うずくまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

試写会で双眼鏡越しに二階堂ふみにメンチ切られたのは一生の思いでです。

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

4.0

このぐらい警鐘を鳴らしてもらった方がいい。スマホ落とすのはマジで危険。

成田凌が怖すぎて、この作品を見たあと成田凌出演作に手が延びない。笑

壮絶ないじめドラマ「LIFE」のときの細田よしひこと重な
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.0

太宰治の実際の人間関係をモチーフとしつつ「どんな男に関わっても、その女が何を軸に生きているか次第でエンディングは変わるんだよ」という女性への激励をメッセージとして感じる。

小説家というとどこか高尚な
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.5

穴だらけの伏線を雑に回収していく娯楽映画です。
どちら様も「そんながばがばな下調査で詐欺師やマフィアができるか!」と怒りたくなる気持ちは押し入れにしまって知能指数を100くらい下げてからご覧ください。
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

政治家なんて保身のための嘘だらけ!とコメディの階層で声高に言ってくれたことには敬意を表したい。

憲法の三大原則や政治のシステムのやさしい振り返りとして、民主主義への貢献度も高い。

記憶がなくなるこ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

豪華キャストによる安定したWASPの身分の中だけのクリーンなストーリーに若干のほろ苦さ。使われている単語と文法が簡単なので英語のシャドウィングにむいているそう。いろいろ疲れて、社会問題とか忘れてバカに>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

虐げられたものが醸造する狂気をもっとみせつけてくれ、ホワキン・フェニックス!
痛覚をもって警鐘をならす問題作。

ロバート・デニーロ若き日の作品「キング・オブ・コメディ」へのオマージュがそこここに散り
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君に届け(2010年製作の映画)

3.2

原作ファンでしたが当時酷評され見なかった映画。三浦春馬さんを偲んで観ました。
主演の多部未華子さんの爽子はハマっているというか、多部さんなりの租借を経て多部爽子を提示できていてよかったです(原作の爽子
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.0

ケーキの下りの意味???

途中から伏線が読めてしまったり、霊体になったり、自殺したくなるトリックがブラックボックスで浮いたままだったり膝ポンできないミステリーの骨格だけ残したアクション映画という仕上
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

4.0

作品中、ホセ・ムヒカが「文化とは、壁に絵を掛けることでも、映画を製作することでもない。生活上でどう判断するかという価値基準のことだ。それをこれから作っていかなくてはいけない。」というようなことを言って>>続きを読む

恋空(2007年製作の映画)

3.0

何もかもお安いストーリーで何故ヒットしたのか理解に苦しみます。
美嘉の壮絶な体験がさらさらとイベントのように過ぎてしまうことで問題が矮小化されるのはいかがなものか…

ただDVDの特典として、三浦春馬
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

5.0

本来ならウィンストン小野が主役の話として組み立てられがちなストーリーなのに、みんなの最高の脇役・佐藤が主役、というのがこの作品の一番のユニークなところ。
佐藤に主役としてスポットが当たっていることで、
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

5.0

ドラァグクイーンが主人公ということで「LGBTの問題を描いた作品なのかな?」と思っていましたが違いました。

「なりたい自分がまだはっきりとしないながらも、今を自分らしく懸命に生きる人間たちの物語」で
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

前作「私は、ダニエル・ブレイク」にあった丁々発止の小気味良さ、エンタテインメント性はない。けれど過度に悲壮に描いたりもしていないので、目を背けたいとか、ただ疲れるという作品ではない(是枝監督の「誰も知>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

-

CGでここまでできるんだという感動はあったけど、物語としてのまとまりや展開は???原作本ファンのための映像つきサントラのボーナストラックみたいな映画と感じた。プロコのピアコン三番の楽しさをはじめて感じ>>続きを読む

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

非常に巧みな脚本。本筋の「指揮者への道」の時間軸をしっかり一本通した上で、彼女に降りかかる様々な問題の伏線と回収がビーズ細工のようにバランスよく絡ませてある(指揮者になるという大きな目標を前に、それら>>続きを読む

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

5.0

今年見てよかった映画No.1。
みんなに見てほしい映画だ。みたあとはスッと心が軽くなる!また詳しく書きます

娼年(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ホンモノの女性不在の男の自己マン映画。ネームバリューがあるとこんなにも本質をとらえていないなんの深みもない筋立てでも一線の俳優が出るんだなと虚しい気持ちになった。

まず、リョウほどのマザコン老け専で
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友罪(2017年製作の映画)

4.0

生田斗真という俳優は、実力を邪魔するぐらいにポップでセクシーな外見と肩書きを持っている人だと私は思っている。しかし、この作品を世に出すに当たっては、それが功を奏していると思った。罪を犯した人が、幸せに>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

5.0

人間が編むものは、毛糸だけではない。人間関係、社会も私たちはその言動で日々編んでいる。

恨みを編み込まれた人は、ちょっとした甘えに心を委ねてしまえば、また次の世代とのつながりに、恨みを混ぜてしまう。
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

ダニエルの鮮やかなツッコミは実に小気味良くぐいぐい引き込まれる。

社会保障関連の役人は心を麻痺させて、払い渋りの手先を生業としている。毎日生活に困るひとを相手にして、明日は我が身なのに、いや、明日は
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海街diary(2015年製作の映画)

1.0

男の手を煩わせない癒し系巨乳美女が、少し自我を見せつつも、何でもさわやかに不可解に赦していく映画。

誰も知らないは好きだったから、是枝さんアレルギーとかではないのですが。うーん、、、

女性の漫画家
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

どう生きていいか、わからなくなったら、何度でもみたい作品。人間らしくちゃんといきるってどういうことか。ちゃんと生きているひとの話し方、声は、何て素直に体に入ってくるんだろう。結果を急いで心と頭がぱつぱ>>続きを読む

後妻業の女(2016年製作の映画)

1.2

熟年期にいる方が後妻業の被害にあわないよう、予防に観るにはいいかも。伊丹十三のエコノミー版という印象。見なくてもよかったかな。CMバンバン流れていて気にはなっていたので、気はすんだ。

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

個人的に脚本になんとなく既視感があるなと思ったら高田亮さんて、前田弘二監督の初期作品を手掛けてた、あの高田さんだったんですね。舞台挨拶、下北沢シネマアートンに観に行きました。懐かしい。

群像劇として
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I am ICHIHASHI 逮捕されるまで(2013年製作の映画)

1.0

amazonプライムで見つけて視聴。タイトルからお察しの通りセンスの無さがすごい。そもそも伝えたいことがあるのかも疑うレベル。

一番頂けないのは、最後に「えー…つまりこの映画が言いたいことはですねー
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怒り(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの肉体に説得力のある画作りが心に残った。

あれ?
森山未来って、こんなに腕や腿、肩が逞しく肉感的だっけ?

渡辺謙の、テロテロポロシャツに浮かぶお腹のフォルム、髪の伸び方の漁師っぽさ。

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