ばんがどさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.6

アニメの歴史を変えた大傑作。セル画からデジタルへの変革期にいきなり登場しハリウッドアニメのデファクトスタンダードを一気にデジタル化どころか3DCGへ遷移させ、果てはディズニールネサンスを謳歌していたデ>>続きを読む

マルサの女(1987年製作の映画)

4.7

傑作。きっちり描くところとボカす所のメリハリがスーパー的確で情報を浴びる快感と想像する快感をテンポよく感じ脳みそがいい感じで回転してすっきり爽快な2時間。映画はこうでなくっちゃ!回想を入れまくったり果>>続きを読む

スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

3.1

マリオを観たらマリオを観返したくなった笑
公開当時はジュラシックパークとREXに押されてイマイチ盛り上がらなかった記憶。僕もレンタルビデオで観てこりゃダメだ!っとツッコミ入れてちゃんと観ずに返したよう
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.2

変わりたいだけの女と理論を証明したいだけの男。ぶつかりながらもミッションをクリアする中で情が入っちゃってさぁ大変。感情がこじれお互いの論理が破綻し子供っぽくなっていく様が丁寧に生々しく描かれる。
恋愛
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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

3.6

うーん。もっとイケたやろー!ってのが正直な感想。ゼンカイ脳とドンブラ中毒という言葉を生み出すほどの尖った両者の対決。混ぜるな危険!と煽っておいて全然混ざってねぇじゃねぇか!笑
ゼンカイパートは置いてき
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.1

今年も素晴らしかった。90年代黄金期のハリウッド大作を彷彿とさせるビッグスケールのサスペンスアクション。各キャラのターンが目眩く繰り広げられる様は七人の侍を観ているようなゴージャス感と安定感。毎年この>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

凄まじい編纂力。観客の期待を新しい切り口で完全に応え切る。原作ありの作品の99.9%がこの新しい切り口で失敗したり、逆に原作迎合でただのトレース映像化に成り下がったりする中、本作はそれをものの見事にや>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.6

自身の世代の責務を果たすために観賞。ハリウッドよ!どんなとんでも映画に仕立ててくれたんだ!?と意気込んだのだが…あれ!?普通に面白いぞ笑
スターウォーズやマトリックスなどの英雄伝3部作の第一作の建て付
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バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.4

前作とは打って変わって普通に未公開シーンを楽しめるTHE完全版。カッタッパとデーヴァセーナのキャラをさらに濃くするエピソードがいい感じ。やっぱりバーフバリとLIVE音響上映の相性は格別で、前作とセット>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.4

ついに完全版(インド公開版)をしかもライブ音響上映で!ってスーパー意気込んで観に行ったのですが…あまりにスムーズで少し拍子抜け。あるじゃないですか完全版あるあるな「おぉ!ここがカットされちゃってたんだ>>続きを読む

本能寺ホテル(2017年製作の映画)

1.5

レジェバタを観たら観たくなった。
やっぱり1mmも面白くなかった。

仮面ライダーJ(1994年製作の映画)

2.8

石ノ森御大が関わった最後の仮面ライダー。御大が何度かテーマアップしていた宇宙の神秘とガイア理論をついに取り入れたが…前2作に比べるとパンチが弱い印象。ゲキではなく結城凱バージョンで観てみたかったなとす>>続きを読む

仮面ライダーZO(1992年製作の映画)

3.4

いやぁ密度が濃いなぁ。
ターミネーター2とドラゴンボール人造人間編の合いの子のようなストーリー。ドラゴンボールと本作はどっちが先だったかな??ストーリー展開はもう少し上手くできなかったんかな?と思うが
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.7

20年かぁ…。
ちょっと背伸びして初めて劇場で観た本格ミュージカル映画。めっちゃ度肝を抜かれた記憶。その時の鮮烈な印象でDVDやBlu-rayでは作品に失礼かなと観返しておらず、数年前の午前十時の映画
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真・仮面ライダー 序章(1991年製作の映画)

3.7

ライダー生誕20周年企画の伝説的作品。ブラックとRXのスタッフによるご褒美本格リブート。TV局不参加、バンダイは玩具ではなくビデオ販売として参画したのでレイティングや玩具のPL法からも解放されたアダル>>続きを読む

フラッシュ・ゴードン 4K(1980年製作の映画)

2.8

やっと観れた!
ルーカスにリメイクさせなかったくせに代わりにルーカスがスターウォーズを撮ってヒットしたら負けじとリメイクとしちゃった伝説の珍品。
スーパー大掛かりなセットとチープだけど物量で攻めてくる
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仮面ライダー THE NEXT(2007年製作の映画)

3.4

今度はそっちかぁー!何度かガチでビビったわぁ笑
優男と女子高生コンビ、ウィスキー大好き野郎とワイン大好き野郎。井上大先生大爆発!マトリックスリローデッドバリにポンポン話は強引に展開してくし、ジャパニー
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仮面ライダー THE FIRST(2005年製作の映画)

3.4

仮面ライダー恒例のシリーズ大復活後のご褒美本格リメイク。(シンカメもW以降のおもちゃバカ売れのご褒美企画かな?)
今回は高視聴率と映画の大ヒットで平成ライダーのシリーズ化を決定付けたアギトの監督、脚本
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

そうきたか!
庵野さんのことだから、殺人狂時代みたいなノリでナディアのガーゴイルみたいなショッカーたちと対決する展開なのかなぁと思っていたら(キューティーハニーの前例もあるし)、予想以上に石ノ森コミカ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.6

地平線はどこにある?

