このレビューはネタバレを含みます
「突拍子もない」という言葉がこれほど合う作品もあるまいて。
色と形は似ていても、虚無や絶望の象徴であるベーグルに飲み込まれるのではなく、ウェイモンドの愛や優しさの象徴であるおめめシールを選択するとこ>>続きを読む
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強姦・暴行された挙げ句「悪魔の仕業」や「気を引くための作り話」で片付けられ、教育の機会を与えられず、思考と意見を許可されず…そうやって代々奪われ続けてきた女たちが対話を通じて主体性を取り戻そうとする姿>>続きを読む
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明るく天真爛漫なキヨのようだったなら、この閉塞感をものともせず、ひらりと故郷で生きていけていたのだろうか。
「なりたかったもう一人の私」、納得。
何度も出てくる生き物の死の描写と、おばあちゃんの生の>>続きを読む
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俳優陣の演技は圧巻でした。
でも作品自体はなんだか、なんというか、複数の「現実に確実に存在する問題」をギミックやトリックとして使われた感を拭えないまま最後までいった印象を受けました。
例えば、難病や>>続きを読む
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ヨロコビでいっぱいの思い出はきっと素敵だろうけれど人間の内面は複雑で、生きていればイカリ・ムカムカ・ビビリ・カナシミが伴うことはたくさんある。
それらに無理やり蓋をして喜びだけを感じようとすれば、きっ>>続きを読む
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吐息と動きと表情だけで魅せるユ・アイン!
誘拐されてきたチュヒがユ・アイン(ごめん、役名が分からない!)の顔色を窺い、率先して家の中を整え、ムンジュの面倒を見たり「礼儀」を教えたりするの、実の家でも>>続きを読む
怖そうな絵柄で観ず嫌いしていたのですが、YouTubeで無料公開していたのをきっかけに視聴しました。
50年前に作られたとは思えない斬新さ!
第一印象通りやはりサイケデリックな表現が多かったですが、一>>続きを読む
オリジナル版との比較がしたくて鑑賞。
全体的にオリジナル版の方が描写が細かかったような気がします。(梨の煮たののくだり、実子側の複雑な感情が分かるシーンだったので個人的に好きなんです。バッサリカット無>>続きを読む
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ルイーズ任せだったテルマが、逃避行中何度もしくじりながらも、時間が過ぎるにつれ肝が据わって自分の意思で行動していくようになるのがいい。
18で結婚して父→夫がシームレス(ファックオフ家父長制!)だった>>続きを読む
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原作も読んでいるのですが、漫画と映像のノリやテンポの基準って違うじゃないですか。
紙の上の台詞が、息と声と役者のクセという質量を持って立ち上がることで、好きだったところがそうでなくなることって往々にし>>続きを読む
劇場が明るくなったあと、前に座っていたグループ客が声を揃えて「おん……っっもしろかったね……!!」と打ち震えていて、心の中で完全同意してた。
私も交ぜてくれないか、そのキャイキャイに。
観る前はタイ>>続きを読む
キレイにキマるマ・ソクトのパンチとビンタ、まるで手練れの薪割りを見ているかのよう。景気がいい。
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「風よ あらしよ 劇場版」鑑賞。
陰影が印象的。青踏を譲り受けるシーンでの平塚らいてふとのやり取りで、明るいらいてふ:暗い野枝のカット→明るいらいてふ「あなた(野枝)は太陽よりもっと高いところへ行ける>>続きを読む
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即興で名付けた「バタバタバターライス」がもう完全にアッチ・コッチ・ソッチの世界観で、か、角野イズム~!とまず冒頭から華麗な一撃。
どのカットでも何をしていても、角野さんは絵になる。
映画に対してこうい>>続きを読む
チャリティ・オンライン視聴にて鑑賞。
阪神大震災から29年経った2024年、元旦に能登半島地震が発生しました。
阪神大震災時点では災害ストレスについて現場にもノウハウが無い中、全てが手探りの状態だった>>続きを読む
今回もぶっ飛ばしてた、とてもぶっ飛ばしていた。
色々賢くなった。
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海外映画を見るときは必ず思うことなんだけど、その中でも特に「あ~!韓国語力が欲しい!」と心から感じた映画のひとつ。
これは字幕を介さずに脳直で感じたい。
(反する感想かもしれないけど、역の連発に字幕翻>>続きを読む
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図書館映画!
平日の9時半から子ども向けの工作や折り紙の催しがあるってことは、対象年齢めちゃめちゃ低そう、瑞野さん大変そう…。
休み明け初っ端から通常業務に加えて催しの担当をするのは、そりゃあ曲を聴く>>続きを読む
お仕事映画はやっぱり見応えがある。
最初スタッフ個々への対応に苦慮していた斉藤監督が、最後には指示出しが的確になっていたのに胸が熱くなった。
「瞳ちゃん」呼びのスタッフと、厳しいけど一貫して「監督」呼>>続きを読む
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プロが集うお仕事映画って大好き。
でも今作はちょっと乗り切れなかったかもしれない。
先代の幽霊登場のくだりはちょっと荒唐無稽が強すぎて…
面白かったんですけどね!
多くの橋のカットが、ひとつひとつの証言が真実に繋がっていく様を表しているようだった。
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アニメならではの表現が心地よかった。
シーンでタッチが変わるのも好き。
能楽好きであらすじを読んだり調べたりたまにしていたけれど、犬王が実在の人物だったということは全く知らなかった。
数少ない出典か>>続きを読む
途中読んでいた「かるいお姫さま」。
湖でのみ重さが戻る「かるいお姫さま」のように、エリザベートが多くの場面で水に触れていたのが印象的だった。
象徴であれ、美しくあれと自分を押し込められる彼女を取り巻く>>続きを読む
チョウ・ドンユイ祭り。
「少年の君」「ソウルメイト 七月と安生」のときのヒリヒリした鋭利な雰囲気も素敵だったけど、デビュー作の「サンザシの樹の下で」はひたすらに透明感があって瑞々しかった。
サクッと観れて、しっかり面白い!
元気なコ・チャンソクさんを見ることができて嬉しかった。
抜けるような青空ときらめく木々を太陽の光で塗った絵に仕上げようとするゴッホだけど、彼の心が雲って世界が白黒になったとき、青空はゾッとするほどの黒になって、彼の精神がどれほど揺さぶられていたかを垣間見た>>続きを読む
マ・ドンソクのグーパンの安定感ったらよ。
今回も真実の部屋は健在。
自分が、必ず流言飛語に惑わされないと何故言える?
あらゆる差別の局面で、あの村の人々になってしまうのは自分かもしれない。
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加害者の子が主人公に懇願&許されたと思い一方的に話しかけるシーン、非常に身勝手で自分の保身しか考えてなくて、もう腹が立って腹が立って…心の動きが完全に主人公とシンクロしたと思った。