underfirejgさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

underfirejg

underfirejg

映画(4064)
ドラマ(0)
アニメ(0)

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

3.6

劇場は初公開時以来。しっかり作られていて楽しめた。S・ストーンに魅せられていくのが違和感なし。描写は過激だが、この題材なら自然。凄いと感じたのはゴールドスミスのスコア。何度もサントラで聴いているが、映>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.5

3度めで、本ver.は初。おぞましいシーンよりも、ドラマシーンの確かな演出に感心。今回はリー・J・コッブ演じる警部が印象的で、映画の誘いを断られたり、さりげにサインもらったりと。役者一流感が本作の格上>>続きを読む

ABBA: The Movie - Fan Event(2023年製作の映画)

4.3

「アバ/ザ・ムービー」リマスターに加え、特典映像おまけ付きのABBAファンには堪らない企画。本編自体約45年ぶりの再見だが、編集の妙に感心。ABBAは永遠だと改めて確信。ストックホルムのABBA Th>>続きを読む

レッド・サン(1971年製作の映画)

3.0

日米欧3大スター揃い踏みのウエスタン。作品の出来としては冗長で上出来とは言いかねる。が、役者でここまで引っ張れるのだからスターは重要。聞き慣れたM・ジャールのスコアはハードさには欠けるが耳には残る。U>>続きを読む

罠THE TRAP 4K デジタルリマスター版(1996年製作の映画)

3.6

永瀬正敏舞台挨拶付をジャックアンドベティで鑑賞。シリーズ3作めはそれまでとまた違う猟奇ミステリーの趣で楽しめた。山口智子、夏川結衣ら出演陣も豪華だが、皆30年の時経た今も活躍しており感慨深い。それにし>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

2.9

ポワロお得意の密室謎解きに、霊絡むという趣向だが、手堅いと言えば手堅いが抜けた面白さはない。謎解きも聞いてみれば、まあこんなもんかと。K・ブラナーの演出落ち着きすぎで、初期の才感じたワクワク感はなし。>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

1.9

これ程合わない監督&作品があるのかと思う位シンクロするところが全くない駄作。W・アンダーソン監督は「グランド・ブタペスト・ホテル」も全くダメだったが本作も変わらず。雰囲気はいいと思うのだが、全く面白く>>続きを読む

マジック・ボーイ(1982年製作の映画)

2.7

日本版チラシのデザインのような明るい作品ではなく、常に暗さが付き纏う。ドルリューの哀しみ溢れるスコアの効きもあり。G・オニールの華のなさも手伝っているかも知れぬ。全体の構成として上手くいっていない部分>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.0

ゲーマーからプロレーサーで成功した実話映像化。1番燃えるはジャックとヤンの師弟関係で、D・ハーバーの好演で素晴らしいものに。一方家族の描写は薄くなり不満。レースシーンは空撮も効いて迫力ある出来に。

合衆国最後の日(1977年製作の映画)

4.5

念願の初鑑賞だが、あまりの面白さに驚嘆!冒頭5分でのめり込み、長尺気にならず。核問題ベースにここまで政府に切込む米作品の熱さはいつもながら感心。R・アルドリッチ演出は緩急自在で素晴らしく、スプリットス>>続きを読む

大いなる陰謀(2007年製作の映画)

3.6

苦手な会話劇だが、題材の重さと豪華役者陣で興味深く観れた。いつも思うが、疑問あれば自国を遠慮なく批判し問いかけるアメリカの懐の深さには驚嘆させられる。理想と現実どちら追うかで分かれる学生達。問題提起と>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.9

人種の違いを超えた愛と交流描く、現代的テーマに挑んだ秀作アニメ。人種と言っても火と水なのでなかなか難しいが、その設定を見事に活かし水準以上の仕上がりに。その上で自身の種族を尊重する作りに、製作者の多様>>続きを読む

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

2.6

「マイ・エレメント」併映短編作。取り立てて優秀というわけでなく、カールじいさんを知っていると懐かしいなというレベル感。あれやこれやとデートの準備は何歳になっても変わらずということ。M・ジアッキーノのオ>>続きを読む

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.7

R・アルトマン恐るべしと心から思う作品。全編重たく息苦しく、前半はそれ故一本調子となりやや退屈するが、後半俄然加速する。独特のアルトマン演出は凡そ米作品らしくなく、そのスタイリッシュさは他者の誰とも一>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.0

遂に観れた幻作だが、驚きのレベル感。アルトマン作品はいくつか観ているが、もっとも畏怖の念抱いたかも。観たアルトマン作品では、記憶薄れつつあるが「三人の女」が1番近い作風か。幻想と幻想と幻想。それを捌く>>続きを読む

遥かな時代の階段を 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.0

濱マイクシリーズ第2弾は、カラーになり洗練さが増すと同時に、ノスタルジーも顔を出しかなり気に入った。マイクの叫びは悲痛だが、ドラマティックさには拍車かかる。やはり横浜が主役なんだと再認識させられる楽し>>続きを読む

サイコティック(1974年製作の映画)

2.3

リズ・テイラーにこういう作品があったんだと、驚き先に来るある意味無国籍風サイコサスペンス。とは言え思わせぶりな展開ほどワクワクするわけでもなく、挟まれる回想シーンも相乗効果はないし。唯一の見所はV・ス>>続きを読む

生き残るヤツ(1971年製作の映画)

3.1

G・シーガルがN.Y.のヤク中演じるドラマ。N.Y.の裏は冷たく暗いが、ドラマ生む生きている感は強く、そこが魅力。シーガルがどうしようもないダメダメ男演じ、これがピタリハマっている。駆け出しデ・ニーロ>>続きを読む

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.0

有名監督による3話オムニバスホラーフィルムで、今回が初見。フェリー二監督パートはN・ロータのスコアもあり、それとすぐわかる。どれも役者が良く、特にドロン、スタンプは印象的。それぞれ彼らではないと活きて>>続きを読む

情熱の花(1960年製作の映画)

2.9

日活の中編で、歌謡&教育作品の趣。水準以上の出来というわけではないが、短い尺にキチッと嵌め込んでいる職人芸はさすが。主役の婦人警官と殺された楽器店員が兄弟であることや、失踪した田村をあっさり見つける等>>続きを読む

コップランド(1997年製作の映画)

3.6

豪華キャストで展開する警察腐敗もの。怒りをジワジワ頂点に持っていく、片耳が不自由な実直保安官をスタローンが好演。一気に見れる面白さあるが、一方この内容ならもう少し重厚にできたかもと無い物ねだりしたくな>>続きを読む