大切にすべきは夢か家庭か。映画制作は趣味か仕事か。映し出すべきは真実か虚構か。
ものすごく丁寧に上手く描いているものの庵野節を借りるとなんかちょっとパンツ脱いでない感…。
から
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.4

リアルでビターなフェアリーテイル。
そこには普通のおとぎ話のような夢や教訓はあまり感じられず、グロテスクな世界観と残酷な描写ばかりが繰り広げられるが、その没入感は半端なく心地よく見入ってしまう不思議。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

どこが最先端のカオスなの??

賞レースを賑わせている一癖ある作品という噂と同時公開のスピルバーグ作品を差し置いてラージフォーマットを席巻しちゃってるということで、すごく楽しみにしてたんですけど…何が
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100発100中(1965年製作の映画)

3.8

チャンピオンゴジラの福田監督と鬼才岡本喜八による脚本のスーパーシナジー効果で織りなす痛快アクション。目眩く展開に心躍る。007とルパンを華麗にパクってる感じもするが福田監督と岡本監督の作品歴を観るとど>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.5

かなり久々の観賞だからなのか、劇場で観ることができたからなのか、かなり心に響いた。この映画かなりシビアなこと言ってるなぁって。
「分かったんです。書きたいだけじゃダメなんだってこと」「私、背伸びしてよ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

うーん。庵野秀明節を引用すると、全裸のようでパンツは脱いでないズルい映画。なんかはっきりしない。
雨に唄えばをタランティーノばりにブラッシュアップしニューシネマパラダイスのようなアカデミックな歴史も振
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.5

IMAXやドルシネの上映館数上映回数のあまりの少なさと平日限定という無茶苦茶な日程に憤りを隠せなかったが前向きに自己催眠をかけた。

これは映画愛を試されているのだ!

チケット争奪戦をなんとか制し、
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7月7日、晴れ(1996年製作の映画)

3.9

やっぱすげぇな。
デビュー作でこれか。初見の頃は踊る大捜査線のついでにVHSで観たからまぁこんなもんか。という感じだったが今見返すと盛り盛りやな。
ローマの休日とかノッティングヒルの恋人なストーリーを
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ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

4.2

やっと劇場で観れました!
僕の世代の神の一人大森一樹監督の最高傑作。
(ご自身の経験談とはいえ)伊丹十三監督よりも4年も早くニッチな業界モノ映画を成立されてるし、アメグラを意識しつつもアメグラのような
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

超ウルトラドSでドMな師匠とメガトン級にドMでドSな弟子とのじゃれ合ぃ…ではなく地球最大の決戦!怪獣映画でも観てるような大迫力。お二人とも口から火を吹いたりビルをなぎ倒したりしてないですかね?最高の大>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

期待を遥かに超えた傑作だった。
例え目の前の仕事内容に満足してなくても本気で取り組むことで自分を満足させること。相手を押し込まない程度にプライドを持って我を通すこと。スタンダードにもたれ過ぎず常に破壊
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.5

傑作。西部劇という枠を超えた超名作。
初見の際は、子供の頃夢中になったドラゴンボールもスターウォーズもインディジョーンズもみんなこの映画が下敷きなんじゃないかというくらいの完成度と手堅さにビビった。今
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.2

圧が強すぎるわ。事の本質をここまで研ぎ澄ませて描けるのか。
弱肉強食。主義も主張も関係ない真理。弱者はさらなる弱者を喰らい、強者はさらなる強者に食われる。ストーリーは行って帰ってくる英雄伝の型で展開さ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.5

別に全否定するつもりはないが…この作品って、日本史上最高の英雄 織田信長をテーマに据え、この30年で最高のスーパースターキムタクを主演に、時代劇とバトルアクションとビッグバジェットの実績充分な大友監督>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

ライバルのようなバディのような緊張感のある関係でストーリーが二転三転。心地良く転がされる。大満足の一大活劇。

ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.4

熱気ムンムンの名作。
まぁ捏造だらけなんだけどその全てが描きたいテーマをシンプル化し増幅することに繋がってる。その画面から溢れ出る主張に圧倒され続ける。見事な脚色と編纂力だ。こういう捏造なら観てても苦
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武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

3.9

宮崎駿、ウォンカーウァイに続き絶頂期のキムタクをキムタクにさせなかった山田洋次はやっぱ凄い。やっぱこのくらいのレベルの巨匠じゃないとこの頃のキムタクの破壊力はコントロールできなかったんだろうな。(キム>>続きを読む