underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

4.1

再見で劇場は初。様式美に彩られたマカロニウエスタンの最高作の1つ。何故にこうも面白いのかという哀愁とアクションに満ち溢れた展開。ボロンテの悪役ぶりも格上げに貢献。レオーネ&モリコーネ&イーストウッドの>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.8

まさみ様目当てで臨むも、うーんこんな展開アリなのかと疑問が頭渦巻く。壮大なようでチープなのでは。出てくる人物皆薄っぺらしいしね。ただまさみ様をみているだけで腹は立たぬが。写真の良さは伝わりそこはいい点>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.0

D・リンチ監督・主演の相変わらずの摩訶不思議作品。オープニングからエンディング迄謎だらけなのだが、噛み合わないリンチ刑事とサルのやり取りがシュール過ぎて気にはなる。これがリンチワールド究極形の1つなの>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

3.1

イギリス製短編作品で、切なさとやるせなさで出口が見えない心情描き観ていて心が辛くなる。ライドシェアドライバー故に、より情報量が多い状況になり、それがまた辛さを増幅させる。光の見えない方向性しか示せない>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.3

「ウィ・アー・ザ・ワールド」創作の過程を振り返りながら追うドキュメンタリー。物足りないと感じるところもあるが、ほぼ過不足なく参加ミュージシャンを捉え飽きることはない。皆自身の個性出してのパフォーマンス>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

自殺した友人巡るドラマだが、虐待等見るに、聞くに耐えない内容で共感以前に拒否反応が出てしまう。救いは永野芽郁で、これまで見たことのない姿を披露し、役者としての成長みられるのは喜ばしい。正にブラック企業>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.1

久々の続編はオリジナルへのオマージュ色強くその点は良いのだが、展開自体に新味はなく普通の出来といったところか。E・バーンスタインのスコアがベースになっているのは嬉しい。"For Harold"やはりこ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

これは面白い。人間の本質とは如何に、という視点でグイグイ引っ張り全く飽きさせない。内容には触れられないが、岡田将生始め役者は達者ぶりは見事。本質を見極める目は、どうやったら養えるのか。そんなことを強く>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.3

シー・モンスターと人間の交流描くピクサーアニメ。ピクサーらしくエンディングに向けた感動的にしっかり仕上げる。一方で脚本の膨らみのなさは気になるところで、もう少し巧く作れたのではないかとも思う。ジュリア>>続きを読む

ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

3.2

レニングラード・カウボーイズのMVで、当然ながらA・カウリスマキが監督。正直一度聴いただけでは曲の良し悪しわからないのだが、やはりの才感じさせる出来で、銃撃シーンはオッとなる。カウリスマキファミリーも>>続きを読む

白い花びら(1998年製作の映画)

3.3

再見。A・カウリスマキのモノクロサイレントフィルムで、それ故全編アンダースコアが流れるのがカウリスマキスタイルと違い新味。救いを求めるとかなり辛いが、コンパクトな仕上りは評価できるところ。カウリスマキ>>続きを読む

絶好調(1965年製作の映画)

2.9

P・エテックス監督・主演の短編。キ 収容所のようなキャンプ場が舞台なのだが、そこに入るまでの方が実は面白い。朝のコーヒーの件りなど可笑しく哀しいじゃないか。キャンプ場はまあこんなもんかと。ただ修復後と>>続きを読む

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.3

A・カウリスマキ監督のブラックコメディ。お気に入りの人情路線とは違うのでそこは残念も、監督としての才は充分に感じさせる出来。カウリスマキファミリーで固められた役者陣見るだけでも楽しいし。相変わらずの歌>>続きを読む

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.2

P・エテックス監督・主演の4話からなるオムニバスコメディ。大爆笑というわけではないのだが、それぞれのエピソードに味がある。「シネマトグラフ」「もう森へなんか行かない」の2つがその中でも面白い。体使った>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

2.9

再見。A・カウリスマキ監督の不条理で全く前進しないロードムービー。皆フランクという設定やパーツは面白いが、あまりに不条理過ぎてついていけないところもあり。やはりカウリスマキは人情モノの方がいいな。

罪と罰(1983年製作の映画)

3.4

お気に入りA・カウリスマキ監督のデビュー作。アンダースコアが目立ったりと、今と違う作風ではあるが、歌謡曲は今のままだし、シンプルながらキレある展開は、才感じさせるもの。しかし気付くは、未だにドストエフ>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.2

久々で劇場は初だが、とにかく問答無用に面白い!レオーネ&モリコーネ&イーストウッドのコラボ相乗効果がハンパなく凄い!あのテーマでイーストウッドが登場してカッコ良く見せられたらノれないわけがない。 G・>>続きを読む

太陽の下の18才(1962年製作の映画)

3.3

内容自体は他愛もない一夏描いたラブコメだが、エピソードに色々凝っていて想像以上に面白い。嫌味な展開もないし。特にC・スパークの魅力全開で、彼女見られるだけでも十分価値あるというもの。初期のモリコーネ作>>続きを読む

殺人捜査(1970年製作の映画)

3.2

聴き慣れているモリコーネのスコアを映像と観たく鑑賞。この独特の調べが、善悪の境界曖昧な作品の複雑さを見事に表現。 G・M・ヴォロンテが出ずっぱりで、権力持った傲慢そのものの警察部長を違和感なく演じる。>>続きを読む

