ふなくらさんさんの映画レビュー・感想・評価

ふなくらさん

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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

5.0

宿願の鑑賞。素晴らしい以外の言葉が出ない。必要も無い。

あの頃。(2021年製作の映画)

2.0

主人公達の大人気ない仲間内の遊びに最後まで嫌悪感を抱いた。今時の言い回しで言うとホモソーシャルというやつだろう。
彼らが好むアイドル達、特に松浦亜弥の魅力はあまり伝わらず(コンサート映像で登場する女の
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.5

様々なジャンルを自由に横断し、風刺と暴力のカタルシスを結び付けるユニークさに目を見張る。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

2.5

あの『騒音おばさん』事件から他者への想像力の大切さを描く物語を作り出した発想は文句無しで秀でている。他者への想像力と寛容さ、SNS時代(又はそれ以前からある日本社会のワイドショー文化)のモラルを問うメ>>続きを読む

絶対の愛(2006年製作の映画)

5.0

異国の地で孤独の内に命を落とすのはさぞ辛かったろう。彼の一番の傑作を観て悼む。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.0

普遍的な青春映画として手堅くできているが、肝心の佐々木が今ひとつ。

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

黒沢清による増村映画。主演2人も素晴らしく、現代に通じる部分もあって充分に良いのだが、映像の安っぽさに目が疲れる。

罪の声(2020年製作の映画)

3.5

テレビ関係の監督・脚本家とは思えない映画的な出来で刮目したが、終盤の安直な左翼批判は幻滅。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

5.0

「市民ケーン」の裏話である以上の作品になっており、「シカゴ7裁判」とも通じるフィンチャーらしからぬ志の高さに感じるものがあった。役者が皆実に良い。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

最新形の裁判劇として絶品で、メッセージ性も志が高い。

おろかもの(2019年製作の映画)

5.0

脚本の展開の跳躍を演出・演技・撮影が支えており、絶妙なバランスで見事に成功している。無名の役者達、特に女性達が皆映画を背負う『貌』をしている。座り芝居が多いが、撮影が工夫を凝らしており充分『映画的』と>>続きを読む

彼女はひとり(2018年製作の映画)

2.5

黒沢清と篠崎誠の影響下にあり過ぎている。それでは実が伴わない。主演女優の暗く捻くれた眼とキャラクターは記憶に残ったが。

もぐら(2018年製作の映画)

1.0

ラストのおにぎりの意味が分からず一緒に観た連れに訊いた所、その意味を教えられて驚愕した。このようなオーソドックスな映画を志向する以上、観客に物語を伝える意志の無い作家は根本的に駄目だ。

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

4.5

今年初めて田辺弁慶セレクションというものを訪れた。
若い監督にしては落ち着いた映画で好感が持てる。落ち着いた映画を作れるだけでもそれは充分に腕があると言っていい。兄弟役の2人も好演。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

ラストは蛇足とも思うが、充分に良い青春映画であった。状況設定や脚本も優れているが、座り芝居の連続である事を悟らせない演出が陰で映画を支える。

れいこいるか(2019年製作の映画)

4.5

自分でも意外な程気に入ってしまった。キネマ旬報を信用して良かった。

甘い生活(1959年製作の映画)

5.0

久々にスクリーンで観ると至福の映画体験であった。

オーバーナイトウォーク(2019年製作の映画)

2.0

序盤の居酒屋での女優の脱ぐか脱がないかの問答の軽薄で、すぐに心が離れてしまった。

予定は未定(2018年製作の映画)

2.0

脚本に説得力や思慮が無く、演出もそれらしさを醸し出す事しかできていない。主演女優は良かったのだが。

ミは未来のミ(2019年製作の映画)

2.0

だらだらと続く男子高校生達の会話は極めて退屈で何も印象に残らない。彼らの『弔い』が亡き友の母の心に追い打ちをかけて傷付けている事に監督や脚本家が無自覚なのは、人の死という題材を扱う人間として相応しくな>>続きを読む

サクリファイス(2019年製作の映画)

1.5

観ているこちらが心配になる程に黒沢清や篠崎誠の影響を素直に受け過ぎている。90年代末期の自己中心的な世界観を未だに若い世代の監督が受け継いでしまっている事には絶望感がある。更に何とも蛮勇な事にそこに震>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

5.0

久々に心から完璧と言える映画。往年のアメリカ映画に肉薄する風格に感涙した。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.5

近年のイーストウッドらしいアメリカ英雄譚。これは面白い。しかし女性記者の描写はこれで良かったのか?

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

ポン・ジュノにしては邪悪な狂気や複雑さが足りないが、それ故にここまで世界的に広まったのだろう。御祝儀という事で。

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