mさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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野生(その土地と共に生きる者たち)と都会(自然が多い場所に行ってストレスを投げ捨てに行く人たち)の物語。
善悪って元々存在しているように見えて、実はそうではない。
人間のように知能レベルの高い動物たち
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

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AとB、A'とB'と。
ポール・メスカルは脆い演技というか、壊れて行く様が似合う。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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不思議な縁を感じる人とか、今はもう距離が遠くなって少し寂しい人とか、ずっと忘れられない人を思い浮かべた。
今生きているこの世界線では、何にもなれなくても、来世とかが本当にあるのであれば、次はそこでもっ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっと物語が始まった。
IMAXで観るべき作品だったし、サンドワームに飛び乗るあの緊張感を一緒に感じれることに感動した。
映画って体験するものだよなって改めて思った。
映画館出てからずっと、オースティ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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どっかで見たことのあるような口論のシーン、夫婦のすれ違っていく様は私が好きなマリッジストーリーやゴーンガールを思い出した。
当初予想していたストーリーとは異なり、主に夫婦の人間関係を描く今作は、裁判の
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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一体誰が"哀れなもの"なのか?
ベラは哀れなものなのか。
確かに最初はモノとして扱われ、実験の一環として扱われるだけだったかもしれない。
彼女が自我を得て、善悪を考え、時に悲しみ、前に進む姿は愛おしか
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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これこそが恋愛であり、他者との密な人間関係なのかもしれない。

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

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「みんな恋愛が目的になっちゃって、相手は誰でもよくなってる感あるよ」、「私だって好きだと思う人がいたら恋愛する」と言っていた友達の言葉を思い出した。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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ラストがあんなに切ないとは。
終始デヴィッド・フィンチャーだなぁと思う映画。

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

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「良い人間」であろうとする彼女のあらゆる葛藤と誹謗中傷との闘いは、観てて辛いところもあった。
自分のペースでスタイルで生きていく彼女は強くて美しい。

逃げた女(2019年製作の映画)

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ホン・サンス監督の映画を休日の午前中にただボーッと見たくなった。
「逃げた女」とは誰なのか、何から逃げたのか。
「愛する人とはずっと側にいるべきだ」という窮屈な考えから少し逃げてみると、違う何かが見つ
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

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こんなにも差別が厳しいのかと。
「不安は魂を食いつくす」このタイトルが全て。
肝に銘じておきたい。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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最後に、オータムが安堵の顔で目を瞑る姿を見れて良かった。
(日本では、中絶をするのにパートナーの同意が必要なのも、そもそも未だに堕胎罪として女性だけが処罰されるのも本当に可笑しいと思う)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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Nina SimoneのFeeling Goodが流れて、役所さんの表情だけで伝わる幸と悲と少しの怒を、早く多くの人に観てほしい。

朝日が昇って、新しい1日が始まったら、それは私たちの人生がまた新し
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(2023年製作の映画)

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あの事件を風化させてはいけないし、一度起きたことはこれからも起こるんだろう。

さとくんと対峙する洋子は、さとくんだけでなく、自分自身とも向き合っていた。
観ている私も、自分自身の中にある「さとくん」
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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「ねえ、1秒前の自分と今の自分が、どうして同じ人間だって分かると思う?ただの記憶の連続性、それだけを頼りに私たちは、一貫した自己同一性という幻想を作り上げているの」

鑑賞後に宇多田ヒカルの
「夢も現
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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エドワード・ノートンって、いつも一癖二癖ある役をやってるなという印象。
彼は弱々しさのある男性だけでなく、憎たらしさもあり怖さもあるような笑みを浮かべる男性まで、すごく良く演じると思う。

自分自身も
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スマイル(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤は期待通りの面白さだった。
どんどんクリーチャー系映画になっていくので、怖さは半減していったかな。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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2023上半期で断トツの良さだった。

「壊れそうな儚さを持った親をどうしてあの時分かってあげられなかったのだろう。
今だから分かることはたくさんあるのに、今私の気持ちを聞いたら、お父さんはどんな言葉
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

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"The passengers of the night"
というタイトルが好き。
夜っていう色々な感情に思いを馳せて、寂しくなったり、温もりを感じる特別な時間に偶々乗り合わせた人々。家族であるのも奇
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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何かに満たされていないような気がして、ずっとチクチクと針で刺されているような感覚。今すぐ死にそうなわけじゃないけどね。

そんな感じの毎日を送るレアセドゥ。

別れる決心(2022年製作の映画)

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本当にパク・チャヌクの作品なの?って思った。
でもよくよく考えたら「愛してると言わないけど、愛を描く作品」ってことでよりセクシーで官能的に感じた。目で見てわかる官能とかではなくて、じんわりと滲み出てい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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「これだけは公開後すぐに見るぞ」と意気込んでみた作品🌟
なんじゃこりゃと開けてびっくりした。
コミカルなんだけどそれだけじゃなくて、ビジュアルとかすごく好みだった。
帰着点は意外とシンプルなんだけど、
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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この人さえいれば、この状況がずっと続けばいいのに、と思う無邪気な2人の笑顔が印象的。
私もこういう時あったよねって寂しくもなった。
恋愛というよりも一種のホラー。

これを見た後、なぜか銀杏BOYZ聞
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RRR(2022年製作の映画)

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最高に楽しくて期待を裏切る3時間だった。お互いの手と足になり駆け抜けていく。
肩車であんなに疾走できるかよ!とか色々と突っ込みたくなるシーンあるけれど、そんなこと忘れるくらいに楽しませてくれる。
エン
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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終わり方が好みだった!
何層にも重なった嘘や謎が解き明かされていくのが快感。

あのこと(2021年製作の映画)

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「あのこと」という邦題めちゃくちゃいい表現だと思う。
口に出せないからこその「あれ」とか、含んだニュアンスを持っている感じが絶妙。


見終わった後に「痛い」という感情しか出てこなかった。
女性に、選
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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漫画しか読んだことないし、世代ど真ん中でもないけれど、途中から号泣してた。
隣の中学生たちも泣いてて、「今同じような感情共有してるのかな」と嬉しくなった。

私はいつから「諦める」がすぐに出てきてしま
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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これを見てからお茶をゆっくりと味わいたくなった。
オープニングがいいね。

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