underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 108ページ目

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トラック野郎 望郷一番星(1976年製作の映画)

3.3

いつものパターンの展開だが、この第3作、トラックが飛んだり、崖から落ちたり、アクションとしてのスケールは大きくなっている。一方、ヒロイン絡みのところは弱く、その点は物足りない。それにしてもいろんな人出>>続きを読む

死にゆく者への祈り(1987年製作の映画)

2.4

ミッキー・ローク主演の元テロリストものだが消化不良。スクールバスのインパクト弱く、ファロンの性格付けが曖昧に。そこにオルガン得意とか来るから尚更混迷。ボブ・ホスキンスの理由あり神父も役者の存在感で持っ>>続きを読む

アフターマス(2016年製作の映画)

3.7

シュワちゃんの豪快アクションものと思い込んで観始めたら、真逆の世界ではないか。でもこれが興味深い出来で思わぬ拾い物。大掛かりになりそうな題材も、余計な部分は削ぎ落とし主題に集中。削ぎ落とし過ぎた感ある>>続きを読む

MOOSIC PRODUCTS!/アイドル・イズ・デッド(2012年製作の映画)

1.4

んーん、背景知らずして観ると辛い種類の作品。どんな背景があるのかも知らぬが、グロとグロとオタクが交錯するこの世界、なかなかついて行けないよなー。アイドルの聖地か、皆で盛り上がるところはそれなりに良いと>>続きを読む

レオン(2018年製作の映画)

3.1

軽くて、軽くて、バカバカしいが、決して嫌いではないシチュエーションコメディ。まあほとんどが竹中直人の個人芸で魅せる作品なのだが、知英が意外や意外の好演で、これで一気にファンになった。ジャングルポケット>>続きを読む

愛を語れば変態ですか(2015年製作の映画)

2.9

不条理な世界と言えばいいのか、何と言っていいのか、摩訶不思議な世界である。黒川芽以の愛らしさ見てたら、こんだけいろんな人に惚れられても仕方ないなあ、と。ところがどっこいの展開で、タイトル負けしていない>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.3

約10年前の作品だが、捻りの効いた脚本と豪華な出演者でそこそこ楽しめる。大泉洋の天然演技はやはり光るし、佐々木蔵之介もこの手の演技はお手の物。伊武雅刀もこの辺は得意だしな。こういう軽快な小品の積上げが>>続きを読む

CINEMA FIGHTERS(2017年製作の映画)

3.1

EXILE関連曲のInspireで製作されたオムニバス作品。飛び抜けて良い作品もないが、飛び抜けて悪い作品もない。1番はもっとも映画らしい"Snowman"かな。ただ流石に6本はなかなか集中力続かない>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.6

加賀恭一郎シリーズだが独立した作品としても楽しめるだろう。始まって暫くは字幕での説明過多で大丈夫かいなと心配したが、落ち着くところには落ち着いてまずは安心。原作の良さ多分にあるだろうが。謎解き描写にも>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

2.7

気候変動という現代的なテーマがメインのディザスターフィルム。米中中心の世界各国チームで開発というのが目新しいが、肝心の"世界を救う"に達成感が乏しい。無駄排除はいいが、膨らみなさすぎの脚本では致し方な>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.4

"麒麟の翼"を軸にソツなく作られているが、東野圭吾のいい原作のお陰と思うと有り難みも薄れ。。。という一編。警察内部の描写はもっと辛辣でもよいくらい。山崎賢人、菅田将暉と現在の売れっ子が出ているのが興味>>続きを読む

アリのままでいたい(2015年製作の映画)

3.4

観る前はありがちな昆虫生態ものかなと思っていたが、これほどの撮影技術で作られていたとは。弱肉強食の世界は残酷だけどこれが自然という事を、非常に説得力のある映像で表現。まあアニメいらないとかあるけど、福>>続きを読む

トラック野郎 爆走一番星(1975年製作の映画)

3.3

なるほど前作と同じパターンの2作め。アクションシーンはまあショボいのだが、田中邦衛の"ボルサリーノ2"がいいキャラしてる。あべ静江の綺麗さにも驚いたが。3作め以降も恐らくは変わらないのだろうが、それを>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

3.2

前作は熊が普通に人間と暮らすという設定に全く溶け込めなかったが、今作はそこは既に飛び越えているので、そこの違和感はなし。ヒュー・グラントをうまく使っておりその点は良し。細かいところは割と上手く処理して>>続きを読む

スターシップ9(2016年製作の映画)

3.3

始まって暫くはB級SFの匂い強く非常に窮屈だったが、終わってみれば想定以上に楽しめたという結果に。顔をカモフラージュするセラピーは興味深し。所々アレっ?というのはあるが、スペイン・コロンビア合作という>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

2.8

ヘレン・ミレン、ドナルド・サザーランドが老境迎え実行するロードムービーだが、地味ながらもこの境遇故のエピソード積み重ねは悪くないが、その末には大きく疑問あり。でもその年齢になったら自分もそんな心境にな>>続きを読む

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

2.9

お気に入りウォルター・ヒル久々の新作ご対面。とにかくブッ放すアクションのキレは衰えてないが、ちょっと凝りすぎたかストレートな面白さにはかなり欠ける。画の楽しさはあるだけに、何とも惜しい限り。それにして>>続きを読む

エブリシング(2017年製作の映画)

