うらぬすさんの映画レビュー・感想・評価 - 75ページ目

映画 聲の形(2016年製作の映画)

2.9

尺不足感がすごい。要約が下手な人が無理やり話を短く縮めようとした痕跡か、ちぎりとった場面を少し雑にパッチワーク的に繋ぎ合わせたような印象を受けた。そのせいか、登場人物の感情のながれ、とくにヒロイン西宮>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.9

メインキャストがみなキャリアにおける最良の演技を見せてくれたと言っても大袈裟じゃない。特に宮崎あおいの泣き崩れる姿にはなにかに憑りつかれているかのような凄まじいものを感じたし、「愛子だから?」と尋ねる>>続きを読む

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.5

1年ぶり2度目。
「人と人ならざる者の絆」がものすごく好きで、ヒックとナイト・フューリーが徐々に心を通わせていく部分が感動的。ラストは捉えようによっては少し悲しくもあるけど、互いが互いにとって欠かせな
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.8

痛快で面白いんだけど、前作ではW主人公だったのが今回はマイクが主人公でサリーが準主人公という感じなのがちょっと評価にマイナス。前作との繋げ方もやや強引に思える。

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.1

とくに文句なく面白かった。

前作にはなかったラップが登場して音楽的にも幅が広がったし、音楽でただ再興を目指すだけじゃなく、不良生徒たちの更生という軸も加わってくることで物語の奥行きが増した。

リル
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街の灯(1931年製作の映画)

4.1

洋画好きを自称するからにはチャップリンくらいは見ておかなきゃという謎の義務感で見たけど、すごく面白くてびっくりした。セリフも色も無いぶん、人物の表情や仕草がすごく感情豊かでコミカルで、何度もけらけら笑>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.1

衝撃的だった。

人に勧められたからという理由で借りてきたわけだけど、勝手に「心温まるヒューマンドラマかな」と思ってWebサイトはおろか店頭でパッケージの裏面すらまったく目を通さないまま見始めたら、予
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.3

テロの悲劇を後世に伝えるというだけでなく、人はときとして想像を絶するほど愚かになりうるということ、逆に人は恐ろしく勇敢になれるということを示す碑銘的な作品だと思う。
墜落という結末を知ってて見ているぶ
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インベージョン(2007年製作の映画)

3.3

こういう感染パニックものがすごく好きで、ゾンビ系は2000年以降の有名どころは大体見てるし、『ハプニング』なんかも記憶に新しい。

でもこの作品に関しては、ちょっとマイナス要素が目立った。

まず、導
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あなたをずっとあいしてる(2015年製作の映画)

1.2

これよりも酷い映画を自分は観たことがないし、向こう5年はこれ以下の作品には出会わないと思う。基本的に映画の評価なんて個々人の主観だろと思うけど、この映画を好意的に受け止められる人はちょっとセンスが無い>>続きを読む