朧気sumireさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

朧気sumire

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フェノミナ(1985年製作の映画)

4.3

私の大好きなホラーゲーム「クロックタワー」のオマージュ元と知って早速見ました。
昆虫と話せる美少女を演じるジェニファー・コネリーの初々しい美しさに見惚れる。ダークシティとレクイエムフォードリームとは雰
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ノット・アローン(2016年製作の映画)

3.9

ある日突然親友を自殺で亡くした女性が同じく死にたい気持ちを抱いた10代の少年少女達の話を聞いていくドキュメンタリー。
「自殺は最低でも周りの人間5人の心を壊す」と言うけれど、本当にそうなんだと身に沁み
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

元気の出る映画とネットで検索するとこれもほぼ必ず出るので見てみた。

ロックは反抗だとしていま自分はどんな感情を覚えているのか気づくよう子供たちに意識させてたり図らずしもちゃんと授業してる所がまた笑え
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Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)

4.1

1週間後に死ぬ予定の人間に近づいて生か死かを判定するのが仕事の死神。音楽好きで雨男な死神が見る物語。

世にも奇妙な物語に出てきそうな優しい話です。
良くも悪くもご都合主義的な展開といいCGの感じとい
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happy しあわせを探すあなたへ(2012年製作の映画)

4.8

私の尊敬している方がオススメしてくれたので視聴。
『人間の幸福』をテーマにしたドキュメンタリー映画。
共感できる人とできない人で分かれそうだが1度は見ておいて損はないと思う。

幸福という薄ぼんやりし
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砂の器(1974年製作の映画)

5.0

有名であろう終盤の演奏シーンのカタルシスもさることながら、古き良き昭和の景色を堪能できる道中記の色も強い。
昭和の夏がめっちゃ綺麗……。列車の感じすごく良い。郷愁を感じる。こんな場所に行きたい。
刑事
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シャッター 写ると最期(2018年製作の映画)

2.1

※辛口な感想です。
雪深い森のなかの別荘で若者一行が見つけた物は、生物の死ぬ瞬間を写し出すいわくつきのポラロイドカメラだった……。

「人の死を写すカメラ」なんて都市伝説的な題材なうえ、写真×ホラーの
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.9

一定の距離まで自分に近づいた生物を死に至らせる力を得てしまい罪悪感に苦しむ男リアムと、リアムの特殊能力を止められる謎の女。
派手なシーンがなくて静かな絵が続くけどかなり面白くて見入ってしまった。
この
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.8

救いと希望を感じるラストで安心したけどそこに行き着くまでが辛かった。
被虐待経験があってトラウマ処理しきれてない人が見るとかなりキツイ。
でもとても良かったです。

障害のある子を抱えてそれに負い目を
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

4.5

「私は14歳で殺された」という冒頭のモノローグで一気に心を掴んできた映画。
無惨にも殺された少女の視点で生者達の様子を見る。

いかにして犯人を追及していくのかと思いきやそれは本筋ではないと言わんばか
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ザ・ネスト(1987年製作の映画)

3.0

突然変異した原寸大サイズの人食いゴキ○リが群れをなして猛威を振るう。

終盤の○○○化はさすがにやりすぎだと思うけどダイナーのキッチンで繰り広げられるVSゴキ〇リシーンのはじけっぷりや、女性学者のマッ
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

4.0

死亡フラグ回避検定(第1級)の試験会場はコチラです。

他のパニック映画ならまず生還するタイプのキャラが率先して死ぬ。
とにかく誰が死んで誰が生き延びるのは最後まで分からない。
初見でキャラ全員の生死
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.3

まさに吐き気を催す邪悪。
みんなおかしいのにツッコミ役不在。
豚肉の炒め物を食べてるときに見たけどマジで吐きそうになった映画はこれが初めて。
心に強く残る映画として良作だけどもう二度と見たくない。
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ノロイ(2005年製作の映画)

4.0

モキュメンタリー映画。
これと似たホラー映画は他に無いと思ってます。古き良き日本の本格ホラーという感じ。
2ちゃんねるの怖い話と同じ読後感を味わえる。深夜に真っ暗な部屋でもホラーを見る私ですがコレだけ
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バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

3.6

トークショー付きの先行上映会で初鑑賞。
「ホラー場面では実写にしか出来ないカメラワークで静かにして、戦闘場面ではCGでしか出来ないカメラワークで一気に動かしてメリハリを付けるようにした」と監督が当時語
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

5.0

「自殺を決行する前に1つ映画を見るとしたら」というもしもの話を一緒にしていた友人がこの映画を挙げてきたので視聴。
これはしてやられた。
確かに自殺する前にこれを見たら今ここで死ぬわけにはいかないと考え
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

4.1

かの夢と魔法の国でゲリラ撮影したという全編モノクロのホラー映画。
極めて抽象的だから今でも意味分からないシーンが多いけど、ラストまで見ると切なくて好き。
現実逃避と自己正当化の話。

テーマパークが閉
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.6

TVドラマのゴンゾウと併せて内野聖陽にハマるキッカケになった映画。
飛び降り自殺を図る女性を説得するときのサブちゃん(内野聖陽)の台詞が大好きです。
自殺を止める為の言葉にしてはネガティブだけど、死に
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519号室(2008年製作の映画)