3.3

ありがちな難病ものかと思いきや、いろいろな展開があり尻上がりに面白くなっていった。豪華な主人公宅が印象的だが一方で寒々としているので、海が醸し出す開放感のインパクト大きい。アニカ・ノニ・ローズ演じる母>>続きを読む

トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

3.3

トラック野郎シリーズはこれが初見。ひたすら娯楽街道突っ走りの1作。この頃から積載重量超過や過重労働が話題になってるとは。時代変わっても中身は変わってないということか。一番星とジョナサン、いいコンビじゃ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

前作より面白さパワーアップで満足。今回はスタイリッシュな面は抑え気味なものの、その分よりリアリティが出て入り込みやすくなった。マーク・ストロングの存在感が効いてる。スコアも快調で、本編と共に次回作にも>>続きを読む

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.1

関係ないもの一切排除し本筋に一直線のアクションもの。冒頭の作戦シーンがもっとも面白く、ある意味それで満足。敵も強そうで弱いし苦笑。エリック・セラのスコアがいい意味でらしくなく、燃え系で良し。でもやっぱ>>続きを読む

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.9

サム・ペキンパー気合の入った重量級戦争もの。途中平板になるところあるのだが、それを覆すアクションシーンの凄さ。ペキンパーのスローモーションは何度観ても芸術だな。不条理というワードさえ陳腐になるぶつけ方>>続きを読む

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.6

ジム・ブロードベント主演の不思議な味わいのドラマ。上っ面だけなら静かなホームドラマ風だが、なるほどこれは宣伝し難い類の作品。全てがスッキリとはいかないが、所々惹かれるシーンがありまずまずの感。過去をど>>続きを読む

ハンズ・オブ・ストーン(2016年製作の映画)

4.1

ロベルト・デュランの物語とは知らず観始めたが、久々に手堅い演出で作られた作品を観た気がして心地よい後味。パナマを巡る政治背景の挿入も嫌味なし。エドガー・ラミレス、デ・ニーロが好演で印象深し。そしてアナ>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

1.9

こういう騙しものは映画の題材としては嬉しいものだが、見事に消化不良の結果に。騙しをする動機の説明あるが切迫感なく、仕掛けの大きさも全く伝わってこないので、当然の如くカタルシスもなし。役者の上手さで場面>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

2.6

切なくもあり決して悪い作品ではないのはわかるのだが、やはりアニメとの相性悪しなのかな。ほとんどセリフのない展開はいいし、シチュー振舞うシーン等いいシーンもそれなりにある事は記憶すべし。まあこうなってし>>続きを読む

西遊記 ヒーロー・イズ・バック(2015年製作の映画)

1.5

中国製アニメという事で期待と不安半々で観始めたが、硬直性と柔軟性の混合という感じ。絵的には柔軟も、筋的にはかなり無理あり。クライマックスはそこそこ観れるが、カタルシスには程遠し。やはりまだこれからだな>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

1.4

どうしちゃったの?という退屈極まりない出来。鎌倉の描写は江ノ電あたりはいいのだが、いつの間にかストーリーの摩訶不思議さに寄っかかる貌となり、すっ飛ばし感高し。後半のVFXで少しおっ、となるもそれだけの>>続きを読む

ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇(1988年製作の映画)

3.5

主要登場人物が顔揃える最後の戦いは、スケートリンクが舞台で洒落てる、洒落てる。その後に続くまるで鈴木清順のようなカラフルでシュールな画作りにはニンマリ。気楽に観てよ、という監督の声が聞こえてきそうだ。>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.6

いつも思うが、このような題材を正面から描き切るアメリカ映画(英国資本も入っているようだが)にはいつも敬服。主張したい人が抑えられる裁判劇も珍しく、ドラマ的でないのにドラマとして成立させた手腕は、途中や>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

2.7

芸人魂と言えばカッコいいが、魂持つまで至らずの人達の話で、そこが焦点だけに現実の厳しさに負けて致し方なしか。どうにも感情移入できず、さらにはカッコ良くもなく消化不良の出来。花火のショットは美しく一番の>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.7

途中平凡な演出だなー、と思うところがいくつかあり、これは凡作で終わるのかと思いきや、節目節目のアクセントと、やめて、やめてという演出で見事に泣かされる結果に。やっぱ年月の重みは凄いね。役者陣好演。結論>>続きを読む

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.9

拾い物でひたすら楽し。映画は実際に観てみないとわからないな、という事を再認識。ラップのノリが初めて面白いと思ったし、映像のテンポ良し、カメオ出演の楽しさもあり。期待値低いというのは勿論あるだろうが、こ>>続きを読む

狂った夜(1959年製作の映画)

3.5

パゾリーニ脚本、ボロニーニ演出で描かれるイタリアの無軌道な若者の姿。ローマが舞台だと何故かよりしっくりくるのはフェリーニ作品の影響か。お勉強的に観てしまうのはやむを得ないとして、主が入れ替わる散文的流>>続きを読む

カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.8

ジャッキー・チェン版インディ・ジョーンズなのだが、それにカンフーとインド映画風味加わり、歳重ねてもジャッキーますますお盛ん。今回はジャッキーだけでなく、周りも大暴れだし、カーチェイスもあって正に盛りだ>>続きを読む

ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.4

法が重要な位置付けなのに、法廷場面がほとんどないという稀有な展開。それがドラマティックさをそれが静かに戦った2人の意思と捉えれば納得。人種差別を描く作品が減ることはないが、それだけ根が深く今も問題だと>>続きを読む