深留in三十郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

深留in三十郎

深留in三十郎

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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.0

この作品のように
私たちは家族のことを全てはわからない。
主人公の過去。
あるいは息子の学校での状況。
嫁が学生時代何の部活だったのかさえも。

驚愕すべくはラスト。

画面に映る瞳を通して
その後の
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.0

なんだこれはという感じで
この映画の意図が
わからないでいる。

前編シュールな雰囲気を貫き、
可笑しいのは確かだが。

共通の特徴でカップル候補を探す
というのは
身体的特徴のみ?
それでいいのか?
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

傷は深く、
家族ですら理解してくれないことは
ある。
人はそうやって迷ってしまい、
その状態を病理と判断されてしまうことで
色メガネで見られてしまうこともある。

一度つまずき、
スタートラインがどこ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

そもそもモンスターものは
怪物が何を考えているかがわからないからこそ、人間の感情を受け付けない不条理さで緊張感を生むと思っている。怪物の外見関わらず全てはそこに尽きる。
ここを間違えた瞬間に子供向けフ
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.0

トム・ハーディを観たくて鑑賞。

強烈な双子が
徐々に破滅へ

兄が破綻し
弟が魅了する
後半はそのような印象に変わっていったのが
面白い。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

一度観だけで相関がわからなかったので
リピート鑑賞。
それでもラスト近くでよく分からなかった点は残るものの、英国紳士が
新旧名優入り乱れての豪華作。
終始アクションに頼り切らずに、
オトナの頭脳戦でこ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

老人を敬え

ジジイ大活躍の
アクション活劇!

長寿の秘訣、
ここにあり。

しかし、
これは犯罪である!
秘訣、万事休す。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.5

音楽がすごく変わっている。
不安を煽るわけでもないのだが

じっとしていても
裸のオンナが追いかけて来てくれる
童貞クンには喜ばしいこと
この上なかろう!
しかもキミにしか見えないという
素晴らしい特
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

映画を観た、というよりは
素晴らしいショーを観たという感じ
もちろん賛辞。

アギレラのド迫力ボイスに終始圧倒されるが、シェールの歌唱場面に心打たれるものがあった。

プレミアムなフライデーには
本作
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バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

5.0

怒りも優しさも
あの時の哀しみも
コワロスキーが運び
消化してくれるさ

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

4.0

よく覚えてないが
雰囲気としては
もう一度観たい

追記20170127
二度目の鑑賞。
男女間のやるせなさ、
今までのハリウッドは
キスしてハッピーエンド
いや、現実はこうだろと

居場所を次々絶っ
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

暴力とは何か?
これも人と繋がる一つの方法か?
そうではない。肯定しない。

作中繰り返される出来事は
昨今の見知らぬ他人による殺傷事件を彷彿とさせ、
決して良い気持ちにはならない。
殺伐と淡々とスト
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.0

トリッキーだが、
映画好きを揺るがすほどではない。
予告編に少しネタバレがあったので、
ドキドキ感は薄くなってしまった。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

父親がラーメンをすすっている。
ラーメン?
いや、蕎麦なのか?
いや汁が無さげ?なので焼きそばなのか
そもそもスープの入っている辺りがドス黒くで見えない。
兎にも角にも、こんなに不味そうな麺類は初めて
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

シューゲイザーでも聴いているのか
という感覚になった。
いや少し違う。

1回観ただけでは謎が多くて
もう一度観たくなっている。

ゾッとすればいいのか感動すればいいのか
作中、割といろいろ入り混じっ
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.5

アメリカは「私」が大きく「公」が小さい。
作中、他国の人が批判していたが
人種の坩堝であるし
国が出来た背景が異なる以上
取材で得られた事例の実現は難しいのでは?と感じた。

それでも事例は試してみな
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

サブプライムローン絡みで
株を売り抜け一気に大儲けをした猛者たちの話。

恐るべし金融工学
恐るべし資本経済

「ウルフオブウォールストリート」も
株関連の実話だったが
こちらは勝者各々の
負の感情も
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.3

当時流行りものとして観た感があるのだが
今観るとどんな印象を受けるのか。

つまり数回観たくさせる作品は
名作入りとなるが…。

凶悪(2013年製作の映画)

3.9

いわゆる「上申書事件」だったと思うが
原作をたまたま読んでいたので本作に臨んだ。
映画版は主人公の傍らに妻との関係という設定を加えることで
勧善懲悪モノになり得ることを防いでいる感はあったが
これが現
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

古谷一行との髙田延彦を足して2で割ったようなオヤジの眼が、御大ロジャーディーキンスのファインダーを通して鋭く光る。
さあ若造よ、レッツダンシン、オヤジの掌の中で。

ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

1.4

高飛び先でピンサロにハマったことで人生が狂った渋いオヤジの話。全てが中途半端だが娼婦との性交だけが濃厚なので上記のような印象に。

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.8

観たことの無い視点で撮られている作品。
主人公以外の状況がわかりづらいのだが、凄惨であることはすぐわかる。
主人公に共感できるかどうかは観る者次第、そこを差し引いても、ホロコーストの空気にトグロを巻か
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