ゆーきゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゆーきゃん

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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.0

三部作の前二つを観ていないのでなんとも言えないが、登場人物が皆白塗りという時点でとても好きだ。しかしどう思って良いのかよくわからない映画だった。
場面場面がとても美しい。最初から天国みたい。だからそこ
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

2.5

期待して観に行ったら失敗。何とも言われないモヤモヤ感と後味の悪さを覚えた。
ブラック・コメディと銘打っているが全く笑えず、ともすれば結末も予測できる、ただただ悲惨な短編集だった。
乗客が皆ある男の知り
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.7

ユニバーサル映画のオープニングテーマが、あれ? なんか変? と思ったらアカペラだった。そういう演出って良いよね。

弱小アカペラ部に主人公が加わり、衝突と本音のぶつけあいを経て一致団結し、見事陰険なラ
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

2.2

BMWって良い車だなと思いました。

車のなか、しきりにかかってくる電話を通じてのみ物語が進む。
広告には、次第に明かされる謎とかなんとか書かれていた気がしたが、大したことはない、わりに直ぐ読めてしま
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり!おもしろかった。

チャッピーの型の警官ロボが動く冒頭、カッコイイ。
しかし「ロボコップ」なんかと違ってメーカーが兵器会社なので、急場で市民の安全なんかを考えている人間が一人もいなくて笑った
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イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

4.0

うーん最高!
映画好きにはたまらない(と思われる。元ネタ半分くらいしかわからなかったけどたくさん笑った)エンタメの極みみたいな108分。少なくとも「ゴッドファーザー」と「ダークナイト」が好きなら楽しめ
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

2.7

なにを……やっていたのか、よくわからない。使役されるだけの社会の奴隷にはなりたくないと思った。が、考えるより感じる映画、なのかな?

未来なのか過去なのかわからないくらいチープな世界だったが、未来は存
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

2.8

「オ・デス」が役所広司にしか見えなくなっていく映画。
ヤクザをぶったおしてゆくシークエンスとか回想をたどるシークエンスとか映像が凝っていて格好良かった。カメラの動き方か。

15年後に彼が解放されて寿
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ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険(1924年製作の映画)

2.8

ラスト20分で寝ました、寝ましたとも! また観よう。
すばらしくシニカルで面白かったんだ。ブラックユーモアの冴えた映画で。

トゥ・ザ・ワンダー(2012年製作の映画)

2.5

美しい映像、ことば、愛にあふれる、幸せにあふれる若々しい恋人たち。あまりにもストレートに見せつけられるのでちょっとぎょっとした。
きれいだったけど面白くはなかった。私はたくさんちりばめられているらしい
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タリウム少女の毒殺日記(2012年製作の映画)

1.9

「この映画はタリウム少女を現代に配置した場合の、実験例である」とか「この動画は今でも見ることができる」とか一々ダサいんだが、映像は中々カッコ良かったりする。
レーザーライトとか透明金魚とか。公開当時の
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男と女(1966年製作の映画)

2.7

男と女の登場シーンはゾクゾクするほど絶妙な入れ違い。街並み、海岸、どの映像も美しい。
フランシス・レイの「ダバダバダ♪」が大人の恋愛の妖しさ・危うさを増長する。

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.9

悔しくて悲しくて、映画館ではその気持ちのはけ口がないのでボロボロ泣いた。
マッツ・ミケルセンがすばらしく良い。
「三年後」というふうにはしょって欲しくなかったが不満はそれくらいのもので、ものすごく惹き
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.0

サーフィン狂たちや米軍基地最後の橋の戦いやフランス人たち、コッポラが描きたかったのであろうベトナム戦争の支離滅裂さは、大佐の子らが大尉にひれ伏した場面に集約されていてとても恐ろしい。
マーティン・シ
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屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

2.7

変わる世界と変われない世界の物語。ユダヤ人の世界は変わらないし、彼らを追い払う世界も変わらない。一方で世界は自由に向かって動きつつある。その狭間で揺れる人々。

三人の娘が残像のような赤い画面の中で踊
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野いちご(1957年製作の映画)

2.9

ベルイマンの描く人と人との本音のぶつけ合いには毎度圧倒されてしまう。
若き日に鏡を見せられるシーンと、車内で「エゴイスト」と責められるシーン、息子夫婦の口論のシーンが印象的。
夢のシーンの光と影のコン
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サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

3.3

うーんおもしろかった!
ノリにノッてしまった。
犯罪モノらしく緊張感もあり、しかし笑える。電線って!

