タジン鍋さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

タジン鍋

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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

近くの映画館ではもちろんやっていなかったので、家でネトフリ。理不尽な状況に怒りが込み上げてきた。一人一人にしっかりストーリーがあって、人として認識されている映画作りが、良かった。クライマックスは、引き>>続きを読む

ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.0

映画秘宝でみうらじゅんさんが追悼文を書いていたけれど、とっても良かったので、ネトフリで見る。ニヒルな表情と最後まで演じ切る八千草さんの凛とした姿。ガス人間の特異性を見るドラマじゃなくて、あくまで恋物語>>続きを読む

地獄(1960年製作の映画)

3.7

ここまで突き抜けている地獄のような映像美の世界。前半の四郎苦しみパートから急カーブを曲がるかの如くの地獄ワールドでの狂った映像暴力。時折、挟み込まれる映像のインパクト。

EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ(1967年製作の映画)

3.0

大林宣彦映画におけるスタンダードな作り。血が噴き出したり、画面が逆さになったりコマ送りになるなどマヌケ先生にあった初期衝動がさく裂している。ドラキュラは、ストローで血を吸う紳士的

マヌケ先生(1998年製作の映画)

4.7

大林宣彦入門にピッタリの作品だった。今まで見てきた大林作品の中でもよりエッセンスや原体験を濃く描かれている作品。ちよこ先生とチョコレート。映画の初期衝動とマヌケな大人たち。京都国際映画祭で見られて大分>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.1

贅沢な時間だった。服飾の良さや役者さんを活かしている黒沢清のサスペンスの要素もある。フィルムが回る音やチェスが落ちる音。惹きつけられるなぁ。

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.0

とってもいい座組だなぁと思った。上映時は、スルーしていたのを公開してしまう位面白いし、熱かった。小木さんが演技するときは、少し過剰すぎるのが良い。クドイし、しつこいギャグもあるけれどひた向きさでファイ>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.2

今年公開or製作映画の中で(配信開始も含めて)最も楽しい気持ちにさせてくれた映画だった。画面に語り掛けてくる明るさ・アイドル性が、観ていて気持ちいい。謎解きみたいな遊び心とか三枚目みたいなキャラクター>>続きを読む

銀座並木通り クラブアンダルシア(2014年製作の映画)

2.0

これ、風評被害が起こっていないだろうか・・・美化したイメージにする必要は無いにしても・・・

凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.1

ビー・ガン作品は、ロングデイズジャーニーの狂ったような眠気を誘うような夢のような世界が広がっていて「ブンミおじさんの森」みたいな良さがある。急な楽器シーンやバイクの音や自然の光の鮮やかさ。そこがいいじ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

今年ベストクラスに好きな映画になった。あーやって、ストリートカルチャーってパソコンじゃなくてお兄さんだったり町のあんちゃんに教えてもらったりするんだよなぁ。音楽もカッコ良いものばかりで、スケートボード>>続きを読む

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

3.4

前作のバラゴンも悪くないけれど、こっちは、怪獣二組による戦いによる見せ場が多いのもポイント。ミニチュア撮影も良いなぁ。ビジュアルの生々しさ。画になる

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.5

もうそろそろブルーハーツと青春にかけ合わせる事に、規制をかけるべきだと思うけれど、本作は、自然光の良さがあって、前半と後半でトーンが変わる映画。若手役者のブレイクスルー作品になりうるパワーがあった

HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

4.9

どうしたネトフリ。良い仕事である。曲がったきゅうりと脚立や自転車の突撃。山田裕貴こと村山の入場シーンのバラーンとした感じが面白くカッコイイ。絶望団地のビジュアルと言いお祭り的バトルを作りこむ世界観のブ>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

5.0

星一つ?星五つ?どちらかに突き抜けている映画だった。仲間とか絆を大事にするハイローの世界は、真っ正面から殴り合いに発展する。LDH組も良いけれど、非LDH組もグイグイ来て馴染んでいた。ボンネットに乗ろ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

ノーランは、007の監督をしたいらしい。なら、自分の財力でやってしまおう。本作である。底抜け大作でDS(どーかしてる)映画の決定版である。思わずハッとなった。もはや大勝ちである。

レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

3.0

マンション内で起こる小宇宙というシャマラン流おとぎ話。個性だらけの住人が力を合わせて危機を乗り越える話。片腕だけ鍛える男や某映画評論家の顛末など笑えてしまう要素もある。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

