原案小説の身分帳に惚れ込んだ西川美和監督が作った原作もの。まぁ、原作ものだからとか関係なくて、この作品は、ヒューマニズムに迫った作品だと思った。三上という男の不器用ながら暮らしていく様子を見守っていく>>続きを読む
ラストカットを誰に託したのか?そして、綾野と北村のツーカットの凄味と思いが伝わってくる時点で、藤井道人監督は、信頼できるなぁと思った。下の名前が一緒だったので、磯村さんのシーンは、ドキッとした。
女>>続きを読む
BLを扱った映画は、いろんなアプローチが出来て、変に描かないのが今。とっても大事なこと。戸惑ったり悩んだりしていて生きている。少しファンタジーな面もあるけれど、二人は真摯に演じていた。成田凌パワーは、>>続きを読む
こういうポップカルチャーに触れて、聞いてもらってかつ、情報を共有しあえる二人がうらやましい気持ちだ。
ネトフリで劇場版ドラえもんが制覇できるのは、嬉しい。そして、序盤から映画パロディが多くて手数が多いコミカルさ。しずかの牛乳風呂やスネ夫のラジコン戦車にジャイアンロデオなど見せ場がしっかりある。小さくな>>続きを読む
賛否が分かれる映画で個人的には苦手な映画だけど、作られる意味もよーく分かる。三人がどうサバイブしていくのか・・・そして自堕落な生活をしている中でその画面の中では生きている。ギャーギャー叫ぶタイプの映画>>続きを読む
大統領の側近にいた男がなぜ暗殺に企てて決行したのか?そこには、ヒシヒシとヒリヒリとした内情があった。ハナコ岡部に似たアイツがイライラするくらい憎らしく、これは、役者の顔圧が凄いことを証明している。
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最初は、少し変わった性格の二人だと思ったけれど、段々コミュニケーション不全による大変さやいびつさ。アナログな方法でつながっていて温かみのある物語。大人向けなクレイアニメで果たして二人は、出会うことは出>>続きを読む
漫画もアニメも見ていないからマニアックな見方はできないけれど、ジャンプ特有の「友情・努力・勝利」がクライマックスに詰まっていてエモーショナルだった。仲間たちのヒーローぶりも様々な個性持ちで面白いところ>>続きを読む
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ネコが6割or7割は分かるにしてもまさか2~3割も牛が出てくるのは、偶然なのだろうか・・・新年一発目にふさわしい自然が流れてきてほのぼのして少しうとうとしてしまった。でも、本作は、それが狙いかもしれな>>続きを読む
ネットフリックスで見逃していた映画を観た。女性同士のわちゃわちゃは、楽しく明るい。しっかり罪の悪さは、重く描いている。そして男の目線の気持ち悪さを映すことでバランスよく映画の題材を表している。キレッキ>>続きを読む
みんなでワイワイしながら見るのが、楽しい。そして、娘がさらわれているのに、ガン無視で暴れまくっているシュワが見られる。途中入場ブルドーザーの唐突さや飛行機から落下する。ランボーの兄弟みたいな映画だなぁ>>続きを読む
すべてを理解できた自信は、全くない。ですが、こう文脈を読み解くような実験的で少し不思議な空間を生み出す映画はとてつもなく惹かれていく。どん兵衛でケンカとUFO
トラック野郎以前に作られた文太との下品さが光る一作。オープニングからおぉと驚く。そこに、松方弘樹の渋さがピカイチ
今年は、城定さんの年だった位、大活躍だった。高校演劇ならではのセリフ劇の強みと映画で映像としての奥ゆきと一人一人が主人公になれる。素晴らしい映画だった。エンディング曲も映画と見事マッチしていた
宇宙船サイドと地球サイド(クルーニーのみですが)で物語が進行していくスタイルは、オデッセイに似ている。ユーモアはそこまで無いけれど、惹きつけられるSF力の高さと映像のきれいさが魅力だと思いました。
中途半端にやり過ぎると、「そちらのノリじゃん」と冷え切ってしまうけれど、本作は明らかにフルスロットル。車のシーンとかいきなりすぎて驚いて笑っちゃったよ。でも、三人が成長するシーンもあったりして映画的。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
