朧気sumireさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

朧気sumire

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エクステ娘 劇場版(2014年製作の映画)

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呪いのエクステを巡る髪ホラー。
園子温監督の映画とはまた別のもの。

迸る低予算B級ホラー感からあまり期待せず見たんですが……想定外に面白かった。
いやまあツッコミ所満載で途中でだれるし、やはり安易に
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テリファー(2016年製作の映画)

3.7

「人体ってこんな簡単に切れちゃうもんなのかい?」とつい笑ってつっこんでしまうくらい人の体がとにかくすげえ事(グロ的な意味で)になる所が最高👏🏻✨

動機だの殺人鬼の人となりだのそんなの本筋じゃねえと言
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

ラストにイ・ビョンホンが見せた演技にとても心揺さぶられた。
あの泣いてるのか笑ってるのか、様々な感情の境目を右往左往しているような複雑な表情。こういう本当に微細なところで窺わせるような"生っぽさ"を見
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ゲット・デュークト !(2019年製作の映画)

4.0

「ヤバい。とにかくヤバい」と友人にすすめられて以前から気になってたものの見ないままだった。
シュール×サイコ×ホラー×ドラッグ=ヤバいで、とっても面白かった。
なぜもっと早く見なかったのかと……。
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.3

クリーチャーデザイン最高すぎ!
「え、怖っ。気持ちワル……(褒め言葉)」って本気で眉ひそめたクリーチャーはとっても久しぶり。これはレアな映画に出会えたと歓喜。
このなんとも形容不可能な感じ、遊星からの
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.0

原作の戯曲が発表されたのは1945年。現代でもタイムリーに感じられる社会派的なテーマが有って、実に70年以上前の作品とは全く感じられない。そのテーマを押し付けがましくなく自然に訴えかけられる高いエンタ>>続きを読む

世界を変えたテレビゲーム戦争(2019年製作の映画)

3.4

豊富な資料映像と関係者達のインタビューを主体にテレビゲームの歴史を見られて面白かった。

ラルフ氏のブラウンボックスとオデッセイ開発からアタリ社の興亡史と、テレビゲームの黎明期をとことん掘り下げてる。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.5

昨今「生理の貧困」という言葉が出てきたさいこの映画を思い出し、そういえばまだ真面目に見れていなかったなとネトフリで視聴。

生理用ナプキンを開発する過程を見ると、日本のドラッグストアでもいっぱい並んで
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.6

日本の小説が原作の韓国映画。
原作読んだうえで見たけどとても面白かった。脚色が上手い。
ラッキーストライクの伏線回収とか原作の要素を掘り下げている所が多々あってめっちゃ好き。

サウナのロッカーにあっ
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デッドライジング ウォッチタワー(2015年製作の映画)

3.6

当時フルコンするほど原作ゲームシリーズが大好きだったのでゲーム初代主人公や原作意識したキャラクターとゾンビが登場したり、ゲームのアイテムがそのまま出てきたり、身近な物もゾンビ撃退に使ったり多種多様なカ>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.3

何気に福田雄一監督映画は初鑑賞。
未見ではあるものの評判を聞いて知ってるあの勇者ヨシヒコと同じ監督ということで作風は想定できていたんですが、想定通りのノリで思わず笑っちゃいました。
とにかく大泉洋が良
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.7

女性同士のラブロマンス映画だと思って見始めたら恋愛だけではなくて驚いた。
男性優位な社会であり女性には様々な制約がかけられていた当時の状況を女性目線で徹底的に描き出していた所は炎が燻るような静かな"怒
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.6

詩的な台詞回しや郷愁的で美しい尾道の景色から見ていて昔の純文学を読んでいるよう。
見てるときに感傷に浸る感じが太宰治の「女生徒」を読み終えたときのものと似ていて、女生徒大好きな私にはとてもハマった。
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.9

ムスク系の香水を嗅ぐと見たくなる映画。
愛という普遍的なテーマを濃密なフェチズムの世界で表現したおぞましく美しく哀しい物語が自分の好みにドンピシャ。

場所も衣装も音楽もとにかくこの寓話的な世界観に惹
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.3

めっちゃ面白かったー🤩🙌
エンタメと社会派映画を両立させてるそのバランス感覚の良さ!
ベタっちゃベタなんだけど、細部まで丁寧に作り込んでいるのが効いていて本当に面白くて感動しました。
乱闘シーンと製薬
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

結構辛辣に書いてますすみません。

あまり見ない恋愛映画に手を出そうと思い見始めた。
"ほぼ恋人な"友人関係の二人のすれ違いに見てる私がジタバタ悶絶してしまう。甘酸っぱくてもどかしい〜…。
メイク、ス
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VS狂犬(2019年製作の映画)

3.7

B級感全開のジャケ画と邦題に良い意味で騙された。
ハラハラドキドキのスリラー系をイメージしていたら実は家族の絆、心の傷の克服と成長を描いたシリアスで真面目な映画。
凶暴化した介助犬アトス役と主人公のエ
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リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作のその後を描いた話。
オリジナル要素が多いけれど原作の星の王子さまを尊敬してリスペクトされているのが伝わる。子供のイタズラ心にあふれていてちょっと皮肉っぽい雰囲気は原作のままでとても好き。