Happy Hunting(2018年製作の映画)

3.0

婚活パーティーを舞台に展開する短編コメディ。男子3人に女子1人の組合せで、女子のご希望からは程遠い3人でさあどーなる、といわけなのだが、まずまず楽しめる。運営者者側の慌てぶりが現実的で、この種のパーテ>>続きを読む

トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

3.9

レニングラード・カウボーイズ& レッド・アーミー・アンサンブルのジョイントライブらしいが、いやー楽しい!最高のライブフィルムではないか! パフォーマーと観客も一体。A・カウリスマキ監督の陽の面がまた嬉>>続きを読む

獲物の分け前(1966年製作の映画)

3.6

R・ヴァディム監督&J・フォンダのコンビ作。彼の監督作品の多くを観ているわけではないが、恐らく脂の乗っていた時期なのだろう、所々に才気感じる演出光りGood。色鮮やかな映像美も見所で、地味なピコリも映>>続きを読む

潮騒(1972年製作の映画)

2.3

的外れの邦題は許すとしても、はっきり言ってヘタな作品。それぞれ作品ができてしまう位のサイドストーリーがいくつか展開されるが、この尺では詰め込み過ぎ。急に暴れ出す輩に至っては理解不能。モンタンもいい歳だ>>続きを読む

ブラインド・デート(1987年製作の映画)

2.8

K・ベイシンガー&B・ウィリスで魅せるのかと思いきや、屋敷でのドタバタに象徴されるB・エドワーズ監督らしさが見もの。犬の名前がランボーで、悪さするとシンディ・ローパーにするぞ、と時代わかる。ただ全般的>>続きを読む

ダーティファイター/燃えよ鉄拳(1980年製作の映画)

3.3

新味はないが十分楽しめる続編。やはりこういう気軽に観れる娯楽作はいいなと痛感。喧嘩が強く、酒場が好きで、惚れた女にゃ弱い。これだけで作品できるからね。イーストウッドのスターたる所以がよくわかる。「10>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

2.4

長いだけでピンと来なかったなぁ。割と普通の展開で、取り立てて驚きもなくかなり失望の1作。オープニングからセリフの洪水でこれは合わないなと。我の強いトップはこんなもんだろうし、それを改めて強調されても響>>続きを読む

ダーティファイター(1978年製作の映画)

3.6

C・イーストウッドが喧嘩は強いが女の扱い苦手という役柄のドラマ。コミカルなシーン多く、ノンビリ観れてすこぶる楽しい。G・ルイス、R・ゴードン等脇も充実。クライドはちとやり過ぎなところもあるが、コメディ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス監督で初めて感性が合った感。オープニングから攻めの姿勢が明白で、独特の世界観にのめり込む。エンディングもいいしな。圧巻はE・ストーンで、気合入るとはこのこと。オスカー級。心引っ掻>>続きを読む

愛のように感じた(2013年製作の映画)

2.4

少女が背伸びして、という内容だが、、ピンと来るはずもなく、短尺ながらなかなか疲れる。家庭は父がうるさそうで、飛び出したい気持ちわからなくもないが。結局は背伸びに無理があり、自然と成長していきますよとい>>続きを読む

スペシャリスト44(1976年製作の映画)

2.9

興味ある70年代ユーロクライムで、雑な出来だが、期待値低い分楽しめる。意外にアクションシーン少なく物足りないが、銃撃シーンのストレートさはイイねえ。S・チプリアーニの画に合わないスコア面白い。J・サク>>続きを読む

追跡!麻薬コネクション(1977年製作の映画)

3.1

想定通りマカロニクライムらしい出来なわけだが、それはそれで興味深い。生身のカーアクションはなかなかの見もので、ハードなシーンもストレートに描きマカロニらしい。M・バルサム、E・ソマーと共演陣も良く。そ>>続きを読む

海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

3.6

久々だが、だがモリコーネのスコアは日頃から愛聴しているので、その意味でスクリーンで味わえ嬉しい。作品自体は流れというよりも、ポイントとなるエピソードが素晴らしく、スケッチとしての面白さ。モリコーネのス>>続きを読む

ポーカー・フェイス/裏切りのカード(2022年製作の映画)

2.3

R・クロウ監督・主演のサスペンスフィルムだが、プロット悪くないのに扱いがどれも中途半端で消化不良。ギャンブルのドラマへの落とし込みほぼないし。クロウだけで引張るのは難しいな。ラストも活きず。絵画に拘る>>続きを読む

悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.6

久々で劇場初。デ・パルマファンとして初鑑賞時に興奮のスプリットスクリーンよりも、今回はプロットに目が。相当危険な内容で、よくぞ映像化したなと。そして間違いなく本作格上げしたのはB・ハーマンのスコア。心>>続きを読む

デンジャラス・プレイス(2022年製作の映画)

2.2

B・ウィリスが父として頑張るサスペンスものだが、題材いいのに下手な作りで台無しに。とにかく敵がお粗末で、こちらが強いのでは盛り上がるはずもなく。これでもかと詰込み全て消化不良というトホホ。署長だけはい>>続きを読む

フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

3.2

連日のクイーン祭り。ライブシーンほとんどなく、フレディの人間性に迫るドキュメンタリー。それ故消化不良のところもあるが、カリスマ性溢るる姿はやはり他の追随許さじ。クイーン、そしてフレディは永遠なのだ。