underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 110ページ目

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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.6

爆音上映で再見。オリジナル初公開時以来の実に35年ぶりの劇場鑑賞。いやー、凄かった!緻密で繊細で、ある意味アヴァンギャルドな作りに驚嘆。大作のようで凄く狭い中での展開が、より心に入り込み感動的なのでは>>続きを読む

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

2.3

「猫が教えてくれたこと」試写で鑑賞。イスタンブールの猫ドキュメンタリーだが、猫好きでないとチト辛いかなあ。どちらかというとイスタンブールの人間模様の方が興味深く。これこそ監督の意図かも知れないけど。子>>続きを読む

百年後の或る日(1932年製作の映画)

3.5

偶然出会った日本初期アニメーション。この時代にこの感覚はやはり才あってのもの。技術がどうのよりも、その世界観。独特だ。史料として貴重な映像だな。

チチを撮りに(2012年製作の映画)

4.7

お気に入りの中野量太監督作品だが、期待上回る素晴らしさで大満足!中野監督の描く家族と死はいつも深刻な状況なのに、それを覆ってしまう包容力に溢れているのが素晴らしい。生きている事の素晴らしさを余すところ>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

2.4

犬が主役なのかイーサンが主役なのか、も考えてしまうが、さらには途中の人は?周りの人は?全てが中途半端で物足りない作品。ところどころグッとくるところもあるけど。時代時代の歌は良かったけどな。デニス・クエ>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.2

これは悲しい出来のエイリアン。1作目の崇高さも2作目の激しさもなく、かと言ってオリジナリティがあるわけでもなく。デイヴィッドだけでは話持たんだろう。この点考え直した方がいい。ジェリー・ゴールドスミスの>>続きを読む

霧の夜の戦慄(1947年製作の映画)

3.6

小品ながら興味深い作品。主演のジェームズ・メイソンが製作にクレジットされているのに驚いたが、それだけ気合い入っていたという事なのだろう。内容に触れられないのは残念だが、まだまだこういう知らない作品ある>>続きを読む

ドリームスケープ(1984年製作の映画)

2.7

"夢"がキーということで、ファンタジックな世界を想像していたが、結構ダークな方だった。話はいい加減でどうかと思うところも多いが、ストップモーションアニメを使っているのがgood。モーリス・ジャールのス>>続きを読む

1000日のアン(1969年製作の映画)

3.3

歴史物はやや苦手で、本作も序盤からなかなか乗れず。ヘンリーとアンが結婚の駆引きする辺りから動き出し、コスチュームプレイの重さは常にあるものの、権力のアホさと怖さを十分に伝える事には成功。ジュヌヴィエー>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

2.8

実際に起きた、それも最近の事件なだけに、俯瞰した目で評価は難しいが、作りとしてはそんなに上手くはない。事故が起きる前が長過ぎるし、ジョン・マルコヴィッチら大手企業側の描写も中途半端。ただ終盤に実話の重>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

3.9

劇場で再見。恐らくは3度目の鑑賞になる黒澤明監督作品。最初は窮屈さも感じるのだが、志村喬の登場後三船敏郎も輝いてきてヒートアップ。ここぞという時の演出は凄みがあり、さすがと思う。今回は歳とったせいか、>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

疾走する列車を絡ませたゾンビもので新鮮。あれだけ大量のゾンビが添え物になってしまうところは逆にドラマ度強いということ。キャラも立ってるし。韓国映画はいつもパワフルだ。この強さはどこから?日本でも出来そ>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

2.7

トリュフォーの散文的作品だが、どうもこの子供の世界は合わず。思春期よりもその前段階の世代の方が面白い。赤ん坊グレゴリーなんて最高だけどな。詩よりドラマティックな展開が好みかも。

大西部への道(1967年製作の映画)

2.7

カーク・ダグラス、ロバート・ミッチャム、リチャード・ウィドマークと3人の主役級激突し、それなりに画としてはいけている。が、オレゴンの魅力が伝わらないので、結局は何やってるのとなってしまう。サリー・フィ>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

2.9

面白くなりそうで意外に盛り上がらない。整理されず猥雑で、それが狙いなんだろうが、風変わりなロードムービー。ただチックの摩訶不思議なキャラは憎めず。そしてたまに顔出すシュールな映像、リチャード・クレイダ>>続きを読む

ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

4.0

東野圭吾ファンなのに珍しくピンと来なかった原作だったが、映像になりイメージが明確化され良質な作品に。人のために動くことの幸せを説得力持って伝える事が出来ている。ゆっくりとしたズームアップが染み入るよう>>続きを読む

レッド・ダイヤモンド(2016年製作の映画)

2.9

騙し騙されの宝石強奪戦と謳いが、仲間集めるも昔キレ者今グダグタという設定新味なく活躍ぶりも中途半端、強奪も工夫なくこの程度⁈、とかなりいい加減なのだが、アクションシーンはなかなかの作り。収穫は女性スナ>>続きを読む

スクランブル(2017年製作の映画)

2.8

面白いシチュエーションなのに、肝心なところが中途半端で残念。キャラが立たないとは正にこの作品の事。もっと面白くできるのになあ。スコット・イーストウッドは大物になる風格あり。アナ・デ・アルマスは可愛く注>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.9

