underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.4

予想ハズれず続編は貧相な出来に。感情の籠らない上辺だけの作りで、サッパリ盛り上がらない。アクアマンの粗野なキャラも活きないし、敵もあの程度ではな。赤ちゃんが可愛かったのが救い。A・ハードの劣化は大いに>>続きを読む

野良犬(1973年製作の映画)

3.5

黒澤版は何度か観ているが、リメイク版は初。沖縄から集団就職してきた若者主体に描き、オリジナル版とはかなり趣き異なるが、時代反映したギラギラ感良し。渡哲也は終始怒り目で犯人側と相入れることはなし。芦田伸>>続きを読む

バニシング '72(2019年製作の映画)

3.1

実在の銀行強盗描くが、ラブコメサスペンスといったところか。原題が"Finding Steve McQueen"で、映画ネタが散りばめられているのが楽しい。一方どっちつかずな作りでもあり、全面支持は難し>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.7

お気に入りL・ジェームズ主演のラブコメだが、ロンドン舞台にパキスタン系のムスリム一家が深く絡み、結婚とは何ぞやという問いを投げかける興味深い作品。主人公がドキュメンタリー映像作家の設定も面白い。お勧め>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.9

吹替版。ディズニーの中でもトップクラスの感動を与えてくれる秀作。ミュージカル仕立てなのは他作品と変わらないが、音の力強さに驚く。何と言っても前向き感がいいねー。生田絵梨花様の歌声は素晴らしい❗️の一言>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.1

吹替版。「ウィッシュ」の併映で、ディズニー100周年にピタリの短編。ディズニーキャラを漏れなく配置する手際良さ。作品の質どうこうより、その思いで完成された作品。「ウィッシュ」に臨むには丁度良し。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

J・ピール監督のサスペンス。他では見ない特異な作りという点では、作家性見えて良いと思うが、自分とは合わないかな。同監督の「ゲット・アウト」もそうだったし。引張る強さと、コメディの色もあるのが面白くはあ>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.1

信心深く良き人揃う地方での展開に心洗われる一方で、どこかピンと来ないのも事実。目先の幸福よりも先見据えてという事なのだが、凡人の私にはなかなか理解し難くもあり。晩餐会での料理の数々には、敵うわけないと>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.1

完全にトホホのカテゴリーに入る凡作。CG使用を臆面もなくこれでもかと見せてくるので、盛り上がるどころかシラケるばかり。展開も凡そ察しがつくし、どうしちゃったの?という感じ。救いはステイサムの安定感。で>>続きを読む

インファナル・アフェアII 無間序曲 4K(2003年製作の映画)

4.0

続編も前作のテンション維持し見応えあり。本作も善悪の境超越し、それ故の哀しみ感も全く衰えず。役者も脇まで幅広にいい味出しており良し。香港返還というターニングポイントも、より一層作品の厚みを増す。

インファナル・アフェア 4K(2002年製作の映画)

4.2

久々で劇場は初。やはりいいですなー!善悪の曖昧な境界軸にした哀しみ溢れる展開にのめり込む。T・レオン&A・ラウの2大スターの存在感も素晴らしく、間違いなく香港作品最高峰。甘い部分もあるが、全然スルーで>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

B・クーパー監督・主演によるL・バーンスタインの生涯描くドラマ。なかなかの力作で、ロングショット多用の演出は、必要以上の神格化否定を促し好感。指揮の臨場感もGood。もう少し彼の作品に触れて欲しかった>>続きを読む

007/ サンダーボール作戦 4Kレストア(1965年製作の映画)

2.8

再鑑賞で劇場初だが、かなり大味な作りで冗長と言わざるを得ず。水中戦が多いこともあり、アクションにスピード感欠けるのも大きなマイナス。J・バリーのスコアも疾走感ないしなぁ。S・コネリーも流石に手慣れた感>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.4

構成の妙でミステリーとして飽きることなく、まずまずの仕上り。生への渇望と熱量に引き込まれるしかなく、その環境にない人達はほぼ翻弄されるしかないが、そこを越えると飲み込む事ができる。掘下げほしいところも>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

公衆トイレ清掃員の日常を淡々と描く、究極のルーティンフィルムとの呼称が相応しいW・ヴェンダース監督の秀作。役所広司が出ずっぱりの好演。非ドラマティックな状況をドラマティックに変換させる面白さ。日本の日>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

お気に入りA・カウリスマキ監督最新作。ブレる事なきスタイルは本作でも貫かれ、弱者の小さきながら愛おしい姿描く。淡々ささらに増し物足りないところあるも、高揚感とは無縁の独特の世界はやはり好き。これまでに>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.2

"本能寺の変"を核に描く戦国もの。クライマックスとなるべきところをサラッと流す省略の作り。それが全て効果的かというと微妙なところでカタルシスは薄い。役者の存在感で見せ切った感。加瀬亮=信長の動と、たけ>>続きを読む

盗むひと(1966年製作の映画)

3.3

R・シュナイダー&M・ピコリ主演で、産後すぐに手放した子供の親権巡るドラマ。ロミーの狂気じみた行動に、育ての親とピコリに感情移入。法律がその後どうなったかは知らぬが、十分な問題提起にはなろう。ロミーは>>続きを読む

スカイブルーな恋の予感(2023年製作の映画)

2.6

定石通りに作りましたという意外性の全くないラブコメ。主役2人にもっと魅力あればプラスに働いたかも知れぬが。どう見ても上向きになると思えず、役員会の件は安易すぎる。綺麗な海の画と、家族経営が共通点という>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

