unkoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

unko

unko

映画(290)
ドラマ(5)
アニメ(0)

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

30年記念で4Kリマスターが公開に。
初観賞、劇場で観ることができてよかったです。

1800年代のスコットランド、娘フローラ(アンナ・パキン)と未亡人エイダ(ホリー・ハンター)は親の縁談でニュージー
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

PMS(生理のイライラの強化版)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢(上白石萌音)。
同僚の山添(松村北斗)の不愛想な対応とビデオを回しているのに炭酸の音がうるさくて、怒りが大爆発してしまう
>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.5

川村元気原作。未読。

精神科医の藤代俊(佐藤健)の元に大学時代の彼女、伊予田春(森七菜)から手紙が届く。かつて藤代俊と共に巡るはずだった海外(チェコ、アイスランド、ボリビア等)の写真と今の心情を綴っ
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

フリーシティというゲームに存在するNPCガイ(ライアン・レイノルズ)は謎の女性モロトフ・ガール(ジョディ・カマー)と、どうにかお近づきになりたいと夢見ている。そのたびに警備員の友人バディ(リル・レル・>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

「ソラニン」「おやすみプンプン」等で有名な浅野いにおさん原作。原作は未読。
漫道コバヤシにて、原作回は視聴済みなので、要点は知っているが終わり方は知りません。今作は原作4巻までの映像化みたいで、ちょう
>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.3

フリークライマーのベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)はクライミング中に事故で夫ダン(メイソン・グッディング)を亡くす。そこから1年、ダンを亡くした悲しみから立ち直れず、酒に溺れる日々。心配した>>続きを読む

怪物学抄(2016年製作の映画)

3.0

架空の中世学者による怪物集。
原作絵本「怪物学抄」山村浩二著
youtubeチャンネル「Yamamura Animation」にアップロードされています。

6分10秒の短編映像。
悪夢と同じ大きさ、
>>続きを読む

森の中のレストラン(2022年製作の映画)

2.7

自殺をしようとしていた主人公京一(船ヶ山哲)はマタギ(小宮孝泰)に発見され、死ぬ前にシカを食べろと勧められる。
そこから一年後、森の中のレストランを京一はオープンした。
普段はグルメなお客様を満足させ
>>続きを読む

エコール(2004年製作の映画)

3.2

今なら映像的にアウトすぎる。

どの時代、どの場所かは不明であるが、棺に入ったまま目覚めた少女イリス(ゾエ・オークレール)。家族と離れ、謎の花園での生活が始まる。世話を焼いてくれる年長者のビアンカ(ベ
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

ハルコンネン家と皇帝との本格的な戦いが描かれる。
2時間46分もある本作ですが、時間はあまり感じませんでした。


前作は全く進まなかった物語ですが、今回は結構進みますし、物語自体のおもしろさ、迫力全
>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

3.8

オウム真理教代表逮捕後、広報副部長である荒木浩をメインに密着したドキュメンタリー作品。

最初に私自身は無宗教に等しい思考です。
昔、宗教学を夏季だけ講習を受けた際に、日本ではオウムの影響で"カルト"
>>続きを読む

白痴(1999年製作の映画)

3.6

原作「白痴」坂口安吾
青空文庫で読めます。

伊沢(浅野忠信)は戦時中の放送局でADとして勤めている。
学生映画を製作していた過去があり芸術の独創を信じてはいるが、社内の上司や周りは権力に屈するばかり
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

パート2を観るために今更ながら観賞。
物語は触りも触りすぎて、何とも…。

見所は映像美。
サンドワームも少しだけしか登場しないけど、迫力があった。
しかしシールドありの戦闘シーンは今後もこんな感じな
>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

ボーイスカウトに所属している少年サム(ジャレッド・ギルマン)は周りに馴染めているようで馴染めていない。
所属しているカーキスカウト(制服の色)の皆で創世記の演劇を見た際、カラス役をしているスージー(カ
>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

トラックが警察に止められ、運転席には負傷した女装男性ダグラス(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)、そして荷台には大量の犬。負傷を癒し、また取り調べを受けながら、精神科のドクターエヴリン(ジョージョー・>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.7

フランスの山間で女性が失踪した。
その近くで犬と暮らしていた農夫のジョゼフは失踪した女性の遺体を発見する…。そのジョゼフと不倫関係にあったアリスはそんな彼を心配し…。

5人の男女の群像劇。先日観た「
>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.3

10月12日の午前3時7分。
友人の家で呑んでいたクララ(ルーラ・コットン=フラピエ)は家に帰る途中、何者かにアルコールをかけられ生きたまま火あぶりになり死亡してしまう。
この事件を担当する刑事ヨアン
>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

2.1

雨穴さんのyoutube動画「変な家」が書籍化され、それを原作に映像化。
youtube動画は事前に視聴しました。
この短い話をどう110分にするのか、期待して初日に。

ざっくりとした感想ですが、完
>>続きを読む

Ribbon(2021年製作の映画)

3.3

美大に通う”いつか(のん)”と平井(山下リオ)。同大学の卒業制作展がコロナにより中止になってしまう。進学は諦めデザイン会社に就職が決まっている”いつか”は自身の卒業制作をどうしようか悩むのであった…。>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

4.1

面白かった!
ハラハラする展開や、愛人とのラストシーン、しかも台詞が少ないのが最高!