アンブレイカブルから数十年経ってもアイツは、生きていた。MCUじゃないヒーロー。広告塔みたいな男と超人的な能力に苦悩する男そしてすべてを取り込もうとする男。ミスターガラスことイライジャが、冴えわたる時>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

ここからユニバースを作っていくとは、シャマラン恐るべしである。苦悩を抱える男とボンバーヘッドサミュエル。アメコミのようなヒーローとはどのような存在でいるべきなのか・・・

人数の町(2020年製作の映画)

-

久しぶりの映画館で観た作品。ホームシアター状態(客が一人しかいない)で静寂な中にあの電子音が流れた時のゾワっとする感じがあった。世にも奇妙な物語みたいなディストピア映画

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ロングデイズジャーニーやジャ・ジャンクー作品とか見ている人は、すんなり見られるんじゃないかなと思った。オンラインも良いけれど、やっぱり映画館でこの撮影力をしっかり見張るべきだろうと思いました。
 あと
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.3

ネタバレすることが前提で作られていて何が悪い。これが初主演となるブライス・ダラス・ハワードのヒロイン性も良い。おとぎ話としての作り方が上手いなぁ。世界観の作りこみとシャマランルール。

サイン(2002年製作の映画)

3.1

メルギブとホアキンというもっさい二人の画がシブくて持つんだよなぁ。アルミホイル帽子もあるけれど、バレエのビデオテープを貸してもらえず、叔父のテープ。水着特集を選ぶ謎センス

ハプニング(2008年製作の映画)

2.4

パンデミックに起こる死がとても無機質でとてもヘンテコな映画だった。植物に話しかけたり、出てくる人が必ず怪しかったりする。

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

3.7

イロモネアのサイレントでこれ来られたら一発でクリアだろうなぁ。あと、スモーク焚きすぎだろ!とにかく揺れまくっていて映画としてDS(どーかしてる)部分が異常に発達していてもはや素晴らしい粋に

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

1.1

瀧さんは、どんな映画に出ていてもエライなぁと思った。

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.1

生々しくじっとりした作りでシリアルキラーもの。下に下に暮らすホンカは、地下帝国の人である。醜態を晒してエグイシーンも多い。死体のシーンの唐突さ・・・

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.2

楽しい事だけでなく、主人公が悔しい・悲しい感情を持っている時にも使われているのがタップダンス。時代の厳しさ・悲痛さを反映させながら、高揚感を発生させる。ラストシーンに至るまでのドラマ。オイオイと泣いて>>続きを読む

ひかりの歌(2017年製作の映画)

3.0

サンクスシアターで観たけれど、やっぱりミニシアターで見たいミニマムさで良かった。あのゾゾッとなってしまう曲が、キレイな撮影力で爽やかになってしまうから不思議である。何気ない日常とオロナミンC

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.1

とっても楽しくかつ悲喜こもごもを歌に乗せて見せる巧みさがあった。役者の見栄を張る上手さもあるし、大金持ちとは結婚しないという男に対してどう結末を付けるのか・・・片岡千恵蔵や志村喬のコミカルさ。傘を使っ>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

5.0

突き詰めた評価である。100点満点とは限らないのが特徴。気持ち悪いビジュアルは、カルト化されそうなインパクトで5億点である。ストーリーについては、元が良いからアレなんだろう。ゴキブリまで出てくるとは思>>続きを読む

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

仮面ライダー弱者ですが、邦画プレゼンマンガを読んで見てみようと決意した。
 したり顔のISSAやパパイヤ鈴木や半透明のクリペプなど面白い要素もあった。もちろん、ジオウさんの強さもありました。そして、ノ
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.4

スマートさと狂気を持ち合わせた殺人犯の話。女性の人生を狂わせてしまうことも恐ろしい。TVの前で呆然としているシーンでこの男について考えてしまう。この映画のアプローチは、殺人をしているかどうかを後にして>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

オンライン試写会にて鑑賞。これが長編デビューとなるオリヴィア・ワイルド監督作品。レディーバードのような女性二人の掛け合いを楽しむ映画。ネガティブになる事もあるけれど、ポジティブで進んでいくから楽しい。>>続きを読む

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まぁ、タコ野郎という訳で・・・ビジュアルがほぼウパーーだった件。
ドバーと始まって、ドイツの人が訝しげに悩んで、忠夫が熱演で久美が、愛でていた。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.1

小川議員という人柄がよく伝わってくる。印象としては、ヤジやパフォーマンスで立つのではなく、政権に対して思う事やこうしていきたい事を主張する人。ただ、出世するには、厳しいものがある。このジレンマが映画内>>続きを読む