3.8

この映画超好み!!
傍観者効果の恐ろしさが伝わる呪われた家系ホラー。
アパートにちょっと立ち入った人間でも呪い殺す理不尽さなど随所でJホラーを彷彿とさせる。じわじわ来るタイプの恐怖だった。

主人公の
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.3

最初は生気の無い顔を俯かせていたジョニーの表情の変化や登場人物達の心情を読み取れる手の動きが本当に綺麗。

とにかく手の動きが美しかった!
呼吸しない子羊を助けようと子羊の体をさするゲオルゲの手。
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ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

4.1

給食のナゲットを食べた学校の子供たちがゾンビ化して先生を襲う。
危機的状況にも関わらずノリの軽い先生達がゾンビよりも怖かったw
そのおかげで文化祭の演劇を見ているようなコミカルな雰囲気に。
エンドロー
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ヒューマン・レース(2013年製作の映画)

3.9

S・キング作の死のロングウォークと邦画バトル・ロワイアルをかけて2で割ったようなデスゲームもの。
ザ・B級!だけど超好きな映画です!
エディの松葉杖さばきがかっこいい!

私が一番の見所と思ってるのが
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

※書き出しからラストのネタバレ。











引き離されたあとも二人を求めて放浪したマルコの最期が全てを物語っていて本当にもう……。
マイノリティへの差別はもちろんだけど、児童福祉の観点から
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黒蜥蜴(1968年製作の映画)

4.9

原作、江戸川乱歩・三島由紀夫。
主演、美輪明宏。
監督、深作欣二。
豪華すぎる制作陣。こう書いてみると豪華すぎて目を見張る。   
DVD化されておらず、唯一残るVHSはプレミアム価格が付いているこの
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

4.2

最っ高でした!
原作と比べると展開が速いですが全く問題なかった。どれをとっても丁寧の一言に尽きる。

今回も桜と士郎の生活を丁寧に映すものの随所に差し込まれる恐怖描写によって"日常の崩壊"を穏やかに表
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さまよう刃(2014年製作の映画)

4.7

原作小説→日本版→こちら韓国版の順に見ました。
原作のテーマと読後感をズバリ表現した秀逸なタイトル「さまよう刃」ですが、こちらも同じタイトルを飾るにふさわしい映画だった。
俳優の演技、脚本、演出どれを
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激突!(1971年製作の映画)

3.9

ホラーゲームの「deware」デモ版をプレイしたら見たくなったもの。
たまたま追い越したトレーラーの運転手が頭のおかしい殺人者(?)で、執拗に追われるハメになってしまう。
アクション映画と思っていたけ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

2.9

「美しいは気から」を地でいくパワフルサクセスストーリー。

本当に笑えた。
だけどその笑いの中に肥満体型、不器量な人を揶揄するジョークが多くて「結局痩せて綺麗にならないとこうやって笑われるんだな」とと
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.3

凄い。噂に聞いていた通りの傑作だった。凄まじい緊張感。
もう早く終わって私を安心させてくれ!!と願いながら観てた。
……と思ったら想像をかきたてるラストシーンで余計興奮しちゃいましたよどうしてくれるの
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.4

映画のオリジナルラストが大好き。
といっても原作のラストにほんのひとさじ加えただけなんだけど。そのひとさじが私の心を温かくしてくれる。
トムさん、お父さん、ツタヤ。主役の"僕"を取り巻く人達も魅力的で
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ヘッドハント(2012年製作の映画)

3.8

連続殺人鬼の濡れ衣を着せられたトーマス・レッドマン。その汚名を晴らすべく廃屋ビルをオフィスに改装したのちに社長となって、事件の真相を突き止めるよう社員たちに"仕事"を指示する。
(という名の拉致監禁拷
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.2

この物語は激しく私の好みだった。なんとも言えないカタルシスが鑑賞後も尾を引く。だがなんといってもカメラワークが一番印象に残りました。
女に向ける男の熱い目線のようなカメラワーク。それも恋人同士で交わす
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ぼくの大切なともだち(2006年製作の映画)

4.6

本当の友情というかなり曖昧な概念をテーマにしたコメディ映画。心なしか音楽も軽快ですね。
自分の損得でしか人と接しない中年男性のフランソワ。当然友達もいない。
そして共同経営者のカトリーヌにまんまと乗せ
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

3.9

原作ゲームで一番好きな桜ルートのアニメ映画化。
作画もBGMも素晴らしいけど、なによりキャラクターの掘り下げが丁寧で素晴らしい…!

ただ完全に既存ファン向け。今までアニメ化されたFateルート、UB
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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007年製作の映画)

3.9

私と同じくこの映画(と、原作)が好きな人に会ったんですが、その人が自嘲を込めつつ言った「これ、そんな充実した青春時代を送らなかった人ほど好きになる感じですよねー」が忘れられない。
言葉は乱暴なもののち
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

5.0

私の"生きる"スイッチ。
「(省略)〜悩んだらまず"生きる"モードに切り替えてからスタートだ!それからどう生きるかを探せばいい」
こち亀98巻の6話・狙え!!賞金首の巻で放たれる両津勘吉の名言。
この
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