殺し屋のアランドロンが警察から逃げつつ任務を淡々実行していく。
アランドロンが無口で色気が抜群。やはり殺し屋には
>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6

マシコフ(スタニスラフ・リュブシン)は買い物に出かけた際、バイオリンを所持した青年ゲデバン(レベン・ガブリアーゼ)と見窄らしい恰好をした自称異星人と遭遇する。異星人が所持していた空間転移装置を隙を付い>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

在日3世で弁護士をしている城戸(妻夫木聡)は過去離婚案件を担当した里枝(安藤サクラ)から亡くなった夫、大祐(窪田正孝)の調査を依頼される。
1周忌に大祐の兄がお参りに来た際に、遺影に写っているのは別人
>>続きを読む

ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

-

何回観たかわからないぐらい観ている。
個人的に好きな映画。

フィリップシーモアホフマンとメリルストリープの対決。この作品は緊張感が持続し、どっちが悪か最後までわからない。

個人的に感慨深いシーンと
>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

2.1

W・ブルース・キャメロン
『A Dog's Journey』が原作。

殆ど前作と構造が一緒。
そして全く泣けない。
CJの母が酒乱というのも前作と一緒だし、今作は何より犬がいる意味があまりない。人間
>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

原作はW・ブルース・キャメロン「野良犬トビーの愛すべき転生」。未読。

何度も犬として転生を繰り返し、2回目に優しきイーサンに飼われる。
ベイリー(犬)にとってその生活は特別なものだった。
次に転生す
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

一時期さかな君をかなり追っていた時期があった。
この作品は結構忠実を再現していて、タコ好きとか、実際の同級生である鈴木拓を教師としてキャスティングしているのが、心憎いところではある。
さかなクンの自伝
>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

3.2

不動産会社で働く敏腕営業川村俊介(中島裕翔)は同僚に結婚式の前夜祭を開いてもらう。解散したあとふらつき、目が覚めると穴の中に落ちて怪我をしてしまった。梯子も腐敗し、自力では脱出できない。電話帳に登録さ>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

3つ星シェフであるキャスパー(ジョン・ファブロー)が頑固なオーナーの指示を聞き、10年間料理を進化させずに提供していたら2つ星に落とされた。しかもブログの料理批評がツイッター上で拡散。ついにシェフもツ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

原作は中国の紫金陳(ズー・ジェンチン)の著書「坏小孩(悪童たち)」。日本製作の本作だが、日中で同時公開。
原作とドラマ版は未見。

大企業東グループの遺産を目的(たぶん)に婿入りした東昇(岡田将生)は
>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

天才殺ろし屋だと自分を認識しているが、自己暗示では凡人で油断しない男。いつもの通り暗殺を試みるが、失敗してしまう。
家族が危険に晒され…。

コントみたいで最初から面白かったですね。
俺は普通だ、天才
>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

3.5

現世に未練がある死者が集う集落が全国各地に存在し、
津波被害後、息子を探す美奈子(長澤まさみ)もそこで生活していくことに。定住している死者たちの未練を紐解いていく群像劇。

面白かった。
皆でランタン
>>続きを読む

鯨の骨(2023年製作の映画)

3.7

結婚目前の彼女に複数股されたショックで不眠になった男間宮(落合モトキ)。同僚に勧められたアプリで知り合った未成年の女明日香(あの)。家に連れ込んだものの、シャワーを浴びている間に女は自殺してしまう。>>続きを読む

シライサン(2020年製作の映画)

3.1

乙一さん(安達寛高)さんの初長編作品。

鈴がなると追いかけてくる幽霊シライサン。その名前を聞いてしまうと呪いが伝播し、絶対殺すマンと化したシライサンが襲い掛かってくる。
弟の死や親友の不審死の原因を
>>続きを読む

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

特に映像や小説でマルチに活躍しているloundrawさんの初監督アニメーション。脇を支えるのは作画監督伊礼えみさん。脚本は数々の小説や映画も手掛ける乙一さん(安達寛高)。

ネットで知り合った男女3人
>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

2.4

マロニエ王国の7人の騎士を描いている岩本ナオさん原作。確か浦沢直樹の漫勉で特集されていたと記憶している。

原作未読。
個人的に合わなかった。架空の歴史物としても弱いと思う。

この作品を見るなら歴史
>>続きを読む

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

2.4

環境変化により定住できなくなった未来の地球。人類は火星に移住を決めた。地球と火星の移動を担うのがアニアーラ号という船。
しかし事故で燃料放出火星への軌道を外れ、漂う棺桶になってしまう。

原作はハリー
>>続きを読む