この新作シリーズのカーク艦長は若さもあるのだろうがとにかく行動的。これが新時代のリーダー像とうことかも。このリーダーだから部下達もよく動く。この新シリーズの面白さはここに集約されるな。ジアッキーノは快>>続きを読む

ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

3.8

閉じ込められたエレベーターという限定空間が主舞台なのが新鮮。そこだけでは息苦しくなるなか、外部との交わりあるのが救いだが、緊密さが薄れたのも事実。でも風化させてはいけないという事を改めて認識させてくれ>>続きを読む

バトルトラック(1982年製作の映画)

3.2

正にB級のチープな作りながら、所々工夫が見られ割と面白く観れた。特に何箇所かで目にする引いて撮った画が印象的で、その点はセンスあるかなと。一方でこっち側のアレのショボさにはビックリ!これでは勝てないだ>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

4.0

再見。今回の方が抜群に楽しめた。新シリーズ初回という事で、メンバーがどう集まり、まとまっていくかが1つの見所だが、それと本筋を上手く絡める手腕はお見事!さすがJ・J・エイブラムス。ジアッキーノ万歳!ア>>続きを読む

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

2.2

サム・ロックウェルの流麗だけどアホな、そしてアナ・ケンドリックのしょーもないけど綺麗なコンビも結局は見かけ倒し。上手くないホンと下手な演出では仕方ないか。あれだけ個性的な役者いるのに活かせてない。ティ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.6

是枝監督の力こもった作品。クローズアップ多用での顔演技合戦は見応えあり。最近人を裁く事についての議論に触れる事多く、その意味でも興味深し。全編起伏のない淡々とした展開で特にドラマティックな事は起きない>>続きを読む

西遊記2~妖怪の逆襲~(2017年製作の映画)

2.4

吹替版で観たのでセリフはオーバーアクトなんだろうが、演技や表情見てると合ってるのかもと思う。妖怪ハンターという割には妖怪あまりインパクトなく、盛り上がりには欠ける。アクションも生身もの少ないし。やっぱ>>続きを読む

ウイラード(1971年製作の映画)

3.4

脚本に甘いところ多々あるも、その特異性とさりげなく上手い演出で、カルト性を有した佳作。動物パニックと言ってもネズミなので、強烈さはないがそれ故恐い。アーネスト・ボーグナインが野心家の社長を演じ適役、若>>続きを読む

ベン(1972年製作の映画)

2.3

前作に比してネズミの暴れっぷり描写が増え、病気の少年との交流はあるものの、ドラマ部分が弱くなっている。しかしいつからこのネズミ頭良くなったのか。前作思い出してもついぞわからず。マイケル・ジャクソンによ>>続きを読む

幸せはパリで(1969年製作の映画)

1.5

何ともテンポが全く合わない作品。ジャック・レモンが主演なのでコメディかと思いきや、まさかのカトリーヌ・ドヌーブと恋に。この不道徳さは美しくなく何だかなー、という感じ。ただこういう作品を観れる環境には感>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

中盤まで淡々と平板に進むが、後半の上げ方はさすがのノーラン。でもこの作品の主役は止まず鳴り続けるハンス・ジマーのスコアだろう。常に緊張感を醸成し、ある意味新時代のスコアのあり方を示したかのよう。顔で語>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.4

傑作!戦争モノとしても抜群で、泣くしかないだろ。クリス・パインが効いていて、そしてガル・ガドットがいいねー!‬

恐怖のエアポート(1971年製作の映画)

3.3

元はTVムービーというこの作品、大掛かりでないぶん余計な人物描写が省かれ、危機脱出に焦点絞られているのが良し。パニックの原因も新味かな、航空機関係ではあまり記憶なし。管制塔があまりパニクってる感ないの>>続きを読む

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.4

始まって暫くあまりの落ち着きぶりに眠気が。それぞれのエピソードが展開する後半になって面白くなっていく。おじいさんの家は日本と変わらない雰囲気だな。それにしても盛り沢山の夏休みだったなぁ。ホウ・シャオシ>>続きを読む

スキップ・トレース(2015年製作の映画)

3.8

バディもの得意のジャッキー・チェン、さすがにアクションの激しさは落ちてきているものの、作品の質は衰えず。サービス満点の展開はかなりの水準では。久々のレニー・ハーリンも活き活きしてるし。女同士ガチ対決も>>続きを読む

オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

3.1

どんだけサントラ聴いたかの作品、ようやく初鑑賞。意外にと言っては失礼だが、3作目にしては楽しめる出来。完結編だからという事もあろうが。神父はもう少し賢くダミアンに近寄るべきだろう。それにしてもやっぱり>>続きを読む

トリガール!(2017年製作の映画)

3.6

‪「トリガール!」劇場で鑑賞。予想以上の出来で満足。もう少し脚本が練られてたらもっと質は上がったと思うが、ハズす面白さが効いていてこれはこれでいいかなと。セリフ聞き辛い箇所が少なからずあったのは残念。>>続きを読む

ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

3.0

兎にも角にものノー天気ぶり。植木等絶頂期の作品なんだろうなあ。全くの無責任野郎だが、当時は受けたろうな。少し疲れる部分もあるが、気楽に笑えるからね。自分が生まれる前の作品なんだなあ。‬東横線が印象的。