友達
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ヘッドハンター(2012年製作の映画)

3.9

シリアスな笑いってこういう物を指すんだなと。
ハードなクライムサスペンスかと思って見てたら予想の斜め上を行くとんでもない展開の連続に最後の方はずっと笑ってた。狂気を感じる。
けれど中毒性高くてどこかク
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死んでしまったら私のことなんか誰も話さない(1995年製作の映画)

3.9

すごくいいクライムサスペンス。
袋小路に入った感満載の人生でタイトル通り死んだらすぐ忘れ去られるようなダメ主人公グロリアががむしゃらに生きて成長していく姿がとても良かった。
彼女はひょんな事で知った闇
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.3

風光明媚な砂浜の景色とそこで起こる悲劇の激しいギャップでより強く胸をしめつけられてしんどかった。
惨いシーンが突然来るもんだからまさに茫然自失。人間ってこんな簡単に一瞬で死んじゃうの……。

人間の良
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.7

浩一が自殺する冒頭のシーンがやけにきれいで引き込まれる。鈴木家の人達の演技力高くて謎の安心感に支えられて見られた。
最初ブラックコメディなイメージで見たらかなり重い。霊媒師とか嘘の友達ホームビデオとか
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第三の男(1949年製作の映画)

4.2

あの有名なエビスビールCMソングに元ネタがあったのが衝撃。
良い意味で凡庸、堅物で一般人然としたホリーと数少ない登場シーンでもユーモアあふれて強烈な魅力を醸しだすハリーの対照的な姿がとても良かった。
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キャビン(2011年製作の映画)

4.5

ホラー映画好きのホラー映画好きによるホラー映画好きのための映画。
愛の詰まったホラー映画のパロディ作品です。
終盤の〇〇全員集合はホラー好きはよだれを垂らす名シーンであり、耐性ない人にはグロすぎて顔真
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.1

本編を見るとタイトルの意味が沁みて深みが増す系の映画は良い……。
音楽、カメラワークが調和していて2人の感情が伝わる映像はセンス抜群。
湖を泳ぐ所、電球の点滅、窓越しに見える朧げな手とか本当に美しい。
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

好きなゲームのオマージュ元になった映画を見ていこうという思いつき。
とにかく演出が最高(最恐)!!中盤と終盤のレザーフェイスとの鬼ごっこシーンは緊迫感ありすぎて見てるこちらもマジで息切れ動悸を起こしそ
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.6

なんだこれは……(褒め言葉)

"おばちゃま"の家で次々と怪現象に襲われ少女達が1人また1人と消えていく。と、あらすじだけ聞くと悲劇的なのに飛び出し絵本のようなカラフルでファンタスティックな映像と演出
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アリス(1988年製作の映画)

3.9

もうがっつりホラーでした。不思議の国のアリスからよくこんな世界を築けたなと……唯一無二の発想力に驚愕、感動の連続。
小さくなったアリスの様子をビスクドールのストップモーションで表現したり、靴下の芋虫と
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.5

子供の頃に見たときグロいな〜と思った記憶。大人になって改めて見てもやっぱり痛くてグロい。
ザ・グリードでも思ったけど意識あるままジュージュー消化されるのが個人的な最恐ポイント。
ゾッとするようなスライ
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トマシーナの三つの生命(1963年製作の映画)

3.9

ディズニーの実写映画。
CGとかメジャーじゃなかった時代だからこその映像表現はもう今じゃ見られない独特の雰囲気があって素敵。
とくに猫のトマシーナが天国に行ってさまよう辺りはファンタジックで見惚れる。
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ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

3.7

ガバガバキュリティすぎてめっちゃ笑った。
「完璧なセキュリティ」とかガイド役の人が言ってたけど普通ならオープン前に気付くレベルでガバガバだよ!

ゾンビは歯を抜くなりして感染させないようにしようよとか
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カウントダウン(2019年製作の映画)

3.3

呪いの余命お知らせアプリよりも主人公の職場のセクハラ野郎が胸糞悪すぎて🤗

ファイナルデスティネーションっぽさを感じて見てみたら方向性が全く違っていて新鮮だった。
DLしたスマホアプリの利用規約ろくに
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便座・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

4.0

これは本当に良いゾンビ映画。
お手洗いの個室という究極の密室×ゾンビ。ありそうで無かったシチュエーション。

修理するために女子トイレで作業していたら大量のゾンビがわらわら入ってきてトイレから出るに出
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リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

4.4

こんな映画が必要な日もある。
美しく咲いていた花がゆっくり確実に枯れていくのをただじっと見つめるような。そんな映画だった。
二人の純真さを見てると今の自分が捨てたものが想起されて切なくなると同時に憧れ
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コープスパーティー(2015年製作の映画)

2.4

正直に言えば演技、脚本、演出どれもあまり……な感じ。
商業じゃ絶対アウトな原作ゲームの過激なエログロを再現できるのか不安だったけど普通に過激だった!見たのがアンリミテッド版だったからかな?
原作はドッ
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