大九監督絶好調だなぁと思った。岡野さんや吉住さんなどお笑いの人もしっかり機能的に起用されていて愛があるなぁと思った。そして、物語も自分も孤独を感じたりひとりごと、やっちゃいてるからみつ子の気持ちも少な>>続きを読む
今年最後として映画館で観たのは、帰ってきたビルとテッドである。とにかくバカやってんなぁと思わせる変わらなさ。時空旅行によって未来が変わってしまうドタバタ劇もありつつ、娘さんの活躍もお父さんをリスペクト>>続きを読む
2020年公開された中で映画館で観るべきだったなぁと一番思うねっとりした汚職モノ。急に、人体破壊描写がやってくるのでビックリしてハードコアで、こういう作品は、暗い空間で観るべきなんだろうと・・・
近代的な描写で違和感なく観られただけでも良かった。復興×SNS×元子役という掛け合わせで出来ている映画。バラバラになったりしたけれど、元通りになる。青春映画の良さもありつつ、大人たちのやさしさと厳しさ>>続きを読む
映画を作っている人も映画内の人達もアツかった。役者のいい表情を引き出す上手さもある。クライマックスには、ビックリした。この中に混じりたいと思った訳じゃないけれど、この中にある青春が見ていて楽しそうで魅>>続きを読む
ベストオブ佳作だなぁと思った。見る前は、もう少し堅いトーンなのかなと思っていたけれど、喜劇でもあり悲劇でもある作り方だったから、良かったのかも知れない。イスラエルに移ってからのすれ違いや倦怠感を感じな>>続きを読む
ある一人のスターを取材していくうちに、自分のモヤモヤが薄まっていく。心をほぐしていく。それは、教育的な強制的なものじゃなくて、やさしい目線と聞く姿勢。子供でも大人でも真摯に向き合うロジャースさん。ウル>>続きを読む
開始30分経つとゾンビが出てきます。緩やかな中に、急に現れるゾンビに驚く。小気味よくユーモラスであり、愛すべきゾンビたち。クライマックスのゾンビ愛を体感した。コーヒーや体形に合ってない小型車など・・・>>続きを読む
失われた存在がその存在を発見して存在を認めていく物語。とにかく楽しくて、バカやってるんだけど、アクションのスマートさと英国紳士ならではのユーモア?も良い
物語を要約してノートに書いていたら、実はしっかり整頓されている。そして、お肉をおいしそうに撮る事と映画の良さは、別問題だと思う。
ドニー・イェン=イップ・マンシリーズの最終作。偏見や差別に怒りが込み上げつつ、詠春拳は、敵と闘った時に様式美のような型の美しさが素晴らしく魅せてくれた。そして、ラストの走馬灯にそりゃグッとくるわなぁと>>続きを読む
途中で登場するあの人のインパクト。轢き逃げ映画の中でも観終わってゾッとするタイプの韓国映画の強さを感じた。被害者と加害者の父親が交わった時に闇が深まる・・・
彼女は、過去の映像が蘇えりながら自由を求めて戦う。奴隷だったハリエットが、自由を求めてその場を抜け出し、リーダーになる。それは、奴隷の人達の為であり、家族の為でもある。今でも根強い問題は、コンスタント>>続きを読む
ネットフリックスで配信されていたので観た。やっぱり、映画館で観た方が映画の本質に浸れると思った。一瞬でクロに変わってしまった時の恐怖や事件の瞬間をじっくり丁寧に描き切るからイーストウッドの想いがより伝>>続きを読む
やっぱり、イ・チャンドンは、凄いなぁと思いました。二人の世界と周りの世界。色んな人には魅力があってかつ短所もある。とにかくひた向きに生きているけれど大変なことも多い。それは、絶望でもあるけれど少しの光>>続きを読む
これが長編デビュー作とは思えない位、自由度があって日常をじっくり描き切っていて素晴らしいなぁと思いました。良かったことも苦しい事もありながら進んでいくしかない。繊細で崩れやすい中2の1994年。先生は>>続きを読む
作っている監督ですら彷徨ってしまうドキュメンタリーとUFOの存在と一人の男についてさらっていく。フワッと現れてひょいっと消えてしまう。大事な瞬間は、常にカメラが向けられていない。DS(どーかしてる)映>>続きを読む
オンライン試写で観た。ミュージシャンの半生を描いた作品は、たくさんあるから難しい節がある。父と子の物語。
夏に観ても冬に観ても怖い映画。お岩さんに変わっていく恐怖もあるけれど人間の業の深さが一番怖い。妖怪シェアハウスでも出てきたけれど、今見るべき映画かも知れない。地獄の中川信夫監督なので、美術でも魅せる。