2.8

題名通りの展開で特に新味もなく、広がりも特にないが、所々面白い箇所もあり。タイムループのキーはそこか、という視点も悪くはない。広告業界のブラックさと、マキタスポーツの芸達者ぶりが印象的。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

肉巡るブラックコメディ。美味い肉売るならとある方向に奔走する肉屋夫婦。コメディなので嫌な感じは薄いが、それでもかなりブラックではある。ヴィーガンへの視点が曖昧で、その点は微妙なところ。奥さん役がなかな>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.4

壮大な茶番劇第2弾は前作越える面白さで満足。主役2人の絡み方が不満だったり、粗い作り等の欠点あるのは否めないが、そんな事は気にならなくなるディテールの可笑しさ。徹底的にそこ突くからいいのだ。関西出して>>続きを読む

冬の蝶(2016年製作の映画)

3.0

認知症の祖母と蝶を核に展開する短編。山の寂しげな景色や長い吊り橋等が印象的で、画としてはなかなか。一方内容は観念的で、やや捉えづらい。忘れられる寂しさと覚えてもらっている寂しさ。ラストは静かながらイン>>続きを読む

いちご飴(2020年製作の映画)

3.1

僅か7分のショートアニメーション。映像は極めてシンプル、しかしそこに表出する不穏な画にこちらも落ち着きがなくなる。しかも字幕勝負なのだが、これが不穏さを増幅させるから不思議なものだ。製作陣についての知>>続きを読む

追撃者(2000年製作の映画)

2.0

S・スタローン主演のアクションフィルムだが、これは困った出来。チープな映像処理が、演出レベルの低さを露わにする。スタローン演じるカーターのキャラがあやふやな作られ方で、終わってカタルシスも何もない。役>>続きを読む

チョコレート・ラブ(2021年製作の映画)

3.0

どうという事ないラブコメだが、要所で効かせるサイドエピソード良し。とにかく悪人全く出てこないので、ハラハラ感には大きく欠けるがある意味想定内。嫌な感じの元カレさえ、いい奴だし。チョコの作り方にもう少し>>続きを読む

お姉ちゃん、弟といく(2010年製作の映画)

3.3

奇妙な3人の関係描くラブコメ。まさかこんな展開になるとは、の意外性が楽しい1作。エグい内容をさっぱり味で処理した感。主演の江口のりこの存在感はやはり大したもので、本作の間違いなき核。それにしてもキック>>続きを読む

六月の蛇(2002年製作の映画)

2.4

塚本晋也監督のエロティック心理劇。画を白黒基調にして描かれる世界は、完全不思議ワールド。前半は非常に想像力掻き立てる面白みあるが、次第に意味不明な世界に突入してしまう。監督自身が演じるカメラマンもキャ>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.9

リメイク版は観ているが、オリジナルは初。非常に鬱屈の世界なのだが、引き込む腕は一級品。伏線もしっかり効いて、強引な展開も包み込む。ジワジワ心に食い込むスコアが効果的で、世界観醸成に貢献。なかなか味わえ>>続きを読む

バッド・デイ・ドライブ(2023年製作の映画)

3.3

キャラ掘下げなどなく一直線に突き進み、ツッコミどころもブッチぎるノンストップアクションフィルム。短尺でもあり飽きずに観れ及第点。それにしてもブレないニーソン、これだけ同じようなキャラを演じ続けられるの>>続きを読む

ノヴェラ ピカレスカ(2017年製作の映画)

3.4

「パンと本とバスジャック」と副題付けたくなる味わいある中編。中編は作家のエゴが出がちとの先入観あるが、これは程よい仕上り加減。悪人目指す(?)3人組の組合せが面白く、それぞれ抜けているのが趣あり。広澤>>続きを読む

人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.0

楽しく泣ける韓国製ミュージカル!緩急付けた展開であっという間の2時間。大掛かりな仕掛けではない程良さが良く、ミュージカル仕立ては正解。巧いというより誠実な作りと言った方がいいかも。主演2人もいい味出し>>続きを読む

ボルサリーノ2(1974年製作の映画)

3.0

全般的には適度にアクション散りばめられ悪くない。が、前作と全く違うトーンに驚き。ベルモンドの存在だけでこんなにも変わってしまうのか。C・ボランによる前作のテーマが流れる時だけ和む。ドロンはやはり陰ある>>続きを読む

燃えよドラゴン 劇場公開版 4Kリマスター(1973年製作の映画)

3.4

久々の再鑑賞だが、意外にリーの出演シーンが少ないのだな。しかし登場した時のオーラとアクションの凄まじさはさすが!本当に早逝が惜しい。そしてラロ・シフリンの燃え燃えスコアが素晴らしい!J・サクソンもいい>>続きを読む

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.3

なかなかの面白さ。動物が顧客という百貨店が舞台の摩訶不思議な世界だが、コンシェルジュの役割は人間世界と変わらずで、試用期間中の新人が悪戦苦闘は微笑ましい。小品故の物足りなさはあるが、じわっとした感動。

007/ ドクター・ノオ 4Kレストア(1962年製作の映画)

3.2

久々観たが、最初からお約束事がある程度確立されているのに驚き。シリーズ続くわけだな。全体的にはスケールの大きさが画には出ず歯痒くはあるが、S・コネリーのオーラで突っ切る。スコアもほぼジェームズ・ボンド>>続きを読む