usuperaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

各キャラの個性も程よくあり、密室ゾンビ感染モノとして楽しめる。


ゾンビ感染系は、どうしても「え、あれこれこうしたら対策できない?」と、大局観的な荒ポイントがあったりするけど、そこをすっ飛ばして「自
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

感染モノとしては『新 感染 ファイナルエクスプレス』の方がオススメ。

飛行機こわー、というくらいの感想。

スポットが散らばってしまってるのと、感染モノとしてありがちなことしかなく、驚きや感心は生ま
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EXIT(2019年製作の映画)

3.4

自分も
こんな時に役立つスキルを持っていたい。

感染家族(2018年製作の映画)

3.7

撮ってる時も楽しかったんだろうなー、と楽しさが伝わってくる。かわいいゾンビ映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

ムスクっぽいイキモノ香りの甘いカクテルを飲んでしまって、気持ち良いのか悪いのかわからないけど確かに酔ってると分かる、そんな映画。どんな映画だよ。

エマ・ストーン、ウィリアム・デフォー、オープニングタ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

人の想像力の素晴らしさ、そしてそれを表現できるアニメーションの素晴らしさが詰まっている。

ロジック的なストーリーの理や、映画から「観終わって言語化できる解答を渡される」ことを期待している人には不向き
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山の焚火(1985年製作の映画)

4.6

とにかく全てのシーンが、圧倒的に美しい。

そして、美しく、厳かで、アンバランスで、不気味で。生きること、ひとと生き物と自然と、命のそのものを裸にしたような作品。

その環境に生きることを真摯に見つめ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

映画でなければ描けない。実に映画をしている映画。

アートで、コメディで、詩的で、そして何だか分からないけど確かに感じる感動、まるで別次元で感動している自分が重なるような、まさにall at once
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

この映画が面白いと思えてしまうほど、日本の政治の陳腐さが浮かび上がる。

麻生とか、二階とか、安倍も真面目にこの作品を見れただろうか。見たとしても鼻で笑っている気がするし、そういう状態じゃないと楽しめ
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俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)

3.0

お気軽映画。スティーブ・ブシェミをもっと活かしてほしかったけど、ビールでも飲みながら、時折スマホをチラ見して、くらい軽い感じで見るのに丁度よい。

ものすごいマジックが見れるわけではないし、種明かしの
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百円の恋(2014年製作の映画)

2.5

監督の意図は分からないけど、私が感じた印象は

「この映画に、人はいない。物語もない。キャラクターと、ストーリー展開のネタだけがある」

人生奮起もの、っぽいし、そうなのだろうけど、辛さのエグ味が私に
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天然☆生活(2018年製作の映画)

3.8

困ったなー

「何だこれは⁉︎」なんだよなー。

シュール、不条理、B級、として評価されるものは、そもそもそれを目指して作られたものではない。真っ当でA級を目指しながらも情熱とクセが強くてそうなった愛
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

あなたはあなたで大丈夫。
その優しさと愛につつまれる、奇跡で稀有な作品。

さかなクンも、のんも好きだから、このミラクルの組み合わせと、監督のちょうど良い加減のユーモラスの間で、始終目頭が潤んで、海の
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

キムタクは何を演じてもキムタク。でもいい!と思えちゃう適役な作品。長澤まさみも、その他のキャストも、とにかく配役が見事。

それだけ、ストーリーも余分な脇道に脳が振られることなく鑑賞できる。これはもう
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RRR(2022年製作の映画)

4.6

映画はいかに音楽が大事かを楽しみながら感じさせてくれる。
ストーリーは、後から考えると単純でありきたりだけど、それを盛り上げてくれる類稀なる音楽。その組み合わせを作り出せるインド映画の感覚と監督のセン
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.8

シリーズ化されて嬉しい。
とにかくシリーズ1、初回をまず観て欲しい。
それがハマった人なら、充分に楽しめる作品。

ドラマ化して、もっと長時間このキャラクターたちと出会っていたいと感じちゃう。
とは言
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嘘八百(2017年製作の映画)

4.0

軽妙なストーリーに、役者や演出の厚くて太い安心感で、本当に良い意味で「楽に観れる」邦画。

スーパーの安売りお菓子よりも、デパ地下で買うちょっと高めのスイーツくらい、気張らないでも美味しく楽しめます。
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アバター(2009年製作の映画)

4.2

とても美しく、鋭利な映画。

異形な姿にも魅力を感じられる人の奥深さと、力で圧倒する人の浅ましさが共存している。

キャメロン監督の作品に関するコメントを鑑賞後に調べて、「良心」という言葉がよく使われ
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のぼうの城(2012年製作の映画)

