ばんがどさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.0

仕事で自己実現し、子を育て上げ、社会に貢献する。この3つを成し遂げた者が偉人。全人類が目指すべき姿。オードリーは(夫婦関係に苦労するものの)圧倒的な偉人であることを改めて認識させられた。
ただこのドキ
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エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

名作。
旧約聖書が下敷きであることを知っておかないとディーン様のあまりに幼稚な横暴やそのブラザーの豹変ぶりに置いてかれちゃうが、そこさえ押さえておけばかなりの名作。
理性と本能。善悪二元論。人間の不完
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.7

Everything is changing now, isn't it?
シリーズのターニングポイント。チェンジオブペースは大成功している。日本人にはわからないけど大人への扉のダンスパーティ。青春モ
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機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー(2022年製作の映画)

4.2

どストレートにフルスイング。期待をさらに上回ってきてくれるってなかなかできない。それをバッチリ全力全開で決めてきてくれるのはホントに素晴らしい。わざわざチェーンマスターまで観にきた甲斐があった。それに>>続きを読む

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.1

若さ故の馬鹿騒ぎ映画の代名詞のようになっているが、他の青春映画に比べて非常に手厳しく残酷な現実を突きつけていて割と深良い映画。
だいたいこういう映画って主人公がいち早くあるべき姿に気づき翼の片鱗も待ち
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.5

痛快!これぞエンタメ!魅力的なキャラに巧みなストーリーテリングにカット割。起承転転転転転転転転結!コロコロコロコロ転がされ観終えた後なんとも清々しく前向きな気持ちになれる。これで2時間切ってます。
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いつも2人で(1967年製作の映画)

4.4

こんなに面白くテクニカルな映画があったんだ!
午前十時の映画祭ありがとう。オードリーで目の保養しようと思ったら頭フル回転で予想の斜め上の大満足で至福の時を過ごせました。ドーネン監督はミュージカルのイメ
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劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(2021年製作の映画)

2.5

主人公をアイドルグループにしたにも関わらず相変わらず全く機能してない。タイトルの割に伝統の三角関係もなく期待したマクロスはそこには無かった。

劇場短編マクロスF 時の迷宮(2021年製作の映画)

3.6

いい感じで時の流れを演出。蛇足感もなく上手い後日譚として仕上がってました。
マクロス爆音映画祭のせいでこの音響でないとマクロス観てる感覚になれない身体になってしまった…。

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

4.0

ガンアクションの歴史を変え、アジアNo.1エンタメ映画産業を日本から完全に奪い去ってしまった。二丁拳銃。スローモーション。踊る薬莢。弾倉装填。公開から40年経った今でも銃撃戦はこの映画がデファクトスタ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ライブ音響上映で観てよかった。
あのシーンの衝撃が増幅され凄まじく心に刺さった。絶対に解り合えない現実を突きつけられた気がした。だから母の告白や父の分かろうとする姿勢がより響いた。伝えようと歌う主人公
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殺人狂時代(1967年製作の映画)

3.8

これが伝説的カルト映画か!凄いわ。
モンキーパンチさんのルパンや石ノ森章太郎さんの仮面ライダーに先んじてこれほど完成度の高いコミックアクションが撮られていたことに感激。
当時の東宝史上最低興行収入記録
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.2

やっぱこっちかな。
PART1のリフレイン感を重点に再編集したことによりヴィトが登場しないにも関わらずヴィトとマイケルの対比が明確に描かれ、描かれ方は見事に三作三様ではあるがシリーズでテーマが統一され
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.1

2作連続のアカデミー賞という最強シリーズの三作目。だが三部作というわけではなく当時破産してたコッポラがパラマウントに押されて作ったとの噂もある曰く付きの作品。マイケルにトドメを刺し最終章にしたいコッポ>>続きを読む

ゴッドファーザー 1901-1959 特別完全版(1981年製作の映画)

4.0

せっかくの50周年の今年に午前十時の映画祭がシリーズ一挙4K上映してくれてるので封印を解くのは今しかない!と一念発起。
永らく鎮座し続けてるLDBOXの封を開放。この独特の香り。なんちゅう久々。LDプ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.2

前作で瞑目していく者と覚醒していく者として描かれた2人。素直に後者のその後のみを描く続編は数あれど、前作の前後をカットバックさせあくまで2人の対比を描き切った作品は唯一無二ではないか。
ファミリーを構
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

序盤の攻めてるようでテンポの悪いややモタ感で今年はもしかしてハズレ?と思ってたら、後半のこれでもかというくらいの怒涛の波状攻撃。第何波まであったんだ?というくらいの切り札コンボで攻め立てられもう大満足>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.8

相変わらず全く面白くない笑 安定のつまらなさ。
でもスターウォーズなどのようにシリーズ続行不能に陥るような大失態を起こさないのは上手いです。サスティナブルですね。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.8

実写映画どストライク世代なのでどんな作品に仕上がろうと受け入れられない自信があったが普通に受け入れられた。
それもそのはず無色無臭抗菌坑ウィルスレベルの超ウルトラクリーンな風味。清く正しく美しく。否定
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オレンジロード急行(1978年製作の映画)