スウェーデン語に入り交じるフランス語、そして英語(electric love!)の語感が良い。

第七の封印(1956年製作の映画)

3.5

神の存在を証明して欲しいがために、男は死神に近づいた。

一族のひとりひとりが死神に向かって行く、ラストシーンが印象的。

処女の泉(1960年製作の映画)

2.9

処女だけが届けにゆけるロウソク。
犯された純潔から涙のように泉がわきだす。
白黒の画面のなかで、ブロンドの髪が輝いていた。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.0

映像、音楽、相変わらずのグザヴィエ節。画面の比率をいじったりするのはカッコいいけど、カッコつけてる感がいつまでも拭えない。
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出す。いつ聴いても本当に名曲……
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カフェ・ド・フロール(2011年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

前世? うーん。そっか。
という感じだったが
とにかく音楽がいい。爆音映画祭の復活に期待。

すきっぱが気になりつつもヴァネッサ・パラディの迫真の演技に夢中になる。
au ciel au ciel
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やさしい女(1969年製作の映画)

3.3

藤井仁子が「音を聞け」といって冒頭を見せたことがあった。なるほど最初から最後まで音の奔流である。あれだからハイヒールはやめられないと思うし、クラシック・カーが好きだと思う。
物語の構成はいたってチープ
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馬々と人間たち(2013年製作の映画)

2.9

アイスランドという、未知の土地の生態系を垣間見れたという点で非常におもしろかった。
乗馬の経験はあるが、よく馴らされた馬じゃない、自然体に近い馬たちはあんなに難しいものかと。
また人間だって馬と同じ、
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

3.2

120分めから30分、不覚にも瞼が降りていた、のでまた観なくては。
なんだかすごい三時間で、まだ全く咀嚼も消化もできていない。

ぐちゃぐちゃどろどろだけど白黒だし、随所に茶目っ気もみられるし、筋に動
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

2.6

期待しすぎたぶん、評価は下がる。
頭の方の、デパートのシーンが好きだった。売り子が、コートを着てフロアを颯爽と歩きながら、「ミンク○○万ドル」と言って回る。これ日本でもやればいいのに。

「中国行きの
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

男子学生らしいバカ、典型的な間抜けオヤジの学長、痛快な頭脳明晰、あおい海、ダンス、歌、恋!
正に笑あり涙ありだったが、それはただハッピーなだけの映画ではなく、若者の自殺という学歴重視のインド社会がもつ
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熱波(2012年製作の映画)

3.1

35ミリ、時々16ミリ。
ありがちな構成、ありがちなメロドラマではあったけど雰囲気勝ち。かなり好き。
しかし後半はあまり台詞がなかったり、もしかしたら見やすい映画ではないのかも。
とにかく皆美しいんだ
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

2.8

どの短編も雰囲気があって良かった。優しい気持ちになれるような。絵にクセがあるのできれいな絵じゃなきゃダメという人はダメかも知れない。
トリの大友克洋「武器よさらば」はしっかりSFでかなりワクワクしたし
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

2.9

肉々しくてホットな映画。
フレンチや家で作っていた料理には惹かれなかったが、ホットサンドが最高に旨そう! 決め手はきっとピクルス。
ホットサンド専門店に行きたい。都内にありますか? この映画にはそのデ
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龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.0

なんか、なんとなく物足りない気分なのはきっと、予告編の完成度が高すぎたから。
ちまちまちまちま笑かしてくれる映画だった。
吉田先生とすれ違わせる、或いは家に押し掛けてきたふとん詐欺をおっぱらってから挨
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.1

アニメーションってすごい!!!
最後の、風を受けてころがる傘の動きにさえ感激しました。

なおこの「ここで吸って」(うろ覚え)がとても良いです。
原作にはないよ!

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

2.9

3D映像技術の本質的な、しかし誰もあからさまには取り上げなかった側面を、これ見よがしに提示する。
文字に距離を置いて重ねられた文字。左右で異なる映像。映像の中の人物たちが接近するのを追って左右の映像も
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.5

演出面も歌も踊りもプロットも、文句なくおもしろい、完成度の高いミュージカル映画。
トーキー映画の出現、によって引き起こされた困難も再現されているのでそこもポイント。
リナが大好き。

エレファント(1989年製作の映画)

3.3

男が大股に歩いて行く、殺す、歩いて行く、殺す、歩いて行く、死ぬ、歩いて行く、殺す……
IRAに関する作品らしいが、とにかく衝撃的で、見入ってしまった。

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

2.8

イライジャ・ウッドがすごく良い味だしてる……

恋愛映画としてはちょっとひねっただけのテンプレみたいな筋書きだったが、二人の秘密の合図とか若いシンガーの女の子とか、好きなポイントがちらほらあった。

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.2

カメラの穏やかでなさが不安をあおる。韓国映画らしく悲痛で物理的にも痛々しい映画。
そしてウナギちゃんが可哀想な映画。