線とは違うのでそこは残念も、監督としての才は充分に感じさせる出来。カウリスマキファミリーで固められた役者陣見るだけでも楽しいし。相変わらずの歌>>続きを読む

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.2

P・エテックス監督・主演の4話からなるオムニバスコメディ。大爆笑というわけではないのだが、それぞれのエピソードに味がある。「シネマトグラフ」「もう森へなんか行かない」の2つがその中でも面白い。体使った>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

2.9

再見。A・カウリスマキ監督の不条理で全く前進しないロードムービー。皆フランクという設定やパーツは面白いが、あまりに不条理過ぎてついていけないところもあり。やはりカウリスマキは人情モノの方がいいな。

罪と罰(1983年製作の映画)

3.4

お気に入りA・カウリスマキ監督のデビュー作。アンダースコアが目立ったりと、今と違う作風ではあるが、歌謡曲は今のままだし、シンプルながらキレある展開は、才感じさせるもの。しかし気付くは、未だにドストエフ>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.2

久々で劇場は初だが、とにかく問答無用に面白い!レオーネ&モリコーネ&イーストウッドのコラボ相乗効果がハンパなく凄い!あのテーマでイーストウッドが登場してカッコ良く見せられたらノれないわけがない。 G・>>続きを読む

太陽の下の18才(1962年製作の映画)

3.3

内容自体は他愛もない一夏描いたラブコメだが、エピソードに色々凝っていて想像以上に面白い。嫌味な展開もないし。特にC・スパークの魅力全開で、彼女見られるだけでも十分価値あるというもの。初期のモリコーネ作>>続きを読む

殺人捜査(1970年製作の映画)

3.2

聴き慣れているモリコーネのスコアを映像と観たく鑑賞。この独特の調べが、善悪の境界曖昧な作品の複雑さを見事に表現。 G・M・ヴォロンテが出ずっぱりで、権力持った傲慢そのものの警察部長を違和感なく演じる。>>続きを読む

Happy Hunting(2018年製作の映画)

3.0

婚活パーティーを舞台に展開する短編コメディ。男子3人に女子1人の組合せで、女子のご希望からは程遠い3人でさあどーなる、といわけなのだが、まずまず楽しめる。運営者者側の慌てぶりが現実的で、この種のパーテ>>続きを読む

>|