この映画の存在を全然知らなかった。
観ることができて、本当によかった。
彼のことも、統合失調症のことも。
「グラン・ブルー」しか見たことなかったリュック・ベッソン。
もちろん全然別モノだけど、凄まじい引力だなと思った。まあジャンヌそのものの魅力もあるんだろうけど。
さあ、裁かるるジャンヌを観るぞ〜
コシミハルさんのポストを見て鑑賞。
ありふれた三角関係だけど、小道具やユーモアが一歩先行くサイレント映画。
終盤の音楽がやたらよかった。(隣人曰くライヒっぽい)
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刑事が日本各地を巡り、元警官が人のために尽くし、音楽家がオーケストラでトラウマと向き合い、ハンセン病の父が子を想い...。
ひとつの事件がいつにまにか早大なスケール感になってた。
エリック・ロメールの作品はどれもちょうどいい軽さ(軽快、という意味ではなく、ちょうどいい塩梅、という意味において)でとても心地よい。
インテリア、ファッション、音楽も◎。
これぞ映画の醍醐味!といった所感。
構図はもちろん、光の差し込み方(揺れ方)と影・闇のコントラストがずっとひたすらに美しく、儚く、苦しい。
ゴダールを思い起こさせるシーンも。
久々に胸ぐら掴まれた>>続きを読む
ウディアレンmeetsイタリアン、という感じそのまま。
ローマも行ってみたいけどやっぱりパリの方がいいかな。笑
普通におもしろかった!
平成の混沌を笑いに昇華させたエンタメって感じ。
大阪万博が来年あるということで、とりあえず鑑賞。
1970年の万博には夢があり、希望があり、光があり...そして現代と同じく影がある。
その影の部分も含めて表現した「太陽の塔」を軸にした様々なエピソー>>続きを読む
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一緒に時を過ごしているような、親しみやすいイントロダクション。
‘青い時間’が結ぶ二人がパリに行く、口論も含めてナチュラルな空気感がとても居心地がよい。
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話題作だったので鑑賞。
現代におけるモンスターを様々な角度から描いた作品でありながら、名前のつかない感情や、言葉にできない空気感が、ミストのように全体を包みこむ。
誰もが誰かに寄りかかっているし、そ>>続きを読む
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「ラジオの時間」がおもしろかったのでこちらも。
ストーリーが展開するごとパズルのピースが埋まっていく。(ピースが多すぎて覚えていられないところもしばしば笑)
最終的には「もっと自分らしく生きろよ!」と>>続きを読む
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名前だけは聞いたことあったけど、全然知らなかったカポーティ。
愛情深さと孤独は紙一重。
笑い飛ばせるということは、泣き崩れることも知っている。
初タランティーノ。(たぶん)
アニメを実写化したような、悪趣味めいた世界観。(直視できない場面もちらほら)
これがアメリカンジョークというやつなのか...。
とはいえ、戦争は実際にあったわけだし、>>続きを読む
野村訓市さんのおすすめで見た本作。
ストリートカルチャーをまったく知らない私でも、十分に楽しめた。
音楽がどれも絶妙な尖り具合でよかった。
(モリッシーくらいしかわからなかったけど)
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笑った笑った。
エンドロールまでずーっと笑った!
ユーモアで知的、三谷節炸裂の作品。
私も「◎◎とは言ってない」って言い続けて、いろいろすり抜けて生きていこうっと。笑
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ちょっと期待しすぎちゃったけど、ラストで帳尻合わせてくれた感じ。笑
コートの回収も、オープニングシーンの回収も、さすがビリーワイルダー!
Wikiによると、映画音楽において初めてテルミンを使用した、>>続きを読む
アニメは子供の頃に見てたけど、大人になって全然見てないからか、この手のはグロく感じてしまうのだけど...なんとか最後まで鑑賞。
脈絡がない、とまでは言わないけど、もう少し深みと余白があるとよりよかった>>続きを読む
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安定のヒッチコックを久々に。
相変わらずテンポよく進んでいきつつ、どんどん絡まった糸が複雑になって、最後にするっと解ける様はまるで手品のよう。
ラストシーンも無駄がなくスマートでさすが!と唸ってしまう>>続きを読む
少年たちの冒険ロードムービー。
はいはい男子のノリってこんな感じよね、とつい冷めた視点になりがちだけど、いつのまにかその一瞬一瞬が愛おしくなり、その眩しさに心打たれる。
子どもでも大人でもない、狭間に>>続きを読む
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名作ということで鑑賞。
80年代ならではのファンタジー感もありつつ、カルロ・ロヴェッリ著「時間は存在しない」を想起させる哲学的な一面も。
たたみかける夢の連続は、「インセプション」も思い出した。
そう>>続きを読む
偶然の出会いが織りなすほっこりロードムービー。
写真を撮る時には花を添えたくなったし、出かける時に着る服には差し色を入れたくなった:)
トリュフォー×ブラッドベリの作品があるなんて...!
そしてオープニングからもう大満足。
構図、色彩(赤!)、部屋の家具に細部に至るまで極まってて最高だった。
本が燃えるシーンと、ラストシーンも。
こ>>続きを読む
ジグザグ三部作、と言われる3作目。
思わず目を奪われるそれぞれのシーンの不思議。
wikiを見ると、小津安二郎の影響を受けているとか。(なるほど〜)
シンプルなようで奥深い、何度も反復することにより>>続きを読む
すべてが妖しく、危いサイレント映画。
全体的にもやがかる、幻想的な空気感。
画面越しに匂いが立ち込めるようだった。
音楽も素晴らしく、鐘の音とゴングの音のクロスオーバーも◎。
100年以上経った今、こ>>続きを読む
ドキュメンタリーのようなそうでないような不思議な作品。
前作に続き、静かに観るものを魅了させる魔法。
直近での能登地震もあり、考えさせられるところも多いけど、生きること、について前向きに捉えていきたい>>続きを読む
ゆる〜っと鑑賞。
ジョアンがこんなに変わり者だったなんて知らなかったし、というか、ジョアンを追う旅なのかマークを追う旅なのか、クロスオーバーする感じもなんだかおもしろい。
もう少しジョアンの作品に触れ>>続きを読む
主人公のアンナという人物の真ん中にある虚無感を、周囲の人間たちが、精一杯言葉にしたり、行動に起こしたりしている...そんな風にうつった。
シンメトリーの構図になるたびに、静かに胸が高鳴った。
子供たちが繰り広げる、なんともかわいく愛おしいドタバタ劇。
音楽や絵も素晴らしい◎
このレビューはネタバレを含みます
リアルタイムで映画鑑賞することがなぜか少ないけど、本作は周囲の評判がよかったので少し遅ればせながらも鑑賞。
ジェンダーや人種差別、SNSなど現代ならではの課題も取り入れつつ、「音楽」というあまりに大>>続きを読む