1.0

題材やキャストは良いけど、編集とカメラワークはうんざりする。脳筋な「どうだ、面白いだろ?」「ほら、感動しろよ」という押し付けが稚拙な演出に興醒めする。カラオケ映像だと言われればいいけど、映画として金を>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.8

6時間くらいの長大作にしてもらっても、観たいと思う。それくらい魅力的な出来事。

役者の怪演に圧倒されるし、英英辞典編纂にあったカオスな出来事には驚かされる。

しかし、この濃厚な複雑さを約2時間に収
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

シンプルに言えば「女版ジョン・ウィック」かなー。

コミック的なキャラクターの面白みもあり、絵作りにこだわりがある分、ストーリーと音楽にもうひと捏ねあると良かったかなと思うが、ライトに楽しむ映画として
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

何見ようか上手く決まらない時に、ベストなポジションにいる映画かもしれない。

「ザ・泣ける映画」だと辛いし、ドンパチアクション好きだけど大体見ちゃったし、恋愛映画はそもそもね、あと、アート寄りはちょっ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

上質な小劇場演劇のような体験。

シネマスコープに慣れたせいか、狭められた画による圧迫感。緻密なショット、モノクロにより浮き彫りになる人間味。
こういう手法は、学生映画とかがすぐ手を出すようなもので、
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

新しいバットマンシリーズとして、よりダークでクリミナルサスペンス色の強い、骨太な作品に仕上がっている。

ダークナイトシリーズが好きでも充分に楽しめるが、これがバットマン初見となると難しいかも。ダーク
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

スケールとアクションは素晴らしい。素晴らしいけど、スターウォーズEP2に近い感触。

漫画版のストーリーボリュームを維持するのは非常に難しいだろうから、もう少し割り切った制作をしても良いのでは。と感じ
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スクリーンで観る高座・シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」(2012年製作の映画)

3.7

談志落語は、談志さんが生きてる頃はそんなに好きになれなかった。
そもそも落語を好きになったきっかけが、談志が嫌いそうな桂枝雀だったからかもしれない。枝雀はシンプルに笑いの落語を追い求め、談志は落語の面
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

映画という表現の、ひとつの頂点に置きたい作品。

映画には色んな見方があるし、色んな作り方がある。正解は無い。間違いも無い、多分、もしかしたらあるか、いや、分からない。
人間みたいで面白い。

この作
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

2.5

見事にあざとい演出音楽、安いCG、下手な編集、中途半端なアクション、お粗末なストーリー。このマイナスポイントのオールキャストを、キャストの魅力でどうにか沈没を免れてる。あ、これはまさに、実際のランドの>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

2.8

ちょっと飲んでから仕事すっか。という気にさせられる、少し危ない誘惑のある作品。

誰だって悩みもあるし、うまくいかないことばかり。解決できる悩みはなくて、正解の出口も分からない。カルトチックな精神論や
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

悲しい考察だけど、この作品に心震える人は、何かしら、誰かに脅かされたことがある人なのではないか。脅かす側の人は、脅かしていることも気づかない。でも、気づいて欲しい。あなたと何も変わらない、ここに生きて>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

ハイセンスで、これを観ちゃう私ってオシャレでしょなブランドになりつつあるウェス・アンダーソン作品だか、これは一味違うもの。

実写だとオシャレがすぎる(そこも好きなんだけども)と思っていたが、その「す
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.1

花にまつわる知的なエッセンスを期待すると裏切られる。薄い少女漫画みたいなサクセスストーリーとしなら楽しめるし、何より実話であることが3点台キープの要因。

植物や花を意識して見たいなら『モリのいる場所
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マレフィセント(2014年製作の映画)

2.2

ファンタジックでマジカルで、それでいてちょっとダークで美しい魔女ものが観たいなぁと思ってセレクトしたが、残念。

題材はすごく良いのに、世界デザインのCGや美術、衣装が平凡。アンジョリーナ・ジョリーの
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.8

似た題材のレディープレイヤー1もエンタメとして楽しいけど、それをあっさり霞ませる名作だ!

愛が溢れてる。
ゲームも好きだし、映画も好きだし、小説も、なんていうイマジナリーな世界が好きな人には、激しく
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.7

今、何気なく使っているスマホも、ネットも、モニターも、カメラも、彼らの意志から繋がっている。世界はエレクトロで変わったけれども、人の心にはそれほどの変化はない。
ここから産まれた映画を、こうやって見て
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