3.6

やっと観れた!しかも35mm超高画質!僕たちの世代には特別な存在である大森一樹監督のデビュー作。ゴジラVSビオランテのパンフレットでそのタイトルを知ってからレンタルビデオにも置いてなくDVD化もされな>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.1

上手い!面白い!
乱やエピソードⅢなどの因果応報モノよりもかなりストレートな演出なんだけど、ネタフリと回収のタイミングが見事に編纂されてるので2時間半ずっと夢中でした。相変わらずのデルトロビジュアルも
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

俺たちのベイ様まだまだご健在ですね。車と街とヘリと女の子を撮らせたらやはりダントツの世界一です。
今回はドローン撮影の臨界点への挑戦がビンビンです。
ストーリーも「動く立て篭もり事件」という切り口がい
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奇巌城の冒険(1966年製作の映画)

3.6

昭和版キングダム!嘘です。でも大規模海外ロケと超大掛かりなセットにTVに押されつつもエンタメの王座を守ろうとする本気を感じます。
三船敏郎は言わずもがな東宝特撮お馴染みの面々の怪演が凄ぶるいい。死神博
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フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版(1994年製作の映画)

4.2

オープニングの優しいテーマでもう爆泣きです。理屈は要らないんです。人生はチョコレート箱。ダン中尉。エビ採り漁船。パワーワードの連発。4Kリマスターの最高画質が、ガンプの奇想天外の思い出と共に初鑑賞時の>>続きを読む

処刑遊戯(1979年製作の映画)

3.8

痛快ハードボイルド活劇。どストレートなエンタメ作です。ロングカットでFPS的な銃撃戦はホントに素晴らしいです。今回も松田優作がカッコ良すぎます。
こういう映画…最近ないよなぁ…

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.7

いい感じ。オリエント急行よりも編纂力がかなりよくなってる。ダラダラ長いだけの作品が溢れる中127分に収めたのは本当に偉いです。いちいちマウント取ってくる嫌なやつポアロ感もちゃんと出てました。
だけど4
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

うーん。
正義感で動くポアロ…かぁ。まぁ。そうか。うーん。おかげでラストが間延び…。
醍醐味の容疑者たちのキャラ付けシーンとかマウント取り調べとかを大幅にカットして…何を足したかと言ったら…むやみやた
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.9

豪華絢爛!本物です。いちいちエキストラが多いです。果てまでいます。開放感が半端ないです。
リブート作も最近の007もそうだけど、こういうスケール感とエキゾチックな雰囲気感じなくなっちゃったなぁ。
今回
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.2

面白い!ストーリーテリングが滑らかで見事に整理編纂されてる。まさに読み返すことなく推理小説をアテンドされている感覚で、お節介さもなくいい感じでリードしてくれる。
やっぱポアロのいちいちマウント取る嫌な
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

雨の中の主題歌とタップダンス。
このシーンの威力よ。映画史上最高のミュージカルシーン。(個人的な次点はa whole new world。)
もうそれだけでお腹いっぱいです。
しかも今回は生演奏のク
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

もったいない。
天国と地獄、砂の器、殺人の追憶、セブンのような良質な刑事モノ。ポアロや金田一のような良質な探偵もの。それぞれのDNAがしっかり受け継がれており、また、中盤からスッと主人公がストーリーの
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メイン・テーマ(1984年製作の映画)

3.5

森田監督の計算されたカオス全開。まだ若手なはずなのに、天下の角川映画だろうが国民的女優薬師丸ひろ子だろうがお構いなしです。やりたい放題です。
撮影楽しかっただろうなぁ。特機使いまくってたんだろうなぁ。
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カムイの剣(1985年製作の映画)

3.6

あずみやワンピースも顔負けの超大冒険活劇。本作も今見返すと劇場版としての編纂がメタメタだがその異次元のビッグスケールとパワフルなストーリーは純粋に楽しめる。翌年公開のラピュタの音楽が当初宇崎竜童に内定>>続きを読む

幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.4

記念すべき角川アニメ第一弾!銀河鉄道999でアニメとして史上初めて邦画年間No.1ヒットを勝ち取ったりんたろう監督をいきなりトップハンティングしてくる辺りが製作角川春樹らしい。
MARVELやDCにも
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.3

ベンハー、スパルタカスに並ぶ歴史超大作。本作を機に歴史大作ブームが巻き起こるが結局本作が時代の頂点だった。ポリコレにより二度と本作に並ぶ作品は生まれてこないだろう。グラディエーターと皇帝の対比と攻防戦>>続きを読む

探偵物語(1983年製作の映画)

4.5

薬師丸ひろ子ここに極まる!もう可愛さが異常値です。所作の全てがナチュラルに可愛いです。破天荒な角川映画の中でかなり整ったストーリーライン。赤川次郎が彼女のためだけに書き下ろしたという逸話も納得。僕の中>>続きを読む