このレビューはネタバレを含みます
予告編と邦題にはミスリードを誘われた。
ハートウォーミングな話だと思っていたら、大違い。現実感あるダークさと非現実的なファンタジーを描いたゆる〜いコメディ。
ヒーローものを意識した演出が随所に。>>続きを読む
割と評判が良いので気になっていたけれど、正直、期待は薄ったので、思いの外良くてびっくり!!
衝突し、つまづいてはまた立ち上がる。
受験勉強のスポ根映画だった。
傷つく痛みを知るあまり選手の可能性を>>続きを読む
心が痛くなる性的虐待の事実。
よくこの映画を作ったと韓国映画界にエールを。
メッセージも半ばで娯楽によっていたり、商業性を嫌うあまりありがちな独りよがりで斜に構えた演出がない事がこの映画の良さだ。>>続きを読む
この映画を製作するにあたって、一切手を抜かず緻密に調査を重ね、そしてそれをどう落とし込むか、塾考したのだろうと感心する作品。
本作は説明は一切なく、ひたすら、主人公サウルに寄り添うような一人称のカメ>>続きを読む
ストーリーはあってないようなもの。
見所はCGなしという超越した運動神経でこなされるアクションシーンと、映し出される大自然の壮大なスケール感。
とにかくロケーションとスタントへのこだわりは多大なよう>>続きを読む
2012年11月
予告編で絶対に観ないといけない気がして、足を運んだ作品。間違いなかった。
ポレポレ東中野は大盛況で、上映後には小芝居があって、富山優子さんの生演奏もあって、と映画の枠を超えた興行とし>>続きを読む
どうしても、少年は残酷な弓を射ると比較してしまう。
清浄無垢でありながら狂気を持ち合わせた子、子供との関係性がうまく生み出せていない母親、など設定が近い為か。
じわりじわりと歩み寄る恐怖。
もうこの作品の良さは何と言っても、熊さん達のモフモフ感。そしてぽってりとしたフォルムに、少し鈍い動きが、むぎゅっとしたくなるように可愛いこと!
話せる品種の熊さん達は、ジャングルの中においても、冒険>>続きを読む
中盤まで、本当に途中で観るのやめようかと思ったくらいつまらなかった前半から、舵を切ったように動き出す後半。
ダージリン鉄道は、ゆっくりと人を乗せて走っている。どんなことにも答えを求めて焦っている自分を>>続きを読む
見終えた後、暫らくは嫌な後味が残って、すごく後悔した。
けれど、ラストまでの物語の運びがなんと面白いことか。序盤から物語に引き込まれて目を離すことができない。
何が歯車を狂わせたのかー
これは事実では>>続きを読む
高校生の頃にこの作品をみて、とても惹かれた。
ペニーレインへの憧れ。
TIFFで鑑賞。
すごく気に入ったのだけど、国内公開が決まらず残念でした。
TSUTAYAに並んでいたので、もう一度観たい。
2007年の記録
人間はどうしてか、心に「孤独」をもっていて、その孤独は、大都会の人ごみの中にたってたって、砂漠の中に独りぽつんといるくらいの孤独を感じることがある。
だから、誰かに触れたくて、愛がほ>>続きを読む
フェイウォンのベリーショート、トニーレオンの恋人のロングヘア、とても女の人が美しいと感じる映画。
シェイクスピアの物語を現代風にアレンジし、しっかりと収まっている。
ディカプリオがとんでもなくかっこいい。だけじゃないけど、その魅力は映画の評価を大きく押し上げてる。
もう何年も昔の記憶なので、うっすらとしか覚えていないけど、その当時、なんて共感できないし、共感したくない人々(作中に描かれた)なんだと感じたことを覚えている。
それは、フランスの国民性なのか作家による>>続きを読む
TIFFで鑑賞。
まるで舞台のような設定でありながら、映画のウインドウをうまく使った演出をしている。
最後まで、ある意味ユーモラス!
面白かった。
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ラストシーンでの胸の高鳴り。
ドローンの爆撃で、精神の安定を崩した男が、精神の旅に出る物語。
PTSDのテーマの作品は多いが、これは少し着眼点が異なり、肉体と精神の関係性を描いている。
三層構造で一章>>続きを読む
自然の中で生きる人間を描いているが、今作が優れているのはそのリアリズムである。まるでドキュメント映画のようだった。
険しい山岳の絶壁を鉱脈を探して這う主人公や、牛の脱糞の横での入浴、共に暮らす動物たち>>続きを読む
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映画のあらすじを知らず、そのポスターなどのビジュアルイメージとタイトルから勝手なイメージを膨らませて鑑賞するのが大半で、今作もあらすじを見ずに、イメージが専攻して観ようと感じたもののひとつ。
アキカウ>>続きを読む
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TIFF2014で鑑賞。
光にふれるも拝見したが、
前作はきらめき溢れる爽やかな青春劇だったが、今作は爽やかなタッチは変わらないにも関わらず、ものすごくミステリーサスペンスで、楽しめた。
嘘でも信じれ>>続きを読む
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全てが抽象的で、何か意味を含んでいるようだが、それを観客に理解させようとはしていない。敢えてそうしていて、どうだ?という映画。
ストーリーらしいストーリーはないが、美しく印象的な気にいったシーン(赤い>>続きを読む
TIFF2011で鑑賞。
エンタメ要素溢れる作品。作家性のある作品の類ではなく、娯楽作品だった。心の動きがあるシーンで音楽が煩いくらいに大きくかかっているのが、興ざめだ。
メリルストリープの演技はやはりすごいのだなと実感す。
家族で思ったことを言い合ったら…なんて恐ろしい。
シンプルシモン
シモーンは、アスペルガー症候群。
うまく相手の感情を掴むことが出来なかったり、自抑できないことがある。でも、天文学にかける知識は超一流だ。彼の大好きな兄と一緒に暮らすため、彼は、嫌いな>>続きを読む
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妻の浮気が原因で躁鬱病を患う彼は、妻の浮気相手にひどく暴力を加えたことで捕まり、病院から退院したところから始まる。
何と言っても、ジェニファーローレンスの彼女が良かった。ナイーブで、葛藤を抱えながらも>>続きを読む
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なんといっても、ティルダの吸血鬼の様といったら、痩身で爬虫類のような彼女の、それはもうクールで素敵に吸血鬼がよく似合うこと!これだけでも素晴らしい。
面白かったや楽しかったという感想とはまた違うのだけ>>続きを読む
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家族の話。
こども、ははおや、ちちおや、お父さん、お母さん。
こどもが入れ替えになってしまったふたつの家族の話。
福山雅治、小野真千子の家庭は、一人息子。
一流企業に勤め、家庭を省みず、我が子にも厳し>>続きを読む
オープニングの映像の美しさは全ての映画に優っていた。その後の鬱々とした日々がとても苦かった。
桐島、部活やめるってよ、っていう事件が周囲の人間を混乱させ、表層の下に埋れていたそれぞれの内情を吐露し、浮き彫りにさせていく。シナリオがとても良かった。
気になって読んだ小説よりも秀悦だ。
日本ならパッチギ、台湾ならモンガに散るを彷彿させる。最高に笑えて泣ける青春ストーリー。
この映画が秀悦だと感じるのは、冒頭これは、よくある韓流の死期が迫ったお涙頂戴話ではないよと言ってしまう自虐的に笑>>続きを読む