朧気sumireさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

朧気sumire

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ギョ(2012年製作の映画)

3.2

伊藤潤二のホラー漫画原作。
原作と同じく激しく生臭い。そして気持ち悪い。そこを再現しちゃうか……。
3Dで描かれた足の生えた魚(歩行魚)の質感がやけに気持ち悪く、おびただしい数の歩行魚が陸上に押し寄せ
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.8

映画館で見たPVの下半身だけ蘇った父親のシュールな姿と期限は1日だけという中々シビアな設定に惹かれて。字幕版で鑑賞。

さすがディズニー&ピクサーだと思った。魅力的な舞台、キャラ、シナリオの作りとかや
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キャタピラー(2010年製作の映画)

3.4

両手足を失った芋虫のような姿で戦争から戻り軍神様として村民達から祭り上げられる久蔵と、久蔵の世話をする妻のシゲ子がメイン。
あらすじ見てもしやと思ったが、江戸川乱歩の短編小説「芋虫」をオマージュして作
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.3

トラウマ級の悲劇を見たいと思って調べたら出てきたやつ。
傷ついていなさそうだしみんながこんなに幸せそうなら別に良いんじゃないかなって。でも真実は全く違った……。
婚約中の女性に見せたら破談に持っていけ
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.8

新規さんお断りなのは相変わらず。それでもアニメ化されたUBWを見てればまだ追いつけなくもなかった1、2章と比べると求められるFate知識は段違いに多い。特にラストなんて原作クリアしてるか解説サイト読み>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

千葉でやっていたドライブインシアターのイベント上映で鑑賞。
バイオレンスが怒涛のごとく押し寄せるラストに「嗚呼、タランティーノ監督だ」と謎の安心感を覚えました。こんなブラピとディカプリオを見られて最っ
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.7

ホラー好き界隈にいると必ず一度は聞く幻のホラー映画。
同様に傑作と名高いゲーム版を先にプレイしてたけど本家はこんなグロかったんだと目を見張った。
そして古舘伊知郎が出ていたりディック・スミスがSFXチ
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-less [レス](2003年製作の映画)

3.8

不条理演劇の系譜を引き継いだヒューマンドラマ。
決して謎解き、考察系ホラーとして見てはいけない。そのつもりで見てしまうと分かりやすすぎるオチ含めて一気に駄作になる。
これは不条理演劇&会話劇です。
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トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.7

ガソリンスタンドで働く(働かざるを得ない?)仕事できないおじいちゃんに冒頭からめっちゃ心抉られた……😢

開始10分で本筋突入(トンネル崩落して生き埋め状態)したものだから残りの1時間50分どう展開し
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.8

緊急通報(911)司令室のベテランオペレーターと誘拐された少女が電話越しに協力して奮闘する展開がスリル満点で一気に惹き込まれる!
セルラー、ギルティ、そしてこの映画のように繋がった電話が唯一の命綱とも
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

邦画にしては容赦なくてエグいなと若干引きつつ、見終わったあと韓国のサスペンス映画のリメイク作と知って納得。
プロであるはずの刑事達にも素人じみた軽率な行動が多かったり、死亡フラグ一気に立てまくりな後半
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メトロ42(2012年製作の映画)

3.9

ロシア産パニック映画。もうとっても面白かった!
しかし地下鉄列車が急ブレーキをかけた瞬間車内で乗客達が四方八方に吹っ飛び倒れ押し潰される様をスローで映した地獄絵図とか、集団パニックを引き起こして混乱を
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[リミット](2010年製作の映画)

3.8

リアル閉所恐怖症は視聴要注意!と個人的に注意喚起したいくらいに閉所に入れられたときのあの独特な不安、焦燥を感じられるある意味凄い映画。
いや本当に閉所にいる時の感覚そのまんま。あの動悸と息切れを起こす
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

新作ゲーム機のPS5のコントローラーがベイマックスみたいなデザインだと思ってそのまま見たくなった。

公開時日本では愛らしいベイマックスのキャラとヒューマンドラマの面を押し出して宣伝されてた記憶がある
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

3.0

運転中に轢いちゃった少女の死体を持って帰ってきた認知症のお祖父ちゃんを証拠隠滅のために家族総出でモチ食わせて殺そうとする話。ザ・不謹慎。

保護目的の養生シートがバッチリ映り込んでたり次のカットで物が
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.9

大型ハリケーンで浸水しそうなのにワニ達が徘徊しているせいで床下から出られないというハイブリッド危機的状況下においてもタフで諦めない主人公父娘がとても良かった。
やはりこういうパニック映画では体育会系が
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サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース(2012年製作の映画)

3.5

夏に見るクリスマス映画。サンタが殺すよどこまでも。

バカみたいな方法でどんどん人が殺されてバカみたいにびしゃびしゃ血が出てきて笑う。
みんなそれなりにグロく殺されてるんだけど吹替版だと「片目になにか
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追憶の森(2015年製作の映画)

4.1

ネットの検索で青木ケ原樹海を知って死ぬために日本を訪れたアーサーが樹海のなかで同じく自殺志願者のタクミと知り合ってさまよう話。
個人的にこれがカンヌ国際映画祭で発表されたとき不評でブーイング浴びたとい
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.9

素敵な家族の絆に最後は温かな気持ちになって感動できるコメディ映画だった。
かのハングオーバーさながらのブラックユーモア、下ネタいっぱい賑やかなノリからここに着地するのかとちょっと衝撃。

トンデモで普
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サイレン FORBIDDEN SIREN(2006年製作の映画)

2.4

アマプラで配信されててそういえば原作ゲーム大好きなのに見てなかったなーと思って見てみた。
あれだけガチガチに練り込まれたストーリーの原作がありながらなぜこんな安直なシナリオを採用してしまったんだろう…
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.9

じわりじわり水面下で静かに事が運ぶ様子は最高に不気味で、まさに「ゾッとする幸せ」。
このゾクゾクして胸がざわついて落ち着かない感覚が最高だった。
見ててゾクゾクしてザワザワしてソワソワするような映画は
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ねこあつめの家(2016年製作の映画)

3.7

猫と伊藤淳史の温かいコンビを楽しむほのぼの映画。原作ゲームみたいにストーリーよりもいろんな猫を見て楽しむ要素が強い。
伊藤淳史と猫の組み合わせが合いすぎてる(笑)

テンポもゆったりしてるし激しい音楽
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イルマーレ(2006年製作の映画)

3.7

恋愛映画が見たくなって。原作の韓国映画版は見たことある(だがどうろ覚え)けどスピード感が違うなと思った。
韓国版はもっとスローなんだけど、こっちはぽんぽんテンポよく進む感じ。
韓国版のスローな感じも詩
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.6

見事な邦題一本釣りシリーズ。
めっちゃ楽しくて笑えるコメディ映画でした。相当グロいんだけどなぜか笑いが先に来るからそんなキツくなかった。ブラックユーモアと微小のシリアスさが上手く調和したグロ。
それで
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手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)

4.4

手錠に繋がれたままの白人と黒人の囚人2人が逃亡を試みる。そして共に行動してるうちに絆が芽生えていくという、今となっては王道なストーリー。
終盤の「立て。俺たちは手錠で繋がってる」っていうセリフがめちゃ
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

リハーサルスタジオにしか見えない所の床に道と家の間取りを白線で書いただけのセットとパントマイムで演技する俳優と朗読劇のようなナレーション。

最初に見たときあまりに強烈なビジュアルに特典映像のメイキン
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.7

主人公やばいなーと思ってたら大概の登場人物がやばかった。
なんか登場人物の感じが2chの既婚男性板、既婚女性板に出てきそう。。
終盤は女性達にある種不思議な絆を感じられて、余韻に浸る映画でした。

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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.0

ソーセージパーティがイけるならこれもイけるやろ!?と友人にオススメされ一緒に見たやつ。

いやなにこれくだらなすぎるwwwと半目になりつつ爆笑して見ていたら、終盤の終盤で大人になることの切なさとこっち
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

4.5

こういうお下劣カンストした映画大好きです!ドン引きしたけど大好きです!何だこの男子小学生が「〇〇〇!〇〇〇!」と俗称を叫んでるだけのような映画は…!
しかし性的マイノリティ、人種、中東の複雑な関係など
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必ず捕まえる(2017年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ面白かったです!!
おじいさんしか出てこないサスペンススリラーってめちゃくちゃ斬新。

マンションの大家やっている頑固者なおじいさんと元刑事のおじいさんがダッグを組んで連続殺人事件を追うん
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ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)

3.6

こういうエンタメ要素たっぷりの映画でよく見る現実では絶対ありえないハチャメチャで愉快な登場人物達が大好きです!この軽くてスピード感たっぷりのテンポ、超好きです!

逮捕直前に建物の中に隠したダイヤモン
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

味わい深い映画だなーと。
言葉に出来なくてもどかしいけれど確実に心に強く残るものがあってもう一度見たくなる。

切ないし寂しいけれどカタルシスを感じられて見ていて心地いいです。
地平線の見える荒野に真
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

あれ、私は元気出そうと思ってコメディ映画を見たはずなのになぜ落ち込んでるんだろう……。
最後まで見たらダメージ大きすぎて元気になるどころか胃がキリキリ痛んで憂鬱になりました。
中盤までめちゃくちゃ笑え
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.8

きれいに伏線を回収して悪役達が死ぬ流れがすっごく爽快で面白かった!!
人が死ぬタイプのホームアローンみたい。

通常のホラー映画なら殺人鬼に殺されるウェイ系若者グループが悪役側に立つ逆転要素も斬新で好
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セル(2015年製作の映画)

3.2

Netflixで探索して気になったので見てみたら原作読んでいたことを思い出した。
序盤すっごく面白かったけど、中盤から失速してだるくなってしまったのが惜しいと思った。ラストこんなんだったけ…?小説読ん
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フィアー・インク(2016年製作の映画)

3.8

頼めばとびきり怖い体験を提供してくれる会社に電話発注してしまったホラー映画オタクとその友人達。

スクリーム、エルム街の悪夢、13日の金曜日、SAWなど有名ホラー映画をオマージュしたシーンが散らばって
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