うらぬすさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

3.8

愛と喜びの詰まったきらびやかなアニメーションから目を離せない

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.4

リアルに寄せた若干不気味な亀人間の造形は、初見のインパクトこそ大きいけどすぐに慣れて受け入れられるようになったあたり、かなりの議論と調整を尽くしたうえでデザインされた気がする。それ以外の要素は概ね平凡>>続きを読む

ミュータント・タートルズ -TMNT-(2007年製作の映画)

3.0

悪い奴をやっつけました、以外のプロットが存在せず、シンプルに物語として退屈。ただ、すでにメンバー同士の関係性がある程度構築されている状態の本作を最初に観たのは自分の間違いだったかも。

イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

4.1

レメディーが作るゲームに似た奇々怪々な演出がてんこ盛りで、低予算ながらも陰惨で興味深いホラー

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.6

若かりし頃のアル・パチーノの良い意味での小物感というか、悪党になりきれない感が不思議な魅力を生み出し、緊張と弛緩の間を絶え間なく行き来するような作品になっていてわりと面白い

伯爵(2023年製作の映画)

3.6

史実に荒唐無稽なファンタジーを織り交ぜる奇想と、諧謔的な皮肉のセンスの興味深い融合

ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.9

既視感が全く無い訳ではないけど、黒人女性の偉大なる剛勇と理性を称えつつ、とはいえ盲目的に讃美するのではなく皆をひとりの(当たり前だけど)完全無欠ではない複雑な心を持った人間として描けていた。爽やかなカ>>続きを読む

心のカルテ(2017年製作の映画)

3.6

一見地味で内省的な作風の、しかも基本ほぼ劇場公開されていないはずのネトフリの配信映画にキアヌ・リーヴスが出ているのが驚き。キアヌは当然のこと、リリー・コリンズの巧みな演技も心を揺さぶる。拒食症に関して>>続きを読む

観覧車(2018年製作の映画)

4.0

床の軋む音や金属がこすれる音など、短編アニメとしては音響面が卓越している気がする。映像・音楽・演出も申し分ない。

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.6

視覚効果?特殊効果?が前2作と比べて格段にレベルが上がっているお陰で、迫力が段違いで全然楽しめた。製作費も倍以上の差がありそうだけどどうだろう。

The Quiet(原題)(2019年製作の映画)

3.9

豊かなアイデアに支えられた目の眩む映像と、詩的な語りの見事な組み合わせが、監督の才気を証明している

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.1

きっとこういう映画なのだろうという想像の範疇を超えず、ミニチュアの作り込みもかなり頑張ってはいると思うけどどうしたって迫力に欠ける。自分が1970年頃に生まれてこの映画をリアルタイムで観たらもうちょっ>>続きを読む

ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター(2017年製作の映画)

3.8

主人公が大したアクションを披露しないこと以外は低予算オカルト×バイオレンスとして普通に良かった

バト・ミツバにはゼッタイ呼ばないから(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

相手を傷つければ自分もダメージを受け、相手を許せば自分も救われるという、作用・反作用の法則のような人間関係における真理が垣間見えた。青春の狂騒を軽いタッチで描く、独創性こそ希薄だけど安定した佳作。たし>>続きを読む

汚れなき祈り(2012年製作の映画)

3.8

信仰に生きる人と世俗で普通に暮らす人は下手に交わらない方がお互いにとって幸せなのではと思ってしまう。静かで抑制されたトーンの中に悲痛な緊張感が滲み、観る者の体力を思いの外削る映画だった。

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

CUBEのn番煎じかと思いきや、途中からかなりSF的な要素が強まったり、物理的な脱出が精神的なダメージからの回復とリンクしていたりと、色々捻りが加えられていて思いのほか悪くなかった。が、そこまで良くも>>続きを読む

アビゲイル・ハーム(2012年製作の映画)

3.3

現実と幻想のあわいで恋心の微妙な陰影を描こうとする試みが完全に上手くいっているようには見えない

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.7

ユーモアに溢れた会話と時折挿入される少し奇妙で愛嬌のある演出が単なるロード・ムービー以上の面白さを生んでいた一方、その裏に隠されたイラン社会の現状と旅の目的が明らかになるにつれ哀愁も漂ってきた。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

正直似たような映画はいくつも思い付くけど、いわゆるcoming-of-age filmとしての瑞々しさと危うさが全編にわたって漲っていて、一定の魅力を備えた佳作だった。

LEGO スター・ウォーズ/サマー・バケーション(2022年製作の映画)

3.3

たぶん既存のキャラのレゴ化をあまり受け付けないんだと思う。レゴ スター・ウォーズ スカイウォーカー・サーガ(ゲーム)もピンとこなかったし。

アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年(2018年製作の映画)

3.4

現代に蘇るゴシック・ホラーとしての趣が華を添えてはいるけれど概ね想像の範囲内に収まる

テイラー・スウィフト アメリカン・スウィートハート(2013年製作の映画)

2.8

テイラー・スウィフト自身は何も悪くないんだけど、あまりにも広告宣伝的すぎてドキュメンタリーとしては下の中では。というか昔は煌びやかなアイドル的な見せ方結構してたんだ……

ザ・ウォーリアー(2001年製作の映画)

3.3

殺風景な眺望の中に静寂の美、あるいは詩情のようなものを感じ取れはするけど、観ていて血湧き肉躍るものでは決してなかった

太陽の塔(2018年製作の映画)

3.5

訪問する前に観ておけば良かった。しかしいささか演出過多な気も…

人生タクシー(2015年製作の映画)

3.8

巧まざる撮影がイランの社会の在り様を鮮やかに切り取る

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

3.3

役者の演技以外は凡庸なロード・ムービー。ある種結果オーライかもしれないけど、この看護師、他人の家族の問題にめちゃくちゃ口出してくるじゃん……とびっくりした。

LEGO スター・ウォーズ 恐怖のハロウィーン(2021年製作の映画)

3.1

短編といえど映像のクオリティは落とさないという信念を感じる。が、それだけ。というか世界中にキッズのスター・ウォーズファンはどの程度いるんだろう……まあディズニーがこういう作品に予算を割く判断をする